NetWalkerは*NIX使いには厳しいキーアサインだ

Posted at Wed, 23 Sep 2009 09:05:44 +0900 (JST)

Emacs + Wanderlustの組み合わせからGmail系(Google appsやau one mail)を使ってE-mailを送信するときはstunnel4を経由させる必要があるのだが、どうやらUbuntu 9.04のバグで、stunnel4をサービスとして起動するようセットしても起動してくれず、OS起動後に手で /etc/init.d/stunnel4 をキックしてやる必要があるらしい。昨日はこれだけで4時間ほど嵌ってしまった。

このバグについては回避策も示されているものの、これがなぜかNetWalkerには効かず、何度再起動してもサービスとしては起動するものの実態としてはstunnel4が機能せず、手でサービスを上げ直すと症状が治まる…誰かホントの解決策を教えてはくれないだろうか?

ちなみに私は先述の回避策は機能しない以上は止めている。/etc/crontab に余計なもの?を記述するのは現時点ではあまりに危険だと判断したこともあるし、まぁそう滅多にこの環境からGmail系を使ってE-mailを送信することはないので、いざとなったらstunnel4を手で上げれば良いんじゃないの?ということもある。いちおうtcshにaliasでも切っておくかな(私はbashよりtcshが好きなので、デフォルトのshellをtcshにしてしまっている)。

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さて、なんだかんだ言いつつも、昨日でNetWalkerへの環境整備対応は終わり、自信を持って外に持ち出せる体制になった。これで大概のことは家と同じように行える。自宅鯖にもNetWalkerからssh2でログインできるので、不測の事態が発生した際もリモートメンテは可能だ(但しOSとしてDebianを使っているため極めて安定しており、ここ5年ぐらい不測の事態が発生したことは無いのだが)。

しかし、だ。それにしてもあの変態キーボードはもう少し何とかならなかったのだろうか。明らかに*NIXを意識した配置ではない。

*NIX使いは、[Ctrl]は[A]の左に、[Shift]は[Z]の左に、[Tab]は[Q]の左に、それぞれ配置してもらわないと困ることが多い。更に個人的には[Esc]は[1]の左にあって欲しい。つまりはHHKと同じ配置だ。

どーせ日本語入力はskkなので[全角/半角]キーなぞ不要だし、ましてや[無変換][変換][カタカナ/ひらがな/ローマ字]の各キーも不要だ。その分はスペースキーを長くしてくれ!

…えー、ちょっと熱くなってしまったが、この主張は*NIX使いの皆様には賛同いただけるものと確信している。さすがに[A]の左に何もない(つまり[A]が左端にある)キーアサインに慣れるには、相当な苦労があったということを言いたかっただけだ。特に私のような、1日中をEmacs上で暮らしているオールドタイプ?な人間にとって、これは苦痛にも似た作業であった。

ま、リリース直後によく確認もせずヨドバシのWebショップで予約してまで買ってしまった人間に言えた義理では無いのだろうが、キーアサインだけは、もうちょっと考慮して欲しかったと思う。これが工人舎の「PM」が頭から離れない原因でもあるのだ(「PM」はこれに近いキーアサインである)。

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そうそう「PM」と言えば、あれは韓国製の『mBook M1』を強化・カスタマイズしたものであることはガシェット好きには有名だが、その『M1』の後継に当たる『mBook M2』が公開されたようだ。

『M2』では『M1』と比べて、メモリが512MBから倍増され1GBに、CPUがAtom 1.2GHzもしくは1.6GHzにスペックアップしているらしい。USBもAタイプが搭載されているようにも見える。発売は今年11月か12月だそうなので、恐らく工人舎の中の人も「PM」の後継として、これを使ってくれるに違いない…いや、そう信じている。

これでやっと、ここ数週間の「PM」からの呪縛から逃れられそうであるが、もし『mBook M2』を日本向けにローカライズしたものが出たら、いともあっさり買ってしまいそうな自分が居ることも、ここに白状しておこう。

もし万が一、工人舎がクリスマス商戦にこれをぶつけて来たら………ああっ。