Archive for January, 2010

嫌な時代だ

Posted at Sun, 31 Jan 2010 09:26:16 +0900 (JST)

『犬や猫にも050番号を、NTT Comが「ワンにゃんバー」提案』

動物に電話番号を振ってどうするんだ…と思ったら、迷子になったときの連絡用タグに050番号を書いて、いざとなったらそこに連絡させれば良いという主旨のようです。国内の050番号ユーザは漸減傾向ですから、こうして需要を喚起したいんでしょうけど、このサービス自体がOCNでしか使えないですから、効果は限定的でしょうねぇ。

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『「着うた参入妨害」の審決取消訴訟、レコード会社の請求棄却』

ユーザから見れば「至極当然」と言えるかもしれません。無いわきゃないと。

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『KDDIとあいおい損保、携帯ユーザー向け保険サービス提供へ』
『KDDIが損保参入へ 「必要な時にその場で」auユーザーに販売』

もはや何でもアリになってきました。
「そこまでの必要性は有るのか?」
という、ある意味で当然の疑問を吹き飛ばすかのような記事です。何でもかんでもケータイでのみ済ます、私より下の世代に向けてるんでしょう。
あと、注目すべきは、後者の記事にある本筋とは関係ない以下の記述でしょうか。
“KDDIは携帯ユーザー向けの「じぶん銀行」を三菱東京UFJ銀行と折半出資で設立し、昨年末時点で85万3000口座が開設されている”
…結構な数字だなぁと思うのは私だけでしょうか。これでもauユーザの1%にも行ってないんですから、そりゃ躍起になって勧誘するわなぁという感じもします。

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『Motorola、Google Phone発売の計画を明らかに』

巷では2万台“しか”売れてないと揶揄されているNexus Oneの次世代らしきGoogleブランドのAndroidスマートフォンを、今度はMotorolaが供給するようです。とりあえずどんなものになりそうなのかは注意しておきたいと思います。

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『「大事なものが欠けている」――Adobe幹部、iPadのFlash非対応を批判』
『FlashもUSBもないiPad――Apple製品じゃなかったら売れない』
『ドコモ山田社長「iPad、前向きに取り組みたい」』

依然として記事になる本数が多いiPadですが、各方面から様々な反応が出始めています。
最初のはある意味で当然とも言えるかもしれませんが、iPhoneでの現状を考えるとそういう対応になるよなぁとも言えます。ユーザはどっちが嬉しんだろう?
真ん中はそれを含めた考察ですが、結論は“Appleだから”という尤もな話のみです。信者とは嬉しい存在ですな。
後者はちょっとビックリ。まだ諦めてなかったのかと。これで現場はまた混乱するでしょう。

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最後はオマケ2本

『「匿名ネットサーフィン」うたうStartpageプロキシサービスが公開』
『24時間で消滅するWebページ作れる「Qwe」』

こんなものがないとInternetが安心して使えないとは…そんな時代なんですね、今は。嫌な時代です。

うーん…

Posted at Thu, 28 Jan 2010 20:50:09 +0900 (JST)

『Oracle、Sunの買収完了を発表』
『MySQLを手に入れたOracle――IBMとMicrosoftに与える影響は?』

あーあ、ロシアと中国の判断を待たずに買収を完了させてしまったようです。これでMySQLはOracleのものか…困ったことになりました。
今回の買収ではMySQL以外にもSPARCやらSun OSやらも手に入れたので、Oracleは単なるDB企業からソリューション売りができる会社に変貌することになりますが、そのシナジーが現れるのはいつ頃なんでしょうかねぇ?
ちなみに後者の記事に依れば、IBMへの影響は“軽微”だが、M$には“アリ”だそうです。まぁ解らんでもないですね。

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『Apple、タブレット「iPad」を発表 499ドルから』

