WILLCOMの今後の成り行きは、非常に気になる

Posted at Fri, 25 Sep 2009 08:13:32 +0900 (JST)

『ウィルコム、債務の私的整理に向けて事業再生ADRへ』

この件が整理された形で記事になったのは、ここら辺あたりからでしょうか。
“ウィルコムの債務は、2009年3月末の時点で約1300億円。その内訳は、社債が約350億円、金融機関への債務が約935億円”
というのは、WILLCOMの事業規模からすれば、結構な額になります。これでもSBMとは違い、毎年100億円ずつぐらいは有利子負債を減らし続けていたんですけどね。実質破綻ですから、これからどうなるのかは注視する必要はあります。特に私は今でも2回線を維持してますし。
これを受けて

『ウィルコムの格付け、R&Iが「CCC」に引き下げ 債務不履行懸念』

なんて記事も出ていますね。

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『事業再生ADR申請と並行して:ウィルコム、10月1日から山手線内の一部地域でXGPサービスを開始』

2回線維持している理由の1つに、このXGPがどの程度なのか試してみたいというものがあるのですが、
“サービスエリアは山手線の南半分と、池袋や上野を含む中央線より北側の一部。サービスはNECインフロンティア製のPCカード型データ通信カード「GX001N」のみで利用でき、一次応募では400台限定で提供予定だ”
にはガッカリさせられました。やはり相当に資金繰りが悪化していたのでしょう。しかも公開されている地図を見ると、ギリギリで私が住んでいる地域が外れています。これじゃぁ様子見するしか無いですね。せめてUSB型の移動機が出ないとなぁ。NetWalkerでも使えやしません。

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『「2年後の通常国会に“日本版FCC”法案を提出」—総務副大臣・政務官が就任会見』

新任の原口大臣に続き、その周辺の副大臣や政務官も“日本版FCC”の導入はさも決定事項かのような発言が相次いでいます。これに対して総務省がどう思っているのか、もしくはどう反抗するのか、ちょっと注目しなければならないようです。

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『総務省調査、ブロードバンドサービス契約数の5割がFTTHに』

なんだかんだ言って、国内では想像以上のスピードでFTTH化が進んでいるようです。まぁあれだけみかか東西が必死こいてアピールすれば、そうもなるってなもんでしょう。
ちなみに今居る実家はADSLですが、両親曰く「これで充分」だそうです。そりゃそうだよなぁ。やることはYahoo!将棋と、ゴルフと野球の結果確認ぐらいなものらしいので。

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『「Googleブックの和解案、承認するべきでない」司法省が裁判所に助言』
『Googleと出版社、ブック検索の和解案を修正へ』

はてさて、この周辺も急にGoogleの旗色が悪くなってきました。
しかしダメリカでは司法省が裁判所の判決に口出しするんですね。日本だと法務省が地裁判決に口出しするようなものだと思うんですが、これがダメリカでは日常茶飯事なのかどうかは分かりません。それを受けてか、ダメリカ国内でも公然と判決を批判するグループが出て来ており、Googleが態度を軟化するかもしれない可能性も出て来ました。
いずれにしても、当初の和解案は破棄さるんでしょうな。

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『Appleは「審査中」と回答したが:「AppleはGoogle Voiceを却下した」――GoogleがFCCへの回答を公開』

さてさて、これも面白くなって来ましたね。概ね想像どおりの内容ですし、Appleがどう反論するのかが見物です。しかし却下理由がショボいですね。
“Google VoiceがiPhoneの自動ダイヤル機能と重複する”
からだそうですが、こんなことでユーザは混乱しないでしょうし、自社とキャリアとのタリフに影響するからとしか受け取られませんから。

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『PSPが1万6800円に値下げ。PS3で「FF XIII」同梱パックが発売』
『任天堂、10月1日から「Wii」を2万円に値下げ』

今、大して盛り上がってないようですが、幕張メッセで「東京ゲームショウ」が開かれており、そこでリリースされたのがこの2つ。主に値下げだけですね。
それほどコンシューマ向けのゲームが売れてないということなんでしょう。

『「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」出荷本数400万本突破』

は、あくまでモンスターコンテンツだからこその数字だということで、それ以外にブレイクスルーが見付からないのが今のゲーム業界なんでしょうな。

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『「Windows 7」パッケージ版は9月25日予約開始、10月22日9時発売
割安な「記念優待パッケージ」「ファミリーパック」も発売』

『Word特許侵害訴訟、Microsoftへの損害賠償額に判事が疑問』

M$関連2題。
前者はVistaをなんとかして駆逐しようと躍起になっている様子が目に浮かびます。
そこまで悪い子なのか? との疑問もありますが、まぁ製品戦略上仕方無いんでしょう。
後者は結局gdgdになりそうな悪寒しかしませんなぁ。

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最後は莫迦な記事

『IPアドレスは「場所」か「物」か』

何を言っとるんだ。IPアドレスは位置情報を示す手段の1つに過ぎません。電話番号と同じ。ルーティングやスイッチングの目標に過ぎません。そういう意味では「場所」でも「物」でもありません。
ネットワークエンジニアなら常識の内容なのですが、この記事の存在意義がイマイチ理解できません。