Archive for October, 2011
未来への選択肢
IBMがLenovoに売ったりしないように、HPは自社で持つことを選択したようです。良いのか悪いのかは現時点では分かりません。ただ、世間的にはスマートフォンの急速な普及で、少なくとも日本のある一定の層では、自宅にPCを持たずケータイだけで済ませている世代がますます増えるようなことを言われているため、今後の伸び代は少ないかもしれません。これに絡めてなのか、
なんて話もあり、Wintel連合は今後厳しい戦いを強いられる可能性もあります。個人的には、今のx86/x64が抱えている膨大な資産が比較的スムーズにARMに移行されるのであれば、PCやサーバがARMになること自体は大いに歓迎です。処理性能が同じで消費電力が少なければ、70億人目が産まれたらしい現代の地球環境を斟酌すれば考慮する余地もありません。
残念
“残念”の一語に尽きますね。以前から噂はありましたが、事実となってしまいました。
最近のチョニーは「余計なことしかしない」という印象しかありません。ソニエリのグローバルモデルは、一般人には「動作の軽さ」と「実機の軽さ」、逸般人には「公式にrootを奪取できるというユーザフレンドリーさ」が受けて売れているハズなのですが、そこに今のチョニーが加わることで「ハードウェアに余計なものを足し」「ソフトもゴテゴテと改造して重くし」「バッテリを無駄に食い」そしてなにより『無駄に正確なソニータイマーが実装される』ことになりかねません。
今のうちにグローバルモデルをいくつか買い漁っておきたいところですね。
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『au版「iPhone 4S」の海外ローミングに注意、高額請求の可能性も』
どうもKDDIは詰めが甘いですね。
“海外ローミングでパケット通信を行うと通信料が高額になる場合が多い。現状では手動で事業者が接続できず、接続先を切り替えられない”
って、どんな詐欺っぷりなんだ…ただでさえSIMロックが掛かってて海外キャリアのSIMを挿しても動かないように出来ているんですから、こういうところは細かく手を入れるよう事前に協議すべきです。
やっぱりスマートフォンはSIMロックが無いグローバルモデルを使うことが、日本のユーザにとっても最大の自己防衛手段だと思います。
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SBMに利益を抜かれるとは、KDDIも情けない…まぁ自社網へ投資しないからこそ、SBMはこれだけ利益が出せるんでしょうけどね。
M$の足枷
最近は一方的にAndroidやiPhoneにやられまくってるNokiaの起死回生が賭かっているかもしれないこれら2機種ですが、M$が掛けているWindows Phone 7のH/Wへの足枷をどう克服するかが鍵でしょうね。
特にディスプレイ解像度が800×480ドットに固定されているのは、最近のAndroid移動機と比べると若干見劣りしますし、M$が用意したクラウド環境との親和性を第1にしているので、それの使い勝手が悪いと致命傷になりかねません。そういう意味ではAndroidは既に自由ですしね。ここは人身御供による実験結果を待つしかありません。
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『「Windows Phone IS12T」、27日よりEZwebメールが利用可能に』
iPhoneにシフトしたKDDIも、いちおう唯一のWindows Phone機のことは忘れていなかったようです。それにしても
“メールの自動受信については、30分ごとにメールサーバーへアクセスする形となっており、変更することはできない”
という仕様はどうにかならないのでしょうか。これはKDDI版iPhoneも同じですが(iPhoneは15分毎)、CDMA規格だからなのかもしれませんし、網からのPush受信なんぞやろうものなら網が破綻するからという自衛策なのかもしれませんが、いずれにしてもフューチャーフォンから乗り換えたユーザにとっては堪え難い使い難さでしょう。
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『Windows XPが登場から10周年、シェアは依然トップでMSは7への移行を呼びかけ』
もう10年経つんですねぇ…。
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『衆院議員3人に貸与のPCがウイルス感染、衆院事務局が対策本部設置』
ここのところ話題になっていたらしいこの問題…例によってマスゴミはどの議員が感染源なのかを探している節もありますが、もちろん、問題はそんな瑣末なところに有りません。
まぁこの問題とその後の対処や報道内容が、この国の現状をそのまま映してますね。所詮日本の立法府なんてこの程度なのでしょう。
妥当な基準
『「1200億円以上の負担、LTE導入…」総務省が900MHz帯の割り当て審査基準を公表』
今日は特に目立つ記事が無いのか、一般紙がこぞって取り上げていました。まぁ妥当な基準ではないでしょうか。どこが取るのか知りませんが、ICタグの移行に関する費用負担を考慮すると、事実上2社しか残らない気がします。SだのEだのは危っかしいですね。
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これも今日はあちこちで出ていました。日本は非常に特殊なので除外するとして、それ以外の国でもYahoo!は青色吐息ですから、こんな話が出て来るのでしょう。ただ、いくら3社合同とはいえ、自由の国と言えども、独禁法絡みでダメリカ国内からは批判が出るんじゃないでしょうか?
