Archive for September, 2009

NetWalkerでYouTubeを再生すると

Posted at Wed, 30 Sep 2009 20:16:08 +0900 (JST)

本日、SHARPの事前の予告どおり、Flash Liteが公開された。早速インストールしてようつべを再生させたところ…やはりというか何というか、1画面だけでもCPU使用率が常時90%を越える状態となり、音声は再生されるものの、映像は数コマ毎にコマ落ちが発生するようだ。

鳥居みゆきなのは偶々です

鳥居みゆきなのは偶々です

最初に目に付いたのが鳥居みゆきだったんです

結論から言えば、動画閲覧に限れば「とりあえず再生できる」というレベルですね。CPUを100%に貼り付かせなかったところがSHARPによる調整だったのかもしれませんが、このままユーザインタフェースがFlashバリバリのサイトにアクセスすれば、Firefoxそのものが固まることは容易に想像できます。

いずれにしても、NetWalkerでのFlashサイト閲覧が「地雷」になる可能性は秘めているように思うものの、しばらくはこのまま使ってみたいと思います。

目指す場所は同じ

Posted at Wed, 30 Sep 2009 07:47:54 +0900 (JST)

『ケイ・オプティコム、関西一円で公衆無線LANサービスを開始へ
約3万カ所に無線LANアクセスポイントを設置』

このFTTH競争にあっても、ある意味、独自路線を突っ走っているのがK-Optiですが、今回もやってくれました。自分でゼロから関西一円にAPを建てたようですね。
NetWalkerを持っている今の私ならば、この価格なら契約しても良いかなぁと思います。ぜひ関東でもどこかのキャリアがやって欲しいものです…って、そんな根性があるキャリアは無いか。せいぜい公衆無線LANでは業界最安値で有名なヨドバシカメラの「Wireless Gate」を契約するしかないようです(月額380円)。

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『ドコモとソフトバンク、不正流通の携帯を利用制限』

端末ID(サブスクライバIDとも呼ばれる)を登録する必要がないW-CDMAという網の性質上、両キャリアの対策も同じになるのは当たり前と言えば当たり前ですが、それ以前に「ショップの鍵をちゃんと掛けろ」とか「バイトの面談をちゃんとやれ」とかのほうが効果があるとは思いますけどね。
逆に言えば、やっと日本でも「中古移動機市場」が形成されつつあるということなのかもしれません。特に日本のはやたら高機能で本来は高いですからね。

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『2台持ちの2台目ケータイ、ソフトバンクモバイル端末がトップに』

なかなか興味深い、そして意外な結果です。
ひょっとするとiPhoneを指しているのかも…? と読み進めると、どうやらそうではなく、ふつうの移動機のよう。それにしてもなぜSBMなんだろう??
繋がらないケータイを2台目として持ってても、カネをドブに棄てるようなものだと思うんですが。
かく言う私も2台目(というか予備回線)としてWILLCOMを持っていますが、昨今の報道を見てる
と、そろそろ解約しようかなぁと考えています。使用頻度もめっきり減ってますし。

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『App Storeからのダウンロード件数が20億を突破』

ほほぉ、そりゃAppleはiPhoneのブランドイメージを意地でも死守したいワケだ。そしてGoogleはAndroldで同じように儲けたいと考えるのも必然でしょう。
翻ってGoogle VoIPの件はどうなったんだろうなぁ。続報を聞かなくなりました。

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最後はネタ

『夏野剛氏らの「超ガラパゴス研究会」、通信業界に5つの提言』

もはやどこから何を突っ込めば良いのか解らないぐらいに隙だらけです。
こんなことは当の国内移動機ベンダはとっくに理解していますし、そこから藻掻き苦しんだ結果が、最近のNEC+CASIO+HITACHIの合弁なんですが。それに、「口先だけの夏野」にこんなこと言われたくもないでしょうしね。
いやはや、朝から爆笑させていただきました。

2年縛りじゃないと資金繰りが…ねぇ

Posted at Tue, 29 Sep 2009 07:47:38 +0900 (JST)

『ドコモ、上り5.7Mbps対応のExpress Card型「L-07A」』

なんでPCI Express型にしちゃうかなぁ…これは非常に残念。確かに昨今のネットブックと呼ばれる市場のモノにはPCI Expressしか無いものもありますけど、まだ時代の趨勢はUSBなんじゃないかと思うんですよねぇ。それともDCMはこれを、E悪と同じような抱き合せ販売で売るために作ったんでしょうか?

