雲行きが怪しくなってきた?
『Googleを狙った中国のサイバー攻撃、内部に協力者の可能性も』
この件は嫌でも続報がありますが、遂にこんな記事がReutersから出ました。
これが中国共産党から派遣されたスパイなのか、それとも丸め込まれた人間なのか知りませんが、いずれにしろ雲行きが怪しくなってきました。傍で観てるぶんには、こんなに面白いことは無いんですけどね。
Googleは、振り上げた拳をどこに降ろそうとするのか、興味は尽きません?
何しろ
『4億人に迫る中国のインターネット利用者、携帯利用が急増〜CNNIC調査』
などという記事を引用するまでもなく、現時点では間違いなく世界一のユーザ数を抱えて、今でも膨張し続けているのが中国市場ですからね。ただ、
『Googleが中国市場から撤退すればAndroidはどうなる?』
の記事を信用する限り、中国市場から得ている利益は全体の1〜2%だそうなので、とっとと撤退しても良いのかもしれません。いずれにしろGoogleの判断は今後も注視したいところです。
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そんなGoogleの中国国内での商売敵の中では、こんなことが起きてたんですね。
何があるのやら…これでGoogleに引き抜かれてたら笑い物です。
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『独仏政府がIEの利用中止を勧告、「攻撃は限定的」とMSが反論』
『Microsoft、IEのパッチをリリースへ』
これはGoogleへの攻撃にも使われたと言われているIE6に関する記事です。
前者はいかにも欧州らしいっちゃぁらしい対応ですね。もともとIEのシェアが低めですからこそ言えるのかもしれません。
そして止むに止まれず?M$はIE6向けのパッチをリリースするとか。少なくとも日本ではまだIE6縛りのイントラネットがごまんとありますから、その要望に応えたとも言える…んでしょうか。もちろん日本だけの問題ではありませんけどね。
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以前からAppleがタブレットらしきものを作ってるんじゃないかという噂がありますが、その噂が本当かどうか見物です。ただAppleは時々もの凄い肩透かしを食らわすので、私はあまり期待していません。
なおAppleに関しては
なんて記事も出ています。
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『楕円曲線暗号、RSA暗号との相対強度は数千倍、富士通が解読実験』
これはなかなか興味深いですね。遂にRSA暗号にも寿命が来たということでしょうか。
以前から「暗号における2010年問題」なんて言われ方で、ダメリカ・NISTが2010年に80ビット強度の暗号を使うことを事実上禁止する問題がありましたが、それに追い打ちを掛けるような実験とも言えます。
問題は、サーバ管理者が楕円曲線暗号を簡単に使える実装が、まだ無いことでしょうか。まぁこれも時間が解決しそうですけどね。
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超近距離無線通信規格の乱立については以前から取り上げてましたが、遂にそのうちの1つであるTransferJetの商用実装版が出るようです。問題は、この規格を使った機器が今後どの程度出て来るかでしょう。
確かTransferJetはチョニーが作ったものの様々なメーカが参画しているので、その素地は充分あるものの、後が続くかどうか…メモリースティックの二の舞にならなけりゃ良いですが。
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最後はオマケ
「投稿」と言っても本人がタイプしたものではないようです。
ホント、ダメリカ国内はTwitter一色なのかもしれませんな。