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『ICT総研、iPhone 4Sなどでスマートフォン電波状況を調査』
まぁこの種の調査は懲りないというかなんというか、方々から出ますね。そしてAndroidのほうがスループットが良いというのも同じです。
やはりハードウェアに限る
『携帯電話は発がんリスクを上昇させない──デンマークの研究機関調査』
このテの問題はまだ錯綜している感があります。どっちがどっちか判りません。個人的には電磁波の出力が低ければ人体への影響はあまり無いとは考えています。電子レンジの例を出すまでもなく、身近に高出力な波源があるのは危険極まりないことは判り切っているものの、通信に使われる電磁波はそこまで大きくありません。もし危険ならばかれこれ100年ぐらいの歴史があるアマチュア無線で、アマチュア無線家の健康に何かしら問題が起きているハズですからね。
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『スマートフォンでキーボード入力の内容を傍受――米研究チームが実証』
よくもまぁいろんなことを考えるものです。これはスマートフォンに実装されているソフトウェアキーボードでの問題でしょう。やはりキーボードはハードウェアに限ります。
続・24時間表示の腕時計
以前購入したブローバ製の24時間表示な腕時計…実は本命ではなかった。様々な書籍やWebに出ている有名な24時間表示腕時計はエルジン製のものがあり、当時もそれが欲しくて八方手を尽して探したものの見当たらず、その過程で見付かったのがブローバ製のものだったのだ(寧ろブローバ製のほうが珍しいかもしれない)。偶々同程度のものが2個売られていて、それを2個とも買うという行動は「今後恐らくエルジン製のは見付からないだろうなぁ」という諦観の念から出た衝動と言って良い。『人気があるため、もし売りに出ても高いうえにすぐ売れてしまう』という記述があちこちにあったことも大きい。
しかし、理由は解らぬが、この件はなんとなく諦め切れなかった。ふだんは一昔前に流行った言葉でいう“妥協・打算・惰性=3D”を地で行くような生活をしているが、この件は心にずっと引っ掛かっていたのだ。それ故、ブローバ製のを購入後も折をみて探していたが、遂に見付けることができた。しかも立て続けに2個、売主が言うにはデッドストックものだ。うち1つは裏蓋にあずはずのミルスペックに関する打刻が一切なくハック機構(秒針規制機構)が無い「A-12」、もう1つには打刻が揃っていてハック機構がある「A-11」だ。下の画像でいうと、左の、秒針に赤い三角形が付いているものがA-12、右の、シンプルな剣先がA-11である。
これらは当時のアメリカ陸軍航空隊が採用していた「A-11規格」に沿って製造されているため、ケースの大きさとラグ幅はブローバ製のものと同じ32mm/16mmだ。ただし、24時間表示でダイアルが黒一色の場合は「A-12規格」となるらしい。“らしい”というのは、その辺りに関する記述が書籍やあらゆるWebの記事等で揺れているため断言できないからだ。なお、同じエルジン製の24時間表示でダイアルの右半分が白、左半分が黒に塗り分けられているものも非常に有名で、それは「A-17A規格」であると一般的には言われているが、これが本当だとすると私が持っているブローバ製の24時間表示のものと状態が異なる。ブローバ製には背面に明確にA-17Aの打刻があるものの、どちらも黒もしくは白の一色だからだ。製造メーカが異なっても同じものを納品させるためにミルスペック(規格)が規定され、その規格に沿って製造・納品させているのにエルジンとブローバで納品物が異なるということは有り得ないだろう。1940年頃の当時はこのぐらいの揺れを許容していたのかもしれないが、正確な経緯は物品調達を担当しているであろう補給廠にでも訊かねば解らない。