世間的にはこちらのほうが大ニュースの扱いのようですが、一瞥したところ、私はそんなに心惹かれるものは感じませんでした。
現行iPhoneとほぼ同じ厚さに9.7インチを押し込んだ影響で重さが700gじゃぁ、間違っても片手には持てますまい。しかもバッテリが10時間しか持たないんじゃAmazonのKindleに対抗するのはちょっと難しいような気がします。まぁマカー信者が買うので、ある一定量は売れるとは思いますけど。
これに付随した記事が今日は山ほど出てます。

『iPad発表会、ネット揺るがす Twitter遅延やネット速度低下も』
『Apple、“第3のカテゴリーのデバイス”iPadでKindleに対抗へ』
『「iPad」の商標はどうなる? 富士通も米で出願』

前者はまぁそんなもんかなと思いますが、後者はiPhoneのときと同じことを繰り返しているように見えます。確認して無かったのか、敢えて使ったのか分かりませんが、まだしばらくネタとして扱われるかもしれません。

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『UMTS 3GとGSMの音声暗号、それぞれ解読・公開される』

以前から旧来の暗号形式(A5/1暗号化)は破られていたのですが、今回は現行方式が、PCレベルの実装で充分だそうなので、なかなかの脅威と捉えられているようです…ま、無線区間なんぞ、いつでも傍受できるものだと思っている私からすれば「ほほぉ、もうそんな時期が来たか」で終わるのですが、世間的にはそうじゃないでしょうからねぇ。

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『Googleまねた中国のサイト、“本家”に「撤退しないで」と呼び掛け』

あはは、いかにも中国らしいやり方でGoogleを応援するユーザが居るもんです。製作者は女子大生だそうで、それなりの教育を受けているのに…そこが中国クオリティというものなのでしょう。
なぜ敢えて模倣サイトを作るのかが笑えますが、これも当局に潰されるのかもしれませんな。

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『「宅配から“個配”へ」 ヤマト運輸、受取人が日時と方法を指定できる新サービス』

これには感心しました。独り暮らしが長いとこんなことに気を遣う必要すら無いので、久々に“そうか”と膝を打ちました。
尤も、クロネコさんは飛脚やペリカンと違って優秀なので、配達回数が多いと自然に再配達される時間帯を決め打ちしてくれるようになりますから、独り暮らしにはあまり意味が無いのかもしれません。

何度目?

Posted at Wed, 27 Jan 2010 20:27:15 +0900 (JST)

『ウィルコムが会社更生法活用で最終調整との報道』
『ウィルコム「更正法活用で再建へ」報道にコメント』

もはやこれで何度目だという感じがしますが、これはつまり、WILLCOMで内紛でも起きてるんでしょうかね?
ADRが上手く行ってないと取ることもできますが、損のカネを引き出したいというWILLCOM内の一部勢力が積極的にリークしている可能性を考えてしまいます…尤も、所詮は日経ですから、いつもの飛ばし記事なのかもしれませんけど。
いずれにしろ、もしWILLCOMに損の手が入ったということが事実になったら、その日に私はWILLCOMを解約します。

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『楽天が中国進出 百度と合弁で』

ほほぉ、ダニ天が51%の出資ですか。そんなことできるんですかね?
当局への根回し(という名の接待攻勢やら賄賂やら)は済んでいるということなのかもしれません…ま、頑張って下さいまし(←棒読み)。

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『伊政府の「ネット企業にコンテンツ監視義務付け」法案に反対の声』

イタリアらしくないなぁと思ったのは、私だけでしょうか?
こういうところが良い意味で緩いのがイタリアだよなぁと思ってたのですが、まさか真っ向から反対するような法案が承認されようとしているとは。
もっとも、当事者たるISPや市民団体は大反対のようですし、それ以前にEU指令に違反している可能性もあるとか。本当に承認・施行されるかどうか、現時点ではまだ未定といった感じのようです。

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最後はオマケ

『「新卒採用はTwitterでのみ受け付けます」』

来るところまで来たな…という感じがします。
私は何度か転職してますが、こんな会社に転職したいとは思わないなぁ。
“「参加者のレベルが高く、いい人が採用できそう」と思った”
って、何を以てそう判断したのか、このシャチョーさんの意見をぜひ聞きたいものです。

