Archive for October, 2009
設備投資してないんだから、当たり前
まぁ例によって大きな打ち上げ花火をドカンと上げているのですが、あれだけ設備投資を抑えれば、そりゃ年間3,000億のフリーキャッシュが手にできるでしょうよ。
でも損よ、忘れてはならないのは、キャリアは設備投資産業だということだ。いかに先手を打って設備投資ができるかどうかが、キャリアの質と言っても良い。その視点で行けば、今のSBMはダメだ。
それにしてもチャーンレートが1.24%というのも他キャリアのほぼ倍という凄い数字。つまりSBMからDCMやauへ逃げている客が結構な数居ることを示しています。
はてさて、設備投資をしないキャリアがいつまで持つのか、生暖かい目で見守りたいと思います。
—–
『イー・モバイル、3Gモジュール内蔵の小型無線LANルーター』
こんなもん売る前に、自社網のスループットの悪さをどうにかして欲しいと、既存ユーザは思ってるでしょうね。
私だったらSBM同様、絶対使わないキャリアです。
—–
『米Dell、ネットワーク機器のOEM提供で米Juniperと協業』
ありゃ、これはまたビックリなニュースです。Juniperも手を広げ過ぎている感がありますが、IBMに続いて2個目の大型契約です。これでまたネットワークベンダの淘汰が進みますなぁ。
—–
ああ、やっぱり嫌な波及効果が出て来ています。フランスでの成立を受けて、イギリスでも同じような法案が提出されたようです。
これが世界の流れになるのは危険だと思うんですけどねぇ。法律運用者がいくらでも恣意的に適用できてしまう可能性が否定できませんから。
—–
『Google、Google Voiceでの遮断問題についてFCCに回答』
ほほぉ、局番単位から番号単位まで絞り込んだようですね。
それでも遮断する行為そのものは止めないようですが、今回に限ればGoogleの言い分が正しいように思います。
—–
『三洋、eneloop生産拠点を売却 パナソニック子会社化で海外独禁法に対応』
おいおい、いくら独禁法に引っ掛かってるとはいえ、三洋の唯一の稼ぎ頭と言って良いeneloopの生産拠点を売って良いんでしょうか?
救いの手を差し延べたパナソニックも「聞いてない」ってことはないですよね??
—–
やっと辞任か…というか、1つの時代が終わった象徴のようにも映りますね。
M$に徹底的に潰された「一太郎」が可哀想だという話も無きにしも非ずですが、業績不振が長かった以上、仕方無いのかもしれません。
たった1曲を論ったってねぇ
『「公取委の事実認定に重大な誤り」JASRACが審判請求で証拠提出』
証拠提出ったって、1曲についてじゃねぇ…公取委が黙っているかどうか。そりゃ発売当初にその曲が流れる回数の傾向は同じでしょうよ。ヘタすりゃ、JASRAC管轄外だからって、レコード会社側が負担している可能性もあるわけですし。どうなるんでしょうか。
生暖かい目で見守りましょう。
—–
『au、基本料を割り引くデータ通信用プラン「誰でも割シングル」』
ほほぉ、ここに来てDCMに対して出遅れていたデータ通信プランにテコ入れですか。
設備投資した結果なのか、案外トラフィックが伸びないのか、どっちかでしょう。たぶん後者のような気が…特にパケット通信では「統計多重」というのが利きますからね。
ただ、基地局〜移動機間は回線交換にせざるを得ないので、基地局が輻輳しかねない可能性は秘めています。
—–
『イー・モバイル、「ノートン360 Online」をオプション提供』
ほほぉ、E悪も遂にオプションで稼がざるを得ないほど懐事情が厳しくなったと見るべきなんでしょうかね?
—–
『Firefox 3.5.4/3.0.15が公開、11件の脆弱性を修正』
これは自分用のメモ。会社のは上げたので、今晩帰宅したら自宅のを上げねば。
いよいよ(財務)体力勝負になってきた?
『ドコモ、iモードメールが無料のプラン「メール使いホーダイ」』
DCMにしちゃあ随分と気が回ってますね。KDDI、SBMと続いて同じ金額でリリースされました。それほど客の奪い合いが熾烈なんでしょう。
いよいよ(財務)体力勝負になってきた感がありますが、SBMは大丈夫なんでしょうか?