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『ドコモ、インド「TATA DOCOMO」とGSMローミング』

もう1丁、DCMのニュース。
なぜか最近はインドにご執心のDCMは、激安自動車でも有名なタタグループにあるキャリアを買収してまでGSMによるローミングを始めました。でもまだインド全域じゃないんですね。それだけ安いキャリアを買ったということなんでしょう。

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『ソフトバンク、新スーパーボーナスの12回払いを30日で終了』

ほほぉ、24回払いか一括かの二者択一になったわけだ。24回ということは、事実上の2年縛り…そこまでしないと資金繰りが良くならないんでしょうなぁ。SBMがいつADRを申請するのか、今はそれが楽しみで仕方ありません。
まぁもしADRを申請したところで、買い手は事実上1社しか居ないんですけどね。その1社が今はインドにご執心じゃぁ、買ってはくれないかもしれませんな。

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『「Baidu モバイル」日本で提供開始、絵文字の検索にも対応』

少なくとも私の身の回りで、積極的に検索サイトとして百度を使っている人は見たことがありません。デフォルトの検索エンジンとして登録している人も知りません。
そんなんでも商売になるということは、中国からのアクセスが相当多いということなんでしょうなぁ。「絵文字での検索」なんてのはあくまで日本向けのポーズで、実態は中国国内ユーザに向けた検索エンジンプロキシなんじゃないかというのは、私の百度に対する今も変わらぬ印象です。

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『サイボウズとマイクロソフトが協業−SharePointベースのグループウェアを開発』

これはなかなか興味深い協業なんじゃないでしょうか。あのサイボウズとSharePointがくっつく(かもしれない)という事実だけでも充分なインパクトがあるのかもしれませんし、それだけ国内の中小企業にはサイボウズが浸透しているという証拠なのかもしれません…あ、私はサイボウズすら買えないようなところに勤めているので、サイボウズに似た無料のグループウェアである「GroupSession」を使っています。ワークフローとかのややこしい機能が要らない場合は、これで充分ですけどね。

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『米Twitterが大規模資金調達を発表』

これがダメリカ人の理解できないところの1つで、なぜ利益を上げるためのビジネスモデルが確立されてないんだけど注目度だけは高いサービスに、この不況の最中に投資できるのか…そりゃサブプライムローンなんて組む訳だ。

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『米AT&T、「iPhone」向けMMSサービスを提供』

新iPhoneリリースから遅れること3ヶ月、ようやくダメリカ本国でMMSが使えるようになったようです。AT&T Mobileの網はそんなに複雑なんですかね?
移動網は確かに面倒な箇所もありますが、固定電話網よりは遥かにスッキリと整理し易い網なんですけど。

NetWalkerでセキュアWebDAVサーバをマウントするには

Posted at Mon, 28 Sep 2009 22:20:45 +0900 (JST)

これはどうやら有名なUbuntuのバグらしく、接続したい「サービスの種類」メニューにある「セキュアなWebDAV(https)」を選択→設定では認証が通らず接続を拒否されるものらしい。

これを回避するには、サーバ種別メニューから「その他」を選択し、場所(URI)に『davs://セキュアWebDAVのURI/共有ディレクトリ/』と入力・設定することで、認証も通り、問題なく利用可能となった。

これにも青歯問題と同じく3日ほど悩んでしまった…なんちゅうバグだ。

なお、これまで公開した一連のNetWalkerに関するtipsは、私が別ドメインで運用しているWikiに1ページを割いてまとめることにしたので、そちらをご覧いただければ閲覧性は良いと思います(なお、申し訳ありませんが、私にしか編集権限はありません)。

だからと言って、ここでtipsの公開を止めるということはしません。ここで公開したものとチマチマまとめたものが件のWikiと思って下さい。

誰が使うんだろう?