SBMではなくDCMが対抗とな

Posted at Tue, 26 Jan 2010 20:17:13 +0900 (JST)

『ドコモも学割キャンペーン、月額390円の「タイプシンプル学割」』

なんとauへの対抗料金施策を打ち出したのは、SBMではなくDCMでした。もはや財務的には“2強の時代”になったと見て良いのでしょう。SBMにはこんな施策を打てる財務面での裏付けすら無く窮々としているようです。
この業界としては最も人が動く春商戦に向けて、各社の思惑が透けて見えます。

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『「スマートフォン、出遅れているのは事実」 KDDI 小野寺社長』

そのauですが、まぁキャプションにある通りでしょう。WILLCOMが怪し気になった今、私としてはauにスマートフォンを出してもらうのが最もスマートな契約形態になるんですけどねぇ。とりあえずこの春は無いようです。

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『[詳報]KDDIがジュピターテレコムに資本参加、記者会見Q&Aより』
『[続報]「NTTへの依存度を下げるため」,KDDIのJ:COM資本参加で小野寺社長』

昨日の続報ですが、みかかへの依存度を下げるんだったら、まずは自前で網を作るぐらいの気概が必要な気がしますけどねぇ。旧TTNetやパワードコムを買収して、ひとまず首都圏では自前の光ファイバ網は持ってることになってますが、それでも足りんのなら自前で敷くしかないでしょうに…いやまぁ、今回で全国に跨がるCATV網を押さえることになるので、確かにみかかへの依存度は下がるとは思いますが。
ちなみに買収に必要な資金は銀行から調達したそうで。SBMとはえらい違いですな。

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『NASAが宇宙飛行士に個人用回線、野口飛行士の生つぶやきも開始』

昨日も取り上げたものですが、この記事では仕組みが紹介されています。なるほど、Ku帯を使うのね…いわゆるDSN(Deep Space Network)を使うと。こんなことができるのも、NASAが世界各地に巨大なパラボラアンテナ群を維持しているからこそです。

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『ダブルクリック、トランスコスモスが吸収合併 米Googleとの係争決着』

ん? なんか余計な社名が1個増えてる気がしますね。
確か訴訟沙汰になっていたのはダブルクリックとGoogleの間だったハズですが…なぜここで旧にトラコスの名が出てくるんでしょう。妙な感じです。

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『「電波関連の市場拡大を後押し」、通信・放送両用無線局を可能にする制度の行方』

ほほぉ、これは興味深い。
これまで少なくとも日本国内で無線局を開局するには、その用途(目的)を厳密に記述し、それ以外に使うことは禁止されていたのですが、その呪縛を解こうというのが主旨のようです。
確かにこうすれば放送局が通信事業に、キャリアが放送事業に、それぞれ参入する可能性が出て来ますが、はてさてそう上手く行きますかね…?
面白い取り組みだとは思いますが、実際に手を挙げる事業者が居るかどうかは別問題でしょう。

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『MP3の後継となるか、新たな音楽フォーマット「MusicDNA」発表』

Reuters発なので、かなり吹かした記事になってますが、こんなフォーマットが出ることになるのは事実のようです。
MP3が一般的になってかれこれ10余年経ちますが、その間にも様々なフォーマットが出ては消えているので、ひとまず生暖かい目で見守りたいと思います。

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最後はオマケ

『ビックカメラ、さくらや新宿東口駅前店など4店引き継ぎ』
『オラクル社長とその愛人とのツーショット写真が描かれた巨大ビル広告、米国3都市に掲出される』

前者はビックが良いとこ取りした感があります…ま、妥当な選択でしょうか。
後者はなかなか豪快で笑ってしまいました。Oracleの社長の愛人ともなると肝が据わってるというか何というか…別の意味で凄いです。

これぞ中華思想

Posted at Mon, 25 Jan 2010 20:15:53 +0900 (JST)