—–
『サン電子、ルータ「Rooster-G8.0」がウィルコムの「XGP」に対応』
サン電子もよく対応する気になったなぁ…たった400ユーザのためだけに?
WILLCOMは財務体力勝負という意味では既に負けている感もあり、ヘタすると本気で潰れかねませんからね。それともWILLCOMから拝み倒されて対応してるのかもしれませんけど。
WILLCOMについては
なんて記事も出てますけど、写真もない短信留まり。マスゴミの歓心も買えないほど落ちぶれているのかもしれませんし、そもそも今のXGPに求められるものではないですからね。
今求められているのは、早期のエリア拡充と、ユーザ数規制の撤廃です。そのために私みたいな奇特な人物が? WILLCOM回線を維持してるんですから。
—–
『NEC、バッテリー駆動が可能な無線LAN内蔵の小型WiMAXルータ』
なんだかなぁ…という商品ですね。サン電子もこの方向にしたいでしょうに。
ただ、依然としてUQはエリア展開が遅く、エリアに穴も多いようなので、これを買ったからと言って使い物になるかというと、かなり微妙ではあります。だったら素直にスタバかマックにでも行ったほうが良いでしょう。
スタバについては今日、
みたいな記事が出てますし…でもみかか系しか使えないんじゃ、あんまり得でもないですね。
—–
『電子マネー認知率、最多はSuicaで約8割。WAONの認知度も向上』
一昨日の記事じゃないですが、Suicaの認知率たるや、凄いものがあります。これは先行者利益というものなんでしょうかね。確かに首都圏であれはSuicaかPASMOがあれば一応なんとかなります。駅にはコンビニもありますし。そういう戦略がここで功奏してるのかもしれません。
それにしても先発していたはずのEdyの低さったら無いなぁ…。
—–
『海外でも定額PCデータ通信、端末レンタルと利用料込みで1日1680円から』
遂に海外でもデータ通信が定額制になるようです。
現在はアメリカ・中国・台湾・インド・日本だそうですが、直にブラジル・ロシア・ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンも行けるようになると。
ただ、やっぱり高いですね。1日1,680円かぁ…だったら現地でネカフェに行くか、日本よりも遥かに進歩している公衆無線LANサービスの1日コースとかに加入したほうが安い気がします。
—–
最後はネタ2発
『PCが起動しない――ウイルス「Win32/Daonol」の問い合わせ相次ぐ』
『50万人超のユーザー情報が流出か、英転職サイトで』
前者はユーザの怠慢が招いたという感じですかね。久々のヒットウィルスかもしれません。
後者はなかなか強烈な数字ですね。攻撃手法を公開してないので推測にしかなりませんが、どーせSQLインジェクションか何かじゃないでしょうか。
つまりはザル法ってことですな
『ケンコーコムが海外子会社設立、まずは日本向けに一般医薬品販売』
「日本がダメなら海外に会社を作って日本向けに売れば良いじゃない!」と言わんばかりに、現在係争中のケンコーコムはシンガポールに子会社を作り、そこから日本国内向けに通販をするそうです。しかもわざわざ事前に厚労省へ問題ないか確認して「問題無い」とのお墨付きを得たとか…今の薬事法がどれだけザル法なのかがこれだけでも解りますね。ケンコーコムには頑張ってもらいたいものです。
—–
過去に何度となく、同じようなサービスがリリースされ、ひっそりと消えて行った、ネットでFAXがペーパーレスで受信できるサービス。少なくとも私の転職歴で言えば3社で同じようなサービスを始め、やがて消えたのですが、KDDIは過去に学ばず、またしてもそんなサービスを始めるようです。
しかもデフォルトではたった100MBしか保存できない…TIFFで保存するならもっと大きくしないとすぐに一杯になりそうな悪寒がしますけどねぇ。E-mailボックスがデフォルトで5GBだのと言ってる時代に、ちょいとケチだなぁという感じもしますし、KDDIも恐る恐る始めてみるのかもしれません。
—–
『VESA、DisplayPortの対応状況を説明
〜2014年をメドにDVIとアナログVGAを廃止』
なんと5年後にはVGAもDVIも無くなる可能性があるとか?