Posted at Mon, 28 Sep 2009 09:33:42 +0900 (JST)

『「Google Book Search」訴訟、和解案の最終審理延期が決定』

そりゃそうでしょうね。これだけ方々から反対意見が出るようじゃ、強行したところで何のメリットもありませんしね。

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『「.日本」のレジストリ選定へ、業界団体らによる協議会が発足』

なんとも胡散臭い連中が集まったものです。そもそも誰が使うんだろう?
少なくとも私は使わないと思います。

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『グリーがDeNAを提訴へ、釣りゲームで著作権侵害と主張』

仲間内での諍いにしか見えない…。

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『「違法DLユーザーのネット切断」法案、仏議会で承認』

遂に成立してしまったようです。
EUの他国にどう影響するかも含め、今後の成り行きが見物です。

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『違法・有害情報の通報、2009年上半期は6万2462件』

多いのか少ないのかで言えば「多い」んでしょうけど、使い物になる情報かどの程度混っているのかのほうが問題でしょうね。この統計だけでは何とも判断しようがありません。検挙に至ったのが52件と言われてもなぁ。

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最後はネタ

『「桃鉄」のキャラに酷似、風俗店を著作権法違反容疑で家宅捜索』

ゲームキャラでの摘発は、確かに珍しい。

NetWalkerをフィールドテストしてみる(その2)

Posted at Sun, 27 Sep 2009 13:41:16 +0900 (JST)

前回のフィールドテストは屋外で行い、「概ね1時間であれば通信しっ放しでもバッテリの持ちに問題は無い」との結論を得、『通信しっ放しの状態でバッテリを使い切るのが何時間なのか検証したい』と結んだ。

そこで今回は、今回は屋内(拙宅内)ではあるものの、無線LANを接続しっ放しにしてバッテリにて運用し続けたとき、使い切る時間までの時間は実際どの程度なのかを検証した。

【条件】
(1) NetWalkerを満充電後に電源を入れ、拙宅に設置・通常運用している無線LAN基地局 NEC製「Aterm WR7850S」へ接続しっ放しとする
(2) 暗号化方式は“WPA-PSK(AES)”、鍵交換間隔は30分とする
(3) ふだんならば常用している別ホスト(Debian Lennyファンレス機)で行うブラウズやE-mail送受信を全てNetWalkerで行う。即ち、1度もサスペンド状態にせず、液晶もブラックアウトさないようにし、電源は常時ON状態とする
(4) 念のため、stratum 1なntpサーバ(ntp.nict.jp)との時刻同期と、Firefoxには15分毎にreloadする「Google News」「My nifty」を表示させたタブを1枚ずつ開き、定期的にntpおよびhttpパケットが飛ぶようにする

【結果】
開始5時間27分後に「プッ」という、ビープ音らしき音を発して強制的に電源が切れた。その際、通常の電源OFF処理が走ったため、NetWalker上のデータに欠損は見られなかった。

NetWalkerのバッテリインディケータは「高」「中」「低」「極小」の4段階があり、

  • – 開始1時間後に「高」から「中」に遷移(即ち「高」は1時間ほど継続する)
  • – 開始4時間後に「中」から「低」に遷移(即ち「中」は3時間ほど継続する)
  • – 開始5時間後に「低」から「極小」に遷移(即ち「低」は1時間ほど継続する)
  • – 開始5時間27分後に強制電源断(即ち「極小」は約30分ほど継続する)
  • という経過を辿った。

    —–

    【所感】
    前回の【所感】でも述べたように、通信が継続する状態ではNetWalkerのバッテリ消費スピードはかなり速く、「もし公衆無線LANで接続して使い続けるのであれば、凡そ半分程度(5時間)が稼動限界時間ではなかろうか」との推測も正しかったようです。

