NetWalkerをフィールドテストしてみる(その1)

Posted at Fri, 25 Sep 2009 17:07:35 +0900 (JST)

この木・金曜日も有休として9連休にしたものの、私以外の親友たちは既婚だったりステディが居たりで私のお遊びには付き合ってくれないため、実家に帰る序でにNetWalkerのフィールドテストを行うことにしました(この帰省にはちゃんと理由があり、当初は面倒で断っていたものの、あまりに暇なので止むを得ず。その証拠に?実父はずっとゴルフに出掛けており殆ど居なかった)。

行きはあまりの眠さに爆睡してしまったため、フィールドテストは帰りの電車で、つい先ほど行いました。

E233系グリーン車の小さいテーブルの上に置いてみる

E233系グリーン車の小さいテーブルの上に置いてみる


またしても激しくピンボケしとる。WX340Kにて撮影

【日時】
2009年09月25日 14時10分頃から15時00分頃まで

【区間】
JR東海道本線→蛇窪支線→山手線 小田原→新宿(湘南新宿ライン 特別快速 高崎行き、列車番号3640E)5両目2階グリーン席

【条件】
NetWalkerおよびSH002を満充電にして、
(1) 上記区間中ずっとパケット接続できるか
(2) (1)が可能の時間帯に、Webブラウズ/E-mail(IMAP)送受信が適宜行えるか
(3) (1)(2)の条件で、双方のバッテリがどの程度減るか
を、それぞれ検証する。

【結果】
(1) さすがはau、上記区間全てで「3.1Mbpsのパケット接続」が可能だった。しかし、パケット接続が切断されたことが3回、SH002が勝手に再起動した(結果、パケット接続も切断された)ことが2回、それぞれ発生した。これらの事象が「網の問題」か「移動機の問題」か「NetWalkerとの相性の問題」かは明確に切り分けられなかった。パケット接続断は網の問題だと思われるが、移動機(SH002)の再起動は不明。もう少し追試が必要と思われるが、これらの問題は戸塚駅を越えたあたりからピタリと止まった。

(2) Webブラウズはまったく問題がなくサクサク行えた。今後リリースされるFlash Liteを導入してもこの状態が維持されれば非常に嬉しい。しかしIMAPでのE-mail送受信は、小田原→戸塚間の、特に高速で突っ走る区間では、IMAPの同期に手間取ることが原因で送信が行えなかった。これはIMAPで管理しているE-mailの通数が異常に多い(受信箱および送信箱ともに9,000通以上)ことが原因かもしれない。なお、使用しているMUAは、以前からここで触れているようにEmacs + Wanderlustであり、付属のThunderbirdではないことは留意すべき点である(Thunderbirdなら問題が発生しなかった可能性は残る)。

(3) NetWalkerの表示は「バッテリ容量:中」、SH002は「80%」であった。SH002は案外減らないなぁという印象はあるが、NetWalkerは通信し続けるとバッテリが減るペースが速いようだ。これは当然であろう。結果からは現時点では『1時間程度の継続した運用では支障は無い』と言える。

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【所感】
予想していたとはいえ、公称バッテリ継続時間である「10時間」は、無通信かつ液晶の輝度を落としての数字でしょうな。もし公衆無線LANで接続して使い続けるのであれば、凡そ半分程度(5時間)が稼動限界時間ではなかろうか。これは拙宅内でも行える実験なので、後日改めて検証するつもりです。
また、バッテリがヒンジに位置しているため、NetWalkerを両手に持っての長時間運用は無理。今回わざわざグリーン車を確保した理由はそれで、部屋内で両手に持った感じでは、重心が若干液晶側に倒れているため親指が攣りそうになってしまう。さりとて画面が小さいため膝上に置くと画面の文字が読み取り難い場合があります(私の視力があまり良くないということもあるが)。そのため小さくても構わないのでテーブルが欲しかったのだが、その判断は正しかったようで、揺れる電車内でもNetWalker(と移動機)が置けるテーブルがあれば何の問題も無かったですね。

いずれにしても、これからしばらくは出社時にも持参する予定なので、親指が鍛えられればこの所感は変わる可能性があります。