やはりハードウェアに限る
『携帯電話は発がんリスクを上昇させない──デンマークの研究機関調査』
このテの問題はまだ錯綜している感があります。どっちがどっちか判りません。個人的には電磁波の出力が低ければ人体への影響はあまり無いとは考えています。電子レンジの例を出すまでもなく、身近に高出力な波源があるのは危険極まりないことは判り切っているものの、通信に使われる電磁波はそこまで大きくありません。もし危険ならばかれこれ100年ぐらいの歴史があるアマチュア無線で、アマチュア無線家の健康に何かしら問題が起きているハズですからね。
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『スマートフォンでキーボード入力の内容を傍受――米研究チームが実証』
よくもまぁいろんなことを考えるものです。これはスマートフォンに実装されているソフトウェアキーボードでの問題でしょう。やはりキーボードはハードウェアに限ります。
続・24時間表示の腕時計
以前購入したブローバ製の24時間表示な腕時計…実は本命ではなかった。様々な書籍やWebに出ている有名な24時間表示腕時計はエルジン製のものがあり、当時もそれが欲しくて八方手を尽して探したものの見当たらず、その過程で見付かったのがブローバ製のものだったのだ(寧ろブローバ製のほうが珍しいかもしれない)。偶々同程度のものが2個売られていて、それを2個とも買うという行動は「今後恐らくエルジン製のは見付からないだろうなぁ」という諦観の念から出た衝動と言って良い。『人気があるため、もし売りに出ても高いうえにすぐ売れてしまう』という記述があちこちにあったことも大きい。
しかし、理由は解らぬが、この件はなんとなく諦め切れなかった。ふだんは一昔前に流行った言葉でいう“妥協・打算・惰性=3D”を地で行くような生活をしているが、この件は心にずっと引っ掛かっていたのだ。それ故、ブローバ製のを購入後も折をみて探していたが、遂に見付けることができた。しかも立て続けに2個、売主が言うにはデッドストックものだ。うち1つは裏蓋にあずはずのミルスペックに関する打刻が一切なくハック機構(秒針規制機構)が無い「A-12」、もう1つには打刻が揃っていてハック機構がある「A-11」だ。下の画像でいうと、左の、秒針に赤い三角形が付いているものがA-12、右の、シンプルな剣先がA-11である。
これらは当時のアメリカ陸軍航空隊が採用していた「A-11規格」に沿って製造されているため、ケースの大きさとラグ幅はブローバ製のものと同じ32mm/16mmだ。ただし、24時間表示でダイアルが黒一色の場合は「A-12規格」となるらしい。“らしい”というのは、その辺りに関する記述が書籍やあらゆるWebの記事等で揺れているため断言できないからだ。なお、同じエルジン製の24時間表示でダイアルの右半分が白、左半分が黒に塗り分けられているものも非常に有名で、それは「A-17A規格」であると一般的には言われているが、これが本当だとすると私が持っているブローバ製の24時間表示のものと状態が異なる。ブローバ製には背面に明確にA-17Aの打刻があるものの、どちらも黒もしくは白の一色だからだ。製造メーカが異なっても同じものを納品させるためにミルスペック(規格)が規定され、その規格に沿って製造・納品させているのにエルジンとブローバで納品物が異なるということは有り得ないだろう。1940年頃の当時はこのぐらいの揺れを許容していたのかもしれないが、正確な経緯は物品調達を担当しているであろう補給廠にでも訊かねば解らない。
ブローバ製のキャリバが10BNCHで統一されているのとは対照的に、エルジン製のA-11/A-12はキャリバも様々で、Webを探索しても、少なくとも3種類ある。このこと自体は不思議ではない。A-12もしくはA-17Aで規定された誤差以内の計時性能であれば、キャリバの種類は問われないからだ。私が購入したものは、ハック機構なしがELGIN 532、ハック機構ありがELGIN 539である。いずれもブレゲヒゲを持つ18,000振動の16石で、耐衝撃機構は実装されていない。これらは1937〜1944年にしか製造されてないため、製造年は遅くとも1944年と断定できる。
デッドストックなので、私が新品の状態から使うファーストオーナとなり、その後の状態は私がコントロールできる。ケース・ダイアル・時針・分針・秒針は、デッドストック故、目立った傷が何も無く、約70年経っているとは到底思えない。ゼンマイも極めてタイトな感触で、そのまま使っても問題ないように思えるが、製造から70年弱も放置されていた精密機械を点検や注油もせずにいきなり使う勇気は無く、注油とオーバーホールを兼ねて、とりあえずA-12だけをレマニア中三針と同じ修理専門業者へ出し、常用しようとしている。
早いなぁ
『グーグル、「Android 4.0」を発表』
『サムスン電子とグーグル、Android 4.0搭載の「GALAXY Nexus」』
スマートフォン向けとしては2.3.x系から一気にバージョンが飛んで4.0となりました。3.0系は明確にスレート型端末であると言っていたので、ここら辺はGoogleのバージョン番号の命名規則がよく判りません。つまりはNFCを正式に取り込んだということなのでしょう。
ただ、これを載せた移動機でもサムチョンだと途端に食指が伸びません。サムチョンが実装すると、なんであんなにもっさりした動きになるのやら…あれは正直理解できません。