ブローバ製のキャリバが10BNCHで統一されているのとは対照的に、エルジン製のA-11/A-12はキャリバも様々で、Webを探索しても、少なくとも3種類ある。このこと自体は不思議ではない。A-12もしくはA-17Aで規定された誤差以内の計時性能であれば、キャリバの種類は問われないからだ。私が購入したものは、ハック機構なしがELGIN 532、ハック機構ありがELGIN 539である。いずれもブレゲヒゲを持つ18,000振動の16石で、耐衝撃機構は実装されていない。これらは1937〜1944年にしか製造されてないため、製造年は遅くとも1944年と断定できる。
デッドストックなので、私が新品の状態から使うファーストオーナとなり、その後の状態は私がコントロールできる。ケース・ダイアル・時針・分針・秒針は、デッドストック故、目立った傷が何も無く、約70年経っているとは到底思えない。ゼンマイも極めてタイトな感触で、そのまま使っても問題ないように思えるが、製造から70年弱も放置されていた精密機械を点検や注油もせずにいきなり使う勇気は無く、注油とオーバーホールを兼ねて、とりあえずA-12だけをレマニア中三針と同じ修理専門業者へ出し、常用しようとしている。
早いなぁ
『グーグル、「Android 4.0」を発表』
『サムスン電子とグーグル、Android 4.0搭載の「GALAXY Nexus」』
スマートフォン向けとしては2.3.x系から一気にバージョンが飛んで4.0となりました。3.0系は明確にスレート型端末であると言っていたので、ここら辺はGoogleのバージョン番号の命名規則がよく判りません。つまりはNFCを正式に取り込んだということなのでしょう。
ただ、これを載せた移動機でもサムチョンだと途端に食指が伸びません。サムチョンが実装すると、なんであんなにもっさりした動きになるのやら…あれは正直理解できません。
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『プライバシー保護のため、「www.google.com」でSSLがデフォルトに』
いよいよInternetは本格的に盗聴前提で使わねばならない時代になったようです。ただ、ファイアウォールを経由する接続では一般的にSSL接続数が限られることがあるので、企業で使うときには弊害が出るかもしれません…というか、ファイアウォールやプロキシサーバの設定でGoogleへのSSL接続を禁止される可能性が高いですね。面倒なことです。
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『米国土安全保障省、Anonymousのインフラ攻撃に警戒呼び掛け』
『Stuxnetに酷似のマルウェア「Duqu」が出現、産業インフラ狙いの攻撃再来か』
この記事が並列で掲載されている時点でかなり確信的ではあります。
問題はバッテリだ
今日はこれで埋め尽されているようですが、面白いのが、4G対応移動機を出すにあたってサムチョンから不治痛へのシフトチェンジが明確になってきていることですかね。まぁ不治痛はiモードをローンチする時も先陣を切って移動機を出してるので、いつものことなのですが。
『LTE対応の全部入りスマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」』
ここまで詰め込むとバッテリの持ちが気になりますねぇ。公称よりも短かくなるのは火を見るより明らかです。
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WANとしての4Gはまだ設備も貧弱でパケット単価が下げられないので、WANでの常時接続は3GでやってねというDCMからのメッセージなのでしょう。今までは上限で10,000円を越えていたのが8,000円台に下がります。
関わることが、自殺行為
今日はiPhone 4Sが出たことがメインなんでしょうけど、裏でこんなことが。
『解約したiPhoneにiOS 5をインストールしようとすると使用不能に、復元も不可』
『ソフトバンクの登録システムに不具合、受付終了から一転再開へ』
『悪質業者の名、答えて…ソフトバンクを提訴へ』
もはやコントですね。笑う以前の問題ですが、いちおうツッコんでおきましょう。