    ただ、実際の使用方法として、ぶっ続けで5時間使い続けることは稀(首都圏在住であれば、新幹線で東京〜博多を移動するときぐらいなものか)であろうことから、SHARPが意図した『パソコンでやりたかったこと、ケータイの手軽さで実現。』(JR品川駅でのTouch & Tryイベントで頂戴したチラシおよびパンフレットの文言)というのは、概ね実現できそうです。どこの会社の移動機(PHSを含む)でも、ここまで長時間連続で通話/通信できるものは無いので、バッテリの面では寧ろ頑張っていると言えると思います。私にとっては初代W-ZERO3以来、久々に「外出するときは身に付けて歩きたいガシェット」の登場となりました。どこかに気軽に放り込める小さなバッグ、あったかなぁ…家の中を野捜ししなければ。

    また、公式サポートサイトによると、『30日(水曜日)からFlash Liteのパッケージがリリースされる』との情報もあり、今後に若干の期待が持てます。なぜ「若干の」という副詞が付くのかと言うと、今回の実験でも判ったことですが、「Google News」や「My nifty」といった、JavaScriptバリバリのページをreloadする際にCPUが100%に貼り付く様子が観察されたからです(GNOMEのパネルにシステム・モニタを追加で置いたので観察できた)。恐らくJavaScript以上にCPUリソースを食うであろうFlashを動かしたとき、NetWalkerの挙動がどうなるのか、期待と同時に不安があることが否定できないからです。Ubuntuの元になっているDebianでも、Flashの妙に重いサイトを開いてしまうと、ブラウザこと落ちてしまう事象を日常的に何度も経験していることからも、そういう思いを起こさせてしまいます。恐らくそんなことはSHARPの技術陣は百も承知でしょうし、ここはSHARPの技術陣の頑張りに期待するしかありませんね。

    いずれにしても、バッテリインディケータが「極小」となっても、慌てず騒がず蓋を閉じてサスペンドすれば問題無いことを確認できたことが、今回のフィールドテストの結果で得た貴重な知見です。

    NetWalkerをフィールドテストしてみる(その1)

    Posted at Fri, 25 Sep 2009 17:07:35 +0900 (JST)

    この木・金曜日も有休として9連休にしたものの、私以外の親友たちは既婚だったりステディが居たりで私のお遊びには付き合ってくれないため、実家に帰る序でにNetWalkerのフィールドテストを行うことにしました(この帰省にはちゃんと理由があり、当初は面倒で断っていたものの、あまりに暇なので止むを得ず。その証拠に?実父はずっとゴルフに出掛けており殆ど居なかった)。

    行きはあまりの眠さに爆睡してしまったため、フィールドテストは帰りの電車で、つい先ほど行いました。

    E233系グリーン車の小さいテーブルの上に置いてみる

    E233系グリーン車の小さいテーブルの上に置いてみる


    またしても激しくピンボケしとる。WX340Kにて撮影

    【日時】
    2009年09月25日 14時10分頃から15時00分頃まで

    【区間】
    JR東海道本線→蛇窪支線→山手線 小田原→新宿(湘南新宿ライン 特別快速 高崎行き、列車番号3640E)5両目2階グリーン席

    【条件】
    NetWalkerおよびSH002を満充電にして、
    (1) 上記区間中ずっとパケット接続できるか
    (2) (1)が可能の時間帯に、Webブラウズ/E-mail(IMAP)送受信が適宜行えるか
    (3) (1)(2)の条件で、双方のバッテリがどの程度減るか
    を、それぞれ検証する。

    【結果】
    (1) さすがはau、上記区間全てで「3.1Mbpsのパケット接続」が可能だった。しかし、パケット接続が切断されたことが3回、SH002が勝手に再起動した(結果、パケット接続も切断された)ことが2回、それぞれ発生した。これらの事象が「網の問題」か「移動機の問題」か「NetWalkerとの相性の問題」かは明確に切り分けられなかった。パケット接続断は網の問題だと思われるが、移動機(SH002)の再起動は不明。もう少し追試が必要と思われるが、これらの問題は戸塚駅を越えたあたりからピタリと止まった。