『KDDIがジュピターテレコムに出資、関連会社に』
『KDDI、J:COMを関連会社に 3600億円で株式取得』

なんとビックリ。ちょっと思いも依らなかった組合せですね。KDDIにはそこまでの財務耐力はあるということを示してるとも言えますが、傍目には「買ってどうするの?」という感じもします。
“固定アクセス回線を強化するほか、顧客基盤の拡大で固定通信事業や携帯電話事業との相乗効果を図っていく”
そうですが、相乗効果がそう見込めないような…。

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『「ネットで政府に反対する市民、罰する権利ある」と中国政府高官』

凄い論理で“権利あり”と言い放つものです。さすが中国共産党。ここに極まれり。
“国家権力を転覆させ、国の結束を破壊するため、民族的な憎悪や分断をあおるため、カルトを宣伝するため、わいせつ、暴力的、テロのコンテンツを配布するためにインターネットを使うことを禁じている”
…この論理で行けば、同じ検索エンジン事業のBaiduも罰せられるハズですが、なぜかそうならないのが中国という国です。こりゃGoogleの中国撤退は決定的と見て良いのかもしれません。

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『Google共同創業者が株式の一部を売却、議決権48%に』

そのGoogleですが、共同創業者が株の一部を売るそうです。まぁ充分儲けたハズですし、売っても大差無いっちゃぁ無いんでしょう。CEO保有分を含めれば経営陣だけで議決権の過半数は維持してるそうなので。

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『コードレス電話の新方式で総務省が意見聴取を実施』

なぜ今更コードレス電話に新方式を導入せねばならないんでしょうね?
しかも敢えて現行の3G携帯電話に近い周波数帯を使ってまでして。需要がある…んでしょうか。私にはちょっと分かりません。

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『IEに新たな脆弱性、セキュリティ企業が発見』

先週金曜日にパッチをリリースしたばかりなのに、早くも同じような脆弱性が見つかっているようです。ここはイタチゴッコなので、早く穴を塞ぐ手段を提供するのを待つしかありません。

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最後はオマケ

『宇宙から初の「生Twitter」、ISSから投稿』
『日本縦断の旅、Twitter使って生き延びろ 「電波少年」が第2日テレで復活』

ホンッ…ト、猫も杓子もですね。そんなに嬉しいんでしょうか?
まぁ前者はかなり意味がありますが、後者はなぁ。

カーテンを開ける=情報漏洩?

Posted at Sat, 23 Jan 2010 09:28:10 +0900 (JST)

『Siemens、可視光通信で500Mbps達成』

白色LEDを使っているそうで、今後は蛍光灯や電球から置換が進むと言われているだけに、無闇に無線(電磁波)に頼らず屋内に通信環境を整えられそうです。記事中には「電磁波が使えない病院などでニーズが」とありますが、病院以外でも充分ニーズがあるように思います。
ただ、可視光ということは、通信路の暗号化やカーテンでの遮蔽なんかをしない限り、通信内容が漏れまくるんじゃないかという危険性は充分予見できますけど…そこら辺りはどうなってるんだろう?
Siemensのプレスリリースにはそこについて触れられていません。

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『米国務長官、Google問題で中国に警告』

ほほぉ、公式の場でここまで言うか…ここ連日記事になっているこの問題、実は米中間で相当なレベルまで行ってる懸案事項なのかもしれません。噂ではオバマへの支持率が落ち込んでいるらしいので、こういうところでダメリカ国内に向けてポイントを稼ぎたいのかもしれませんが。
そしてその当事者たるGoogleは

『Google決算、予測を上回る増収増益』

だそうなので、ここでの雇用創出を云々したいのかと勘繰ってしまいます。
それにしてもこの記事、なぜ中国での売上について突っ込まないかなぁ。先般の記事では「Google全体の2%ぐらい」なんて話がありましたが、比率は今もそれと変わらないんでしょうかねぇ?