その代替になるのがDisplayPortと呼ばれるもののようで、
“USBコネクタサイズに似た小型コネクタの登場、15mに及ぶ長いケーブルのサポート、WQXGAと10bitカラーのサポート、オーディオのオプションサポートやHDCPのサポート、そしてDVI、アナログVGAとの互換性がある”
んだそうですが、まずは対応ディスプレイが出てくれないことにはねぇ。
今も山ほど出荷されている1Uサーバなんかには未だにVGAしか搭載してないことが多いですが、それらもいずれDisplayPortに置換されて行くのでしょうか。これはちょっと注目しなければならないようです。
—–
某所でもネタになっていますが、この条項を仔細に読むと、いわゆる「帯域制御」をやってはイカンとも読めるらしく、ダメリカ国内のキャリアやISPからは猛反対を喰らっているようです。
そりゃ一ユーザとしては帯域制御ナシのほうが嬉しいことは間違い無いですが、キャリアやISPで勤務した者として、帯域制御がない網構成というのは考え難く、もしこれが通ってしまうと莫大な投資で会社が潰れかねないことは知っています。
はてさて、どうなることやら…?
—–
『違法DLでネット切断の「スリーストライク法」、仏裁判所が承認』
これもだいぶ前から取り上げていましたが、フランス国内では正式に発効してしまうようです。ただ、この法案を通すにあたって、
“違法ダウンロードユーザーのネット接続を切断するかどうかの判断を、新たに設ける担当機関ではなく、判事が下すように定めている”
とのことで、そう簡単には発動できないものになっているのかもしれません。今後の運用形態は要注目でしょう。かなりの確率で、この法律によってしょっぴかれた第1号は記事になるでしょうから。
—–
最後はオマケ
ほほぅ、NDのところで大量にパケットを送り付けるねぇ…いろいろ考えるなぁ。
SBM加入者よりSuica発行枚数が多いという現実
だいぶ前にも紹介したものですが、それが一歩前進したようです。
ただ、ヨドバシなんかに行くと解りますけど、インタフェースとして採用されることが決まっているmicroUSBのケーブルは、現在は1種類しか販売されていません。
私はPHSのWX340Kの充電およびPCとの通信インタフェースがmicroUSBなので、必要に迫られて買いに行ったのですが、あまりの選択肢の無さにビックリしたぐらいです。きっと今後はイヤでもこれになるので種類は増えるんでしょうけど、現状はそんなもんだということです。
—–
『NokiaがAppleを提訴、iPhoneによる特許侵害で』
あはは、いかにもAppleが払わなさそうな特許料です。
現行機種だけでなく旧機種も対象だそうなので、請求範囲はかなり広範ですね。
さてさてAppleはどう動くのか、生暖かい目で注目しましょう。
—–
『ドコモ、iモードブラウザのJavaScript機能を再有効化』
当初は1ヶ月程度だったハズが5ヶ月以上に延びた理由が「全数チェックだった」というのは、いかにもDCMらしい話です。
尤も、貧弱なCPUしか持ち合わせてない携帯電話移動機でJavaScriptなんぞ有効にしたら、しばらく固まったように動かなくなると思いますけどね。
—–
KDDIの報道向け記者会見での上期の数字が速報されています。
数字は予想どおり推移しているのであまり面白いものではないんですが、やっと固定網の整理に手を出したことについては“遅いなぁ”という感じです。
ただでさえDDI/KDD/IDOの合併、PWDや東電の光ファイバー買収があって、特に首都圏では重複しまくってる箇所が山ほどあるハズですからね。ここをスリムにすれば比較的簡単に固定も黒字化できるんじゃないでしょうか。
—–
『ソフトバンク、au新プランの対抗策「シンプルオレンジE」』
そう言えば「ライバル会社が料金を下げたら、24時間以内に値下げする」なんて宣言をこの莫迦キャリアはしてましたっけね。このニュースで思い出しました。
まぁ今じゃ白プランが最安値ですから、対象範囲は狭いんでしょうけど。
—–
『IPSTARの衛星インターネット、下り4Mbps・上り2Mbpsの新メニュー』