    (2) Webブラウズはまったく問題がなくサクサク行えた。今後リリースされるFlash Liteを導入してもこの状態が維持されれば非常に嬉しい。しかしIMAPでのE-mail送受信は、小田原→戸塚間の、特に高速で突っ走る区間では、IMAPの同期に手間取ることが原因で送信が行えなかった。これはIMAPで管理しているE-mailの通数が異常に多い(受信箱および送信箱ともに9,000通以上)ことが原因かもしれない。なお、使用しているMUAは、以前からここで触れているようにEmacs + Wanderlustであり、付属のThunderbirdではないことは留意すべき点である(Thunderbirdなら問題が発生しなかった可能性は残る)。

    (3) NetWalkerの表示は「バッテリ容量:中」、SH002は「80%」であった。SH002は案外減らないなぁという印象はあるが、NetWalkerは通信し続けるとバッテリが減るペースが速いようだ。これは当然であろう。結果からは現時点では『1時間程度の継続した運用では支障は無い』と言える。

    —–

    【所感】
    予想していたとはいえ、公称バッテリ継続時間である「10時間」は、無通信かつ液晶の輝度を落としての数字でしょうな。もし公衆無線LANで接続して使い続けるのであれば、凡そ半分程度(5時間)が稼動限界時間ではなかろうか。これは拙宅内でも行える実験なので、後日改めて検証するつもりです。
    また、バッテリがヒンジに位置しているため、NetWalkerを両手に持っての長時間運用は無理。今回わざわざグリーン車を確保した理由はそれで、部屋内で両手に持った感じでは、重心が若干液晶側に倒れているため親指が攣りそうになってしまう。さりとて画面が小さいため膝上に置くと画面の文字が読み取り難い場合があります(私の視力があまり良くないということもあるが)。そのため小さくても構わないのでテーブルが欲しかったのだが、その判断は正しかったようで、揺れる電車内でもNetWalker(と移動機)が置けるテーブルがあれば何の問題も無かったですね。

    いずれにしても、これからしばらくは出社時にも持参する予定なので、親指が鍛えられればこの所感は変わる可能性があります。

    WILLCOMの今後の成り行きは、非常に気になる

    Posted at Fri, 25 Sep 2009 08:13:32 +0900 (JST)

    『ウィルコム、債務の私的整理に向けて事業再生ADRへ』

    この件が整理された形で記事になったのは、ここら辺あたりからでしょうか。
    “ウィルコムの債務は、2009年3月末の時点で約1300億円。その内訳は、社債が約350億円、金融機関への債務が約935億円”
    というのは、WILLCOMの事業規模からすれば、結構な額になります。これでもSBMとは違い、毎年100億円ずつぐらいは有利子負債を減らし続けていたんですけどね。実質破綻ですから、これからどうなるのかは注視する必要はあります。特に私は今でも2回線を維持してますし。
    これを受けて

    『ウィルコムの格付け、R&Iが「CCC」に引き下げ 債務不履行懸念』

    なんて記事も出ていますね。

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    『事業再生ADR申請と並行して:ウィルコム、10月1日から山手線内の一部地域でXGPサービスを開始』

    2回線維持している理由の1つに、このXGPがどの程度なのか試してみたいというものがあるのですが、
    “サービスエリアは山手線の南半分と、池袋や上野を含む中央線より北側の一部。サービスはNECインフロンティア製のPCカード型データ通信カード「GX001N」のみで利用でき、一次応募では400台限定で提供予定だ”
    にはガッカリさせられました。やはり相当に資金繰りが悪化していたのでしょう。しかも公開されている地図を見ると、ギリギリで私が住んでいる地域が外れています。これじゃぁ様子見するしか無いですね。せめてUSB型の移動機が出ないとなぁ。NetWalkerでも使えやしません。

    —–

    『「2年後の通常国会に“日本版FCC”法案を提出」—総務副大臣・政務官が就任会見』

    新任の原口大臣に続き、その周辺の副大臣や政務官も“日本版FCC”の導入はさも決定事項かのような発言が相次いでいます。これに対して総務省がどう思っているのか、もしくはどう反抗するのか、ちょっと注目しなければならないようです。