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『プライバシー保護のため、「www.google.com」でSSLがデフォルトに』
いよいよInternetは本格的に盗聴前提で使わねばならない時代になったようです。ただ、ファイアウォールを経由する接続では一般的にSSL接続数が限られることがあるので、企業で使うときには弊害が出るかもしれません…というか、ファイアウォールやプロキシサーバの設定でGoogleへのSSL接続を禁止される可能性が高いですね。面倒なことです。
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『米国土安全保障省、Anonymousのインフラ攻撃に警戒呼び掛け』
『Stuxnetに酷似のマルウェア「Duqu」が出現、産業インフラ狙いの攻撃再来か』
この記事が並列で掲載されている時点でかなり確信的ではあります。
問題はバッテリだ
今日はこれで埋め尽されているようですが、面白いのが、4G対応移動機を出すにあたってサムチョンから不治痛へのシフトチェンジが明確になってきていることですかね。まぁ不治痛はiモードをローンチする時も先陣を切って移動機を出してるので、いつものことなのですが。
『LTE対応の全部入りスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」』
ここまで詰め込むとバッテリの持ちが気になりますねぇ。公称よりも短かくなるのは火を見るより明らかです。
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WANとしての4Gはまだ設備も貧弱でパケット単価が下げられないので、WANでの常時接続は3GでやってねというDCMからのメッセージなのでしょう。今までは上限で10,000円を越えていたのが8,000円台に下がります。
関わることが、自殺行為
今日はiPhone 4Sが出たことがメインなんでしょうけど、裏でこんなことが。
『解約したiPhoneにiOS 5をインストールしようとすると使用不能に、復元も不可』
『ソフトバンクの登録システムに不具合、受付終了から一転再開へ』
『悪質業者の名、答えて…ソフトバンクを提訴へ』
もはやコントですね。笑う以前の問題ですが、いちおうツッコんでおきましょう。
最初のはなかなかエグいです。AppleやSBMがいう「SIMロック」とは、こういうもののようです。やっぱりスマートフォンはSIMロックフリーなものを手に入れて使うべきなのでしょう。しかもSBMはこの事実を公表する気が無いそうで…こんな事態になるとは、一般ユーザが知る由もありますまい。
真ん中はもはや恒例行事ですね。「過去からは何も学ばない」という一貫した企業姿勢には頭が下がります。これだけでも充分、関わってはいけない企業であることが判ります。
後者に至っては「法治国家への挑戦」としか思えません。警察には協力するけど裁判所には協力しないという企業運営方針が理解できません。まぁSBM自身が悪徳業者みたいなものですから、同類相憐れむというヤツなのでしょう。よくこんな企業が生き残っているものです。
ここまでの事実を知っても猶、SBMをはじめとするSBグループに関わるのは、もはや自殺行為でしょうね。非常に恐ろしいことです。
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『イー・モバイル、新端末「Sony Ericsson mini」発売』
変態周波数帯である1.7GHzなんてのにわざわざ合わせてくれるんですね、ソニエリは。恐らく日本でも手に入るグローバル対応のSIMロックフリー版よりも割高でしょう。E悪としてはどうしても欲しいブランドなのでしょう。ちなみにソニエリは
『Sony Ericsson、スマートフォンに完全シフト 2012年中に』
だそうなので、1.7GHz帯に合わせること自体はカネさえ積めばやってくれそうです。それにしてもフューチャーフォンは一切止めるというのは、随分と思い切ったものです。
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そう言えば買収してましたね。今後のAndroid移動機への対応状況が気になります。今にやらなくなりそうだなぁ。
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『米国判事もSamsungの特許侵害を認める Appleには特許の有効性立証を要求』
世界各国で締め出しが続いているサムチョンですが、本丸であろうダメリカでも認められてしまいました。いちおうAppleにも特許が有効であることを立証するよう要求していますが、今後の動向はニヤニヤしながら見守るしかありません。
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『PSNなどになりすましによる不正ログイン試行、9万3000アカウントを一時停止』
またか…SCEも可哀想に。それだけ恨みを買うようなことをしているのかもしれませんし、それだけクラックされやすい環境なのかもしれません。
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鈴木氏もすっかり白髪が板についてしまいましたね。大丈夫なんでしょうかねぇ?