最初のはなかなかエグいです。AppleやSBMがいう「SIMロック」とは、こういうもののようです。やっぱりスマートフォンはSIMロックフリーなものを手に入れて使うべきなのでしょう。しかもSBMはこの事実を公表する気が無いそうで…こんな事態になるとは、一般ユーザが知る由もありますまい。
真ん中はもはや恒例行事ですね。「過去からは何も学ばない」という一貫した企業姿勢には頭が下がります。これだけでも充分、関わってはいけない企業であることが判ります。
後者に至っては「法治国家への挑戦」としか思えません。警察には協力するけど裁判所には協力しないという企業運営方針が理解できません。まぁSBM自身が悪徳業者みたいなものですから、同類相憐れむというヤツなのでしょう。よくこんな企業が生き残っているものです。
ここまでの事実を知っても猶、SBMをはじめとするSBグループに関わるのは、もはや自殺行為でしょうね。非常に恐ろしいことです。
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『イー・モバイル、新端末「Sony Ericsson mini」発売』
変態周波数帯である1.7GHzなんてのにわざわざ合わせてくれるんですね、ソニエリは。恐らく日本でも手に入るグローバル対応のSIMロックフリー版よりも割高でしょう。E悪としてはどうしても欲しいブランドなのでしょう。ちなみにソニエリは
『Sony Ericsson、スマートフォンに完全シフト 2012年中に』
だそうなので、1.7GHz帯に合わせること自体はカネさえ積めばやってくれそうです。それにしてもフューチャーフォンは一切止めるというのは、随分と思い切ったものです。
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そう言えば買収してましたね。今後のAndroid移動機への対応状況が気になります。今にやらなくなりそうだなぁ。
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『米国判事もSamsungの特許侵害を認める Appleには特許の有効性立証を要求』
世界各国で締め出しが続いているサムチョンですが、本丸であろうダメリカでも認められてしまいました。いちおうAppleにも特許が有効であることを立証するよう要求していますが、今後の動向はニヤニヤしながら見守るしかありません。
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『PSNなどになりすましによる不正ログイン試行、9万3000アカウントを一時停止』
またか…SCEも可哀想に。それだけ恨みを買うようなことをしているのかもしれませんし、それだけクラックされやすい環境なのかもしれません。
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鈴木氏もすっかり白髪が板についてしまいましたね。大丈夫なんでしょうかねぇ?
羨ましいなぁ
『宇宙実験のアイデア、YouTubeで募集 ISSで実際に実験、賞品に無重力飛行も』
私が大学で宇宙工学を専攻していたときにこんな募集があったら飛び付くんですけどねぇ…って、今回は中学生や高校生が対象のようです。こういう意味では良い時代になったもんです。宇宙工学もやっと熟れてきたということもありますし、こうでもしないと低軌道とはいえ宇宙に浮かぶ実験室を維持できない時代になったとも言えます。
ちなみに、商品にある“刺激的な無重力飛行を体験できる米国への旅行”ってのは、恐らく、今ではNASAが持っている、通称“嘔吐彗星”と呼ばれる飛行機への搭乗でしょう。飛行経路を放物線状にして急降下するときに短時間の無重力を経験できますが、慣れないと吐き気を催します。いずれにしろ羨ましいことに変わりはありません。
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先日は名古屋圏で立ち上がった大ゾーン基地局が、関東甲信越にも導入されたようです。こういう意味でのDCMの底力は凄いです。KDDIやSBMも見習って欲しいですが、KDDIはともかくSBMに期待するのは無理でしょうね。