    —–

    『総務省調査、ブロードバンドサービス契約数の5割がFTTHに』

    なんだかんだ言って、国内では想像以上のスピードでFTTH化が進んでいるようです。まぁあれだけみかか東西が必死こいてアピールすれば、そうもなるってなもんでしょう。
    ちなみに今居る実家はADSLですが、両親曰く「これで充分」だそうです。そりゃそうだよなぁ。やることはYahoo!将棋と、ゴルフと野球の結果確認ぐらいなものらしいので。

    —–

    『「Googleブックの和解案、承認するべきでない」司法省が裁判所に助言』
    『Googleと出版社、ブック検索の和解案を修正へ』

    はてさて、この周辺も急にGoogleの旗色が悪くなってきました。
    しかしダメリカでは司法省が裁判所の判決に口出しするんですね。日本だと法務省が地裁判決に口出しするようなものだと思うんですが、これがダメリカでは日常茶飯事なのかどうかは分かりません。それを受けてか、ダメリカ国内でも公然と判決を批判するグループが出て来ており、Googleが態度を軟化するかもしれない可能性も出て来ました。
    いずれにしても、当初の和解案は破棄さるんでしょうな。

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    『Appleは「審査中」と回答したが:「AppleはGoogle Voiceを却下した」――GoogleがFCCへの回答を公開』

    さてさて、これも面白くなって来ましたね。概ね想像どおりの内容ですし、Appleがどう反論するのかが見物です。しかし却下理由がショボいですね。
    “Google VoiceがiPhoneの自動ダイヤル機能と重複する”
    からだそうですが、こんなことでユーザは混乱しないでしょうし、自社とキャリアとのタリフに影響するからとしか受け取られませんから。

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    『PSPが1万6800円に値下げ。PS3で「FF XIII」同梱パックが発売』
    『任天堂、10月1日から「Wii」を2万円に値下げ』

    今、大して盛り上がってないようですが、幕張メッセで「東京ゲームショウ」が開かれており、そこでリリースされたのがこの2つ。主に値下げだけですね。
    それほどコンシューマ向けのゲームが売れてないということなんでしょう。

    『「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」出荷本数400万本突破』

    は、あくまでモンスターコンテンツだからこその数字だということで、それ以外にブレイクスルーが見付からないのが今のゲーム業界なんでしょうな。

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    『「Windows 7」パッケージ版は9月25日予約開始、10月22日9時発売
    割安な「記念優待パッケージ」「ファミリーパック」も発売』

    『Word特許侵害訴訟、Microsoftへの損害賠償額に判事が疑問』

    M$関連2題。
    前者はVistaをなんとかして駆逐しようと躍起になっている様子が目に浮かびます。
    そこまで悪い子なのか? との疑問もありますが、まぁ製品戦略上仕方無いんでしょう。
    後者は結局gdgdになりそうな悪寒しかしませんなぁ。

    —–

    最後は莫迦な記事

    『IPアドレスは「場所」か「物」か』

    何を言っとるんだ。IPアドレスは位置情報を示す手段の1つに過ぎません。電話番号と同じ。ルーティングやスイッチングの目標に過ぎません。そういう意味では「場所」でも「物」でもありません。
    ネットワークエンジニアなら常識の内容なのですが、この記事の存在意義がイマイチ理解できません。

    NetWalkerの無線LANはデリケート

    Posted at Wed, 23 Sep 2009 15:35:50 +0900 (JST)

    私がNetWalkerをInternetに繋げる手段として、今までは無線LANの親局として、Nintendo DSi向け(というかドラクエ9向け)に臨時に立てる、出張時に持参する小型無線LANコンバータを、使うときだけ電源を入れ、それ以外では切る運用をしていた。これはNintendo DSi(というかドラクエ9)をお使いの方はご存知だと思うが、ドラクエ9では無線LANの暗号化方式としてWEPしかサポートされていないことに依る。Nintendo DSiはそれ以外の強力な暗号化方式に対応しているのだから、その設定を使えるようにすべきなのだが、数として圧倒的に多いNintendo DSのことを考慮してか、残念ながらソフトの作りとしてそうなっていないので、あくまで臨時の措置である。またWEP方式は、5秒ほどパケットを捕捉・解析すれば暗号化キーが判明してしまうことも知られており、間違っても自宅の無線LANの親局に設定すべき暗号化方式ではないことも知られている。