羨ましいなぁ
『宇宙実験のアイデア、YouTubeで募集 ISSで実際に実験、賞品に無重力飛行も』
私が大学で宇宙工学を専攻していたときにこんな募集があったら飛び付くんですけどねぇ…って、今回は中学生や高校生が対象のようです。こういう意味では良い時代になったもんです。宇宙工学もやっと熟れてきたということもありますし、こうでもしないと低軌道とはいえ宇宙に浮かぶ実験室を維持できない時代になったとも言えます。
ちなみに、商品にある“刺激的な無重力飛行を体験できる米国への旅行”ってのは、恐らく、今ではNASAが持っている、通称“嘔吐彗星”と呼ばれる飛行機への搭乗でしょう。飛行経路を放物線状にして急降下するときに短時間の無重力を経験できますが、慣れないと吐き気を催します。いずれにしろ羨ましいことに変わりはありません。
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先日は名古屋圏で立ち上がった大ゾーン基地局が、関東甲信越にも導入されたようです。こういう意味でのDCMの底力は凄いです。KDDIやSBMも見習って欲しいですが、KDDIはともかくSBMに期待するのは無理でしょうね。
苦悩が透けて見える
『「iPhone 4S」予約受付開始、auとソフトバンクが価格を発表』
まぁこれを読む限り、KDDIもSBMもAppleから少なくとも数十万台、ヘタすると百万台オーダは買わされてるんだな…ということぐらいでしょうか。売るのに必死です。
料金体系も似たり寄ったりですが、決定的に違うのが通信回線のスピードです。SBMはHSDPA(理論値最大下り速度14.4Mbps)ですがKDDIはCDMA2000 1x EV-DO Rev.A(理論値最大下り速度3.1Mbps)です。太いけど繋がらないか、細いけど繋がるかを選択させることになるのでしょう。Flashを使ったWebサイトが閲覧できないことを考えると、細くても良いじゃないかとは個人的には思いますが、どうなんでしょうね?
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『KDDI、ライブドアの公衆無線LAN事業を無償で譲受』
『au、Android向けに音声をパケット網で届ける災害用サービス』
世間的にはiPhoneで盛り上がってるらしいですが、KDDIからは注目すべき記事もリリースされています。
前者はビックリしました。LDも本業とは無関係なサービスを切り離したかったのでしょう。まさか無償とは…以前も指摘しましたが、この無線LAN網は置局がメチャクチャなので、KDDIがやり直すことにはなるのでしょうけど、それを勘案しても、新規に設備を打つよりは低コストだと踏んだのでしょう。
後者はDCMも同じようなサービスを考えているようですが、KDDIが一歩先にリリースするようです。実際に使われることが無いようにあって欲しいものです。
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『iPhone 4Sの登場で不遇な扱いを受けるWindows Phone 7端末』
これはなかなか面白い指摘ですね。確かにそうかもしれません。今のところ日本国内ではWP7移動機はこれしか無いですけど、売れたという話は聞きませんし。KDDIがAndroidは勿論iPhoneも扱うことになってしまった以上、M$がどう挽回するのか見物ではありますね…って、これは日本に限らず世界的にそうなんでしょうけど。
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『米長永世棋聖、コンピュータと対局へ 「電王戦」来年1月に』
これも地味ですが面白いです。去年10月には女流王将である清水市代が負かされたので、いよいよ本気になったのか、ただの話題作りなのか…ちょっと楽しみではあります。米長が既に“最盛期の時より極端に棋力が落ちている” と伏線を張っているところに弱気も見え隠れするようです。
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『ブログから命令を受け取るAndroidマルウェアが見つかる』
ホント、この業界の人は良く考えますね。まぁ中国製のアプリを入れることは無いですが(Android Marketでも中国語で説明されているので、何が目的のアプリなのか、少なくとも日本人には理解できないため)。
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『ベリサインがサーバ証明書のシールを刷新へ、「Norton」ロゴを採用』
そうか…そうなっちゃうのね。