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『OracleによるSun買収、欧州委員会が無条件で承認』
『欧州委員会、OracleによるSun買収を承認』

いやぁ、この決定はある意味でショックですね。
しかも後者の記事に依れば「PostgreSQLという代替があるから」承認したともありますが、MySQLとPostgreSQLじゃ用途が違いますからねぇ。前者の記事にはMySQLの産みの親による徹底抗戦が「まだ終わらんよ」と言わんばかりに中国とロシアへの働き掛けをするそうですが、この流れが食い止められるとはとても思えません。特に中国に対しては。

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最後はオマケ

『「Firefox 3.6」公開、プラグインチェックなど新機能を搭載』
『IEの臨時パッチ公開、できるだけ早く適用を』

前者はまだ導入してません。使えないとダメなプラグインの多数が現時点で3.6に非対応だからです。こればかりはメンテナの対応待ち次第です。
後者はWindowsユーザは即適用すべきものですね。気になるのは
“実はこの脆弱性に関する情報は2009年9月に非公開でMicrosoftに伝えられており、更新プログラムは当初、2月の月例リリースに含める予定だったことも明らかにした”
という一文…ホントかな?

日本版フェアユーズなんぞ期待できん

Posted at Thu, 21 Jan 2010 20:03:50 +0900 (JST)

『ドコモ、ソニエリ製Android端末「Xperia」を4月発売』
『ドコモ、スマートフォン向けポータル「ドコモマーケット」を発表』

遂にDCMからAndrid移動機が出ますが、なんと予想に反してHTCではなくSEとは。E悪と違って移動機の受入検査が厳密なのでHTCが弾かれたのかもしれませんが、そこに割って入ったのがソニエリというのもなかなか面白いです。
そしてそれ向けにアプリ販売サイトを開くそうで…はてさて、これがiモードぐらいに成長してくれるかどうか。DCM内でも注目してる可能性がありますね。

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『iPhoneのデフォルト検索エンジン、GoogleからBingに変更の可能性』
『Apple、独自の検索技術を開発か?』

こんなにも対照的な記事が同日に掲載されるのも、なかなか珍しいです。
前者は後者への時間稼ぎだそうで…ホントかな?

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『「日本版フェアユース」の対象は 報告書まとまる』

かなり限定的というか、事実上は実用にならない範囲しか対象にならないんじゃないでしょうか。早速

『新聞協会など、日本版フェアユースに反対 「Webページの無断印刷は被害甚大」』

なんて意見書が出されたりしてますし…私はあまり期待してませんが、世間ではどうやら期待する向きもいらっしゃるようなので。3月末までに一定の結論が出るそうですが、まずはその結論とやらを待ってみましょう。

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最後はオマケ

『IEの臨時パッチ公開は日本時間22日、MSが予告』
『Firefox 3.6、間もなく正式リリース』

前者は…あれ? 当初より1日延びてますよね?
まぁ公開されなくなるよりマシですが。
後者は楽しみ半分、今より重くなる不安半分といった感じでしょうか。レンダリングエンジンを高速化しても、アプリ自体が重くちゃねぇ。こちらはある意味で明日が楽しみです。

来るべきときが来た

Posted at Wed, 20 Jan 2010 20:35:15 +0900 (JST)

『未割り振りのIPv4アドレスが残り10%を切る』

来るべきときが来た…という感じでしょうか。しかも今回割り当てらてたのがAPNICというのも興味深いです。それだけアジア圏でユーザ数が伸びているということなのでしょう。
それにしても今回割り当てられたCIDRが「1.0.0.0/8」と「27.0.0.0/8」というのも粋な数字です。特に前者は我々のようなネットワークエンジニアがルータやスイッチの動作テストでとりあえず振ってみるアドレスだったりします。
もちろんこれらのCIDRを実際に広告したりせず、閉じた環境で使うのですが、これからは冗談でも使えないCIDRになるのか…と、ちょっと面白く思いました。
アクセス解析に「1.x.y.z」みたいなIPアドレスが来るかもしれない時代になるんですなぁ。