    従って、長時間Internetに接続しなければならない時は、WEP方式の無線LANの親局の設置は危険なため、以前も打ったが、大昔に購入したため今ではLinuxカーネルにマージされているが故に挿せばドライバ不要で使えるUSB-EthernetコンバータをUSBポートに挿しての有線LANでの接続・運用となるのだが、いかんせんこのコンバータは10Mbpsしか出ないため、現代の無線LANよりも通信速度で大幅に劣るという欠点があった。

    よって、前回「ひととおりNetWalkerの環境が整った」と言ったが、唯一残っていたのが、自宅の無線LAN親局との接続である。いちいちUSB-Ethernetコンバータを挿すのも面倒だし、まさか自宅に居ながらにしてSH002を接続して毎月莫迦高いパケット料金を払うのも妙な話だ。そして両者とも、何より通信速度が遅い。

    そこで自宅の無線LANの親局の設定を改めて確認することにした。実はこの作業は拙宅の環境では非常に億劫な作業で、離れた部屋の液晶テレビやBlu-rayレコーダも無線LANコンバータ(以降は子機と略す)を介してInternetに接続するようにしているため、親局の設定を換えるということは、子機の設定も見直す必要があるかもしれないことを意味するからだ。

    ざっと見直したが、やはり妙な設定は無い。強いて言えば、暗号化方式が現代では通常使われる最強の方式である「WPA-PSK(AES)方式」で、SSIDもステルス化している。しかもこの方式は少なくともNetWalkerのGUI上でも対応していることになっている。しかし、この設定をNetWalkerにしても、何度も何度もPSKキーの入力を求められてしまい、無線LANとしてレイヤ2が確立できない。WEP方式では使えるということは、NetWalkerの無線LANインタフェースが壊れているワケではないと切り分けられると思われる。

    …となると、やはり親局かと思い、再度設定を見直すと、「IEEE 802.11aが有効になっている」ことぐらいしか思い浮かばない。この親局はa/b/g対応なので問題無いし、そもそも使う周波数帯はaとb/gでは倍以上違う。しかしNetWalkerはb/gのみの対応だ。

    『試しに親局のIEEE 802.11aを無効化して、b/gのみにしてみるか』

    現時点で拙宅内にIEEE 802.11aを使う機器は無いし、この設定を換えるだけであれば子機の設定を変更する必要もない。

    親局にログインし、IEEE 802.11aのみを無効化し、親局の再起動が終了した途端、NetWalkerの無線LANで親局とのリンクが確立し、DHCPでIPアドレスが払い出され、レイヤ2/3の接続が完了した。

    …青歯で苦労した2日間を思い出したのは言うまでもない。

    『え、何? NetWalkerの無線LANインタフェースって、そんなにデリケートなの?』

    再度打つが、IEEE 802.11aとb/gでは周波数帯は倍以上違う。前者は5GHz帯、後者は2.4GHz帯だ。本来ならこのようなことはあってはならないと思うのだが、目の前の現実としてこの結果を見せつけられた以上、そういうものだと思うしかない。

    もしNetWalkerで「どうしても無線LANが繋がらない」と嘆いている諸兄・諸姉が居らっしゃるようなら、周辺にIEEE 802.11aの基地局があるかどうかを確認してみては如何だろうか。逆に言えば、周辺にIEEE 802.11aの基地局があれば、NetWalkerの無線LANによる通信が阻害される恐れがあるため、屋外の公衆無線LANでは繋がらないか、繋がっても不安定となる可能性が高いことが、改めて判明した次第である。

    「NetWalkerの無線LANはデリケート」

    覚えておいて損ではないことは、間違い無さそうだ。

    NetWalkerは*NIX使いには厳しいキーアサインだ

    Posted at Wed, 23 Sep 2009 09:05:44 +0900 (JST)