売らんで欲しい
『iPhone 4S、10月14日よりソフトバンクとauから発売』
『「iPhone 4S」をKDDIが販売 正式発表』
前者の記事が一斉に出た当初は、SBMは勿論、KDDIもダンマリだったのですが、後者の記事が出たことで、KDDIでも売ることが確定したようですね…あーあ。KDDI網がSBM並に品質劣化したらどうにもならんなぁ。どの程度売れるのか判りませんが、当初は静観するしか無いですね。ただAppleとしては
『Apple、「iOS 5」と「iCloud」を10月12日に提供開始』
にも注目して欲しいハズです。特にiCloudは。年額700〜8,500円払って有料にする価値があるかどうかも現時点では判りません。これも静観するしか無いでしょう。
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『Samsung、各国でiPhone 4S販売禁止申し立て検討』
…ま、欧州やオセアニアでGalaxy Tabの販売を差し止められている以上、誇り高き(笑)民族たる南朝鮮のほぼ国策企業たるサムチョンはこうするでしょうね。更に笑えるのが、元記事にある
“サムスン電子は韓国では新型iPhoneに対する販売禁止を求める仮処分申請は行わない方針だ。国内での法廷闘争はイメージを損ねかねないとの判断からだ”
という一文でしょうか。とてもInternetの利用が世界一進んだ国とは思えぬ判断です。どーぜバレるだろうに。あと
『Apple、オーストラリアでのSamsungとの和解を拒否』
という記事も。サムチョンは行けるところまで行くつもりなんでしょうけど、どこまで行けるかなぁ?
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『Linuxのソースコード管理サイト「kernel.org」が復旧』
良かった…と言いたいところですが、管理が強化されたという話が出てないのが気になりますね。
え、マジ?
『これが“Apple税”か──iPhone販売参入のSprint、200億ドルで3050万台買い取りへ』
これ、ホントなんですかね? 200億ドルってざっくり計算でも1.5兆円ですよ…桁を間違えて翻訳してるようにも思えますが。日本で言えばみかか西の年間売上高(利益ではなく売上)に匹敵する巨額です。しかも
“iPhone1台に付き500ドルの販売奨励金を支払うことになっており、同社がiPhoneから利益を回収できるのは2014年以降になる見通し”
って、どんだけ足が長い販売計画なんでしょう。キャリアの事業を考えると、この巨額が設備投資に回され、それ対するリターンならまだ理解できますが、たかが移動機にそれだけ払う価値があるのか…俄かには信じられません。
噂になっているKDDIも、もし噂が本当で、Appleとの間で同じような契約を結ばされるのであれば、止めたほうが良いと思いますけどねぇ。ただでさえスマートフォンでトラフィックは爆発しているんですから、真っ当な設備投資に回すカネが無くなる可能性も否定できなくなります。SBMの惨状を見ると、KDDIを使っている私のようなユーザからすれば、最も扱って欲しくない商材にしか見えません。
過去の実績を考えろ
『900MHz帯割当でイー・アクセスが公開討論会、要望書も提出』
まぁ弱者の論理としてはこんなもんじゃないでしょうか。公開討論という名のE悪賛美会も気持ち悪いです。いずれにしろ総務省は“過去の実績”と“現在の財務基盤”しか見ないですから、SBMとE悪は落選でしょうけどね。少なくともSBMは問題外です。
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『NEC、光海底ケーブルシステム「APCN2」の増設プロジェクトが完成』
最近の海底ケーブルは光なので、敷設されてしまえば網のアップグレードが比較的簡単です。あのAPCN2も容量が4倍になったようですね。
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Android移動機はベンダ毎に実装が異なるので、こういうことも有り得ます。今回はHTC製がターゲットのようです。
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『Amazonの「Kindle Fire」、推定製造原価は209.63ドル――iSuppliが試算』
あちこちに出てましたが、1台売る毎に10ドルの損だそうです…まぁコンシューマゲーム機と同じビジネスモデルを採用してると思えば、この逆ザヤは屁でもないでしょう。はやく日本でも売ってくれないかなぁ。