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『Microsoft、Bingでのユーザーデータ保持期間を6カ月に短縮』

最近のM$は妙にEU寄りな施策を打っています。どうしたんでしょう、M$らしくない。それだけ最近の世界的な不況が深刻なのかもしれません。
ただ、この変更がGoogleには何の影響も無いところは、スタンスの違いを見せつけられている恰好にはなってます。検索エンジン事業が柱なのかそうじゃないのか、それだけの差がこうなって出てるとも言えるんでしょうね。

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『中国駐在ジャーナリストのGmailにハッキング攻撃』

ここ連日このニュースでもちきりなこの業界ですが、遂にこんな事件が表沙汰に。
こりゃ明らかに内部犯行のような気が…どうなんでしょ?
これに付随してGoogleについては

『Google、中国でAndroid携帯の発売を延期』

なんて記事も出ています。こっちは想定される範囲内の影響でしょう。

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『au、基本料390円のキャンペーン「ガンガン学割」』

結局は料金なのか…と思わずには居られない記事ですが、かつてauと言えば学生を「ガク割」で囲い込んで成人になってからも使い続けてもらう施策を取っていたので、ある意味では原点回帰とも言えます。
番ポもある今、はてさて、どこまで上手く行くことやら…?
そしてSBMはこの料金施策に対抗するプランを準備するんでしょうか??

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『Windowsに新たな未修正の脆弱性、回避策の利用を』

16ビットのアプリケーションを使うときのみの脆弱性だそうです。さすがに現在だと一般的には使われてないような気がします。業務用はまだまだあるかもしれませんけどね。M$の脆弱性については昨日の続きで

『Microsoft、“Google攻撃”脆弱性修正の定例外パッチ提供を決定』

なんてのも出ています。ダメリカ時間で20日にリリースされるそうなので、日本では明日には適用できることになるようです。

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『SARVH対東芝の「補償金訴訟」が開始、裁判官は請求内容に関心』

ほほぉ、日本の裁判官にも心得た人が居るものです。ちゃんと請求事項を明確にしてから判決を下そうという意思が見えます。この裁判の行方はぜひ追って欲しいものです。なかなか興味深い。

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最後はオマケ

『ビル・ゲイツ氏、Twitter開始』

ホントに猫も杓子も…ですな。

雲行きが怪しくなってきた?

Posted at Tue, 19 Jan 2010 20:21:28 +0900 (JST)

『Googleを狙った中国のサイバー攻撃、内部に協力者の可能性も』

この件は嫌でも続報がありますが、遂にこんな記事がReutersから出ました。
これが中国共産党から派遣されたスパイなのか、それとも丸め込まれた人間なのか知りませんが、いずれにしろ雲行きが怪しくなってきました。傍で観てるぶんには、こんなに面白いことは無いんですけどね。
Googleは、振り上げた拳をどこに降ろそうとするのか、興味は尽きません?
何しろ

『4億人に迫る中国のインターネット利用者、携帯利用が急増〜CNNIC調査』

などという記事を引用するまでもなく、現時点では間違いなく世界一のユーザ数を抱えて、今でも膨張し続けているのが中国市場ですからね。ただ、

『Googleが中国市場から撤退すればAndroidはどうなる?』

の記事を信用する限り、中国市場から得ている利益は全体の1〜2%だそうなので、とっとと撤退しても良いのかもしれません。いずれにしろGoogleの判断は今後も注視したいところです。

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『BaiduのCOOとCTOが辞任――個人的な理由で』

そんなGoogleの中国国内での商売敵の中では、こんなことが起きてたんですね。
何があるのやら…これでGoogleに引き抜かれてたら笑い物です。

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『独仏政府がIEの利用中止を勧告、「攻撃は限定的」とMSが反論』
『Microsoft、IEのパッチをリリースへ』