    Emacs + Wanderlustの組み合わせからGmail系(Google appsやau one mail)を使ってE-mailを送信するときはstunnel4を経由させる必要があるのだが、どうやらUbuntu 9.04のバグで、stunnel4をサービスとして起動するようセットしても起動してくれず、OS起動後に手で /etc/init.d/stunnel4 をキックしてやる必要があるらしい。昨日はこれだけで4時間ほど嵌ってしまった。

    このバグについては回避策も示されているものの、これがなぜかNetWalkerには効かず、何度再起動してもサービスとしては起動するものの実態としてはstunnel4が機能せず、手でサービスを上げ直すと症状が治まる…誰かホントの解決策を教えてはくれないだろうか?

    ちなみに私は先述の回避策は機能しない以上は止めている。/etc/crontab に余計なもの?を記述するのは現時点ではあまりに危険だと判断したこともあるし、まぁそう滅多にこの環境からGmail系を使ってE-mailを送信することはないので、いざとなったらstunnel4を手で上げれば良いんじゃないの?ということもある。いちおうtcshにaliasでも切っておくかな(私はbashよりtcshが好きなので、デフォルトのshellをtcshにしてしまっている)。

    —–

    さて、なんだかんだ言いつつも、昨日でNetWalkerへの環境整備対応は終わり、自信を持って外に持ち出せる体制になった。これで大概のことは家と同じように行える。自宅鯖にもNetWalkerからssh2でログインできるので、不測の事態が発生した際もリモートメンテは可能だ(但しOSとしてDebianを使っているため極めて安定しており、ここ5年ぐらい不測の事態が発生したことは無いのだが)。

    しかし、だ。それにしてもあの変態キーボードはもう少し何とかならなかったのだろうか。明らかに*NIXを意識した配置ではない。

    *NIX使いは、[Ctrl]は[A]の左に、[Shift]は[Z]の左に、[Tab]は[Q]の左に、それぞれ配置してもらわないと困ることが多い。更に個人的には[Esc]は[1]の左にあって欲しい。つまりはHHKと同じ配置だ。

    どーせ日本語入力はskkなので[全角/半角]キーなぞ不要だし、ましてや[無変換][変換][カタカナ/ひらがな/ローマ字]の各キーも不要だ。その分はスペースキーを長くしてくれ!

    …えー、ちょっと熱くなってしまったが、この主張は*NIX使いの皆様には賛同いただけるものと確信している。さすがに[A]の左に何もない(つまり[A]が左端にある)キーアサインに慣れるには、相当な苦労があったということを言いたかっただけだ。特に私のような、1日中をEmacs上で暮らしているオールドタイプ?な人間にとって、これは苦痛にも似た作業であった。

    ま、リリース直後によく確認もせずヨドバシのWebショップで予約してまで買ってしまった人間に言えた義理では無いのだろうが、キーアサインだけは、もうちょっと考慮して欲しかったと思う。これが工人舎の「PM」が頭から離れない原因でもあるのだ(「PM」はこれに近いキーアサインである)。

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    そうそう「PM」と言えば、あれは韓国製の『mBook M1』を強化・カスタマイズしたものであることはガシェット好きには有名だが、その『M1』の後継に当たる『mBook M2』が公開されたようだ。

    『M2』では『M1』と比べて、メモリが512MBから倍増され1GBに、CPUがAtom 1.2GHzもしくは1.6GHzにスペックアップしているらしい。USBもAタイプが搭載されているようにも見える。発売は今年11月か12月だそうなので、恐らく工人舎の中の人も「PM」の後継として、これを使ってくれるに違いない…いや、そう信じている。

    これでやっと、ここ数週間の「PM」からの呪縛から逃れられそうであるが、もし『mBook M2』を日本向けにローカライズしたものが出たら、いともあっさり買ってしまいそうな自分が居ることも、ここに白状しておこう。

    もし万が一、工人舎がクリスマス商戦にこれをぶつけて来たら………ああっ。