これはGoogleへの攻撃にも使われたと言われているIE6に関する記事です。
前者はいかにも欧州らしいっちゃぁらしい対応ですね。もともとIEのシェアが低めですからこそ言えるのかもしれません。
そして止むに止まれず?M$はIE6向けのパッチをリリースするとか。少なくとも日本ではまだIE6縛りのイントラネットがごまんとありますから、その要望に応えたとも言える…んでしょうか。もちろん日本だけの問題ではありませんけどね。

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『Appleが1月27日に特別イベント タブレット発表か』

以前からAppleがタブレットらしきものを作ってるんじゃないかという噂がありますが、その噂が本当かどうか見物です。ただAppleは時々もの凄い肩透かしを食らわすので、私はあまり期待していません。
なおAppleに関しては

『QuickTimeの脆弱性情報、セキュリティ企業が報告』

なんて記事も出ています。

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『楕円曲線暗号、RSA暗号との相対強度は数千倍、富士通が解読実験』

これはなかなか興味深いですね。遂にRSA暗号にも寿命が来たということでしょうか。
以前から「暗号における2010年問題」なんて言われ方で、ダメリカ・NISTが2010年に80ビット強度の暗号を使うことを事実上禁止する問題がありましたが、それに追い打ちを掛けるような実験とも言えます。
問題は、サーバ管理者が楕円曲線暗号を簡単に使える実装が、まだ無いことでしょうか。まぁこれも時間が解決しそうですけどね。

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『TransferJet対応VAIOが登場』

超近距離無線通信規格の乱立については以前から取り上げてましたが、遂にそのうちの1つであるTransferJetの商用実装版が出るようです。問題は、この規格を使った機器が今後どの程度出て来るかでしょう。
確かTransferJetはチョニーが作ったものの様々なメーカが参画しているので、その素地は充分あるものの、後が続くかどうか…メモリースティックの二の舞にならなけりゃ良いですが。

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最後はオマケ

『オバマ米大統領、Twitterに初めて「投稿」』

「投稿」と言っても本人がタイプしたものではないようです。
ホント、ダメリカ国内はTwitter一色なのかもしれませんな。

どのみち撤退するのでは?

Posted at Mon, 18 Jan 2010 20:24:19 +0900 (JST)

『Google、「中国から撤退決定」報道を否定 交渉を継続』

Reutersの記事ですが、結局のところはGoogleの中国撤退は決定的だという論調のようです。まぁそうでしょうね、正面切って中国政府(というか中国共産党)に喧嘩を売ったんですから、もし存続したところでまた邪魔されるだけです。

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『「セクスティング」した10代少女、児童ポルノ法違反と検察が主張』

これもReutersの記事ですが、この記事が正しいとすると検察の主張は妙です。
“郡当局は、少女らの写真が性的な刺激を目的として配布されたこと、性犯罪者の関心を引くであろうことから、これらの写真はポルノに当たると主張している”
って、本人は友人(同性か異性かは明示されてない)に送っただけなんですけどね?
まさか友人に異性が居たからというだけでこんな主張をしてるんでしょうか??

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『Nexus Oneを使ってみた――軽快だが音声入力はいまいち』

ほほぉと思わせる記事です。そりゃiPhoneとほぼ同じ大きさのデバイスに1GHzのクロックで動くCPUが載ってりゃ軽快に動かないほうがオカシイでしょう。
ただ、記事中にも指摘があるとおり、
“Googleの便利なアプリの多くを利用するには、位置情報を渡すことが重要になる”
というところが非常に気になります。今のところはGoogleに対してクラック被害の報告は出てないようですが、日常的にサイバーアタックを食らってる会社に対してライフログばりに位置情報を常に送らねばならないのは、あまり良い気がしません。
音声入力はこんなもんじゃないでしょうか。もし日本語に対応させようとしたらもっと難しいと思いますし。

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最後はオマケ

『Twitterユーザー、アクティブなのはニューヨーカー――Sysomos調べ』

1,300万アカウントのうち1.22%が日本だそうなので、単純計算で約16万ですか。言うほど普及してないような…本屋にはTwitterが如何に凄いかという本が溢れてますが、世間は比較的冷静な反応のようです。