これも以前取り上げた記事です。
なかなか面白いんですが、いかんせん初期投資が約32万円掛かるのがネックです。これさえクリアできるような何かがあれば、ちょっと使ってみたいんですよねぇ。
そもそも配布されるであろうIPアドレスがグローバルなのか、降雨時にもリンクが維持されるかどうかも解りませんので、そう易々と加入できないという事情もありますが。
—–
最後はオマケ
なんだかんだでSuica単独で3,000万枚を越えてしまったようです。
単純比較すれば、ゲタを履かせたSBMの加入者数より1,000万も多いんですから、裏方はさぞ大変なんだろうなぁと推測されます。もはやここまで来るとインフラに近い対応を迫られるでしょうから。
「趣味」と言い切るのが凄いよなぁ
『Linuxの開発は「今でも趣味」、Linus Torvalds氏講演』
なかなか面白い講演だったようです。
なんだかんだ言いながらもミッションクリティカルな場面で使われることも多くなったLinuxですが、それを「趣味」で開発してるってのも、ある意味凄いですね。
—–
『「Windows 7」一般発売、「予約はハリポタ以上」と好調アピール』
とりあえずLaunchは成功したということでしょうか。でもまだ手は出しませんけどね。買うならパッケージ版ではなくDSP版でしょうし。
—–
UQはWindowsユーザにしか視点が行ってないのは、現状では仕方無いんでしょうか。Macは遅蒔きながら出ましたが、Linuxに至っては放置プレイですから。
UQがLinuxでも使えるようになったら、契約するんですけどね。
—–
ちょっとそそられる逸品です。メタノールを燃やして電池にするというもの。
恐らく日本では初、世界でも初かもしれない市販される燃料電池は、買ってみたいと思うものの、容量対価格比がまだ高過ぎな感もあり…うーむ。
でも、面白いものだと思います。
—–
ほほぉ、泥仕合の様相を呈し始めましたか。これは面白い。ニヤニヤしながら見守りましょう。T芝が勝ったら文化庁も形無しですけどね。
—–
『法制化前夜:「FCCのネット中立性原則は明白な誤り」――VerizonのCEO』
こっちもなかなか面白いことになってきました。「自由でオープンなインターネット」とやらが「QoSを一律に禁止している」ワケでは無いと思うんですが、キャリアに言わせると、そうなんでしょう。
—–
『ドコモ、Android携帯「HT-03A」のOSバージョンアップ開始』
国内で売られているAndroid移動機では初のバージョンアップではないでしょうか。しかも容量が16MBて…ほぼ総取っ替えな感じがしますね。
それ以前に、スマートフォンなのにパケット定額制に入ってないユーザって居るんですかね?
“バージョンアップに際してドコモでは、パケット定額サービス「Biz・ホーダイ ダブル」への加入を強く推奨。定額サービスに未加入の場合、パケット通信料は約2万5000円かかると案内している”
なんて案内が出ているといことは、そう少なくないということなんでしょう。なんだかそれはそれで不思議ではありますね。
—–
最後はオマケ
『「日本ドメイン名事業者協会」発足、GMOら国内15社が連携』
怪しさ炸裂! って感じですね。誰も使わないだろうなぁ。
最高裁の判断は、ぜひ聞きたい
ある意味で想定どおりとも言えますが、この件は最高裁まで縺れ込むようです。
この業界に身を置く者は最高裁がどう判断するのか注目せざるを得ないのですが、もし「高裁へ差し戻し」なんて言い出すと、金子氏への有罪判決が出ることが確定的ですから、ここはぜひ、最高裁として何かしらの判断を訊きたいですね。
—–
『携帯向けフィルタリングサービス利用件数、9月末で約608万件に』
ゲタを履かせた数字とはいえ、統計上は1億を越えて普及していますから、その数字と比較すると少ないですね。
前回の国勢調査の結果を見ると、総人口に対する15歳以下の割合は13.7%だそうなので、少なくとも1,000万ユーザ程度はフィルタリングサービスを利用しなければならない(と定義されている)ことになります。
まぁもともと瞞し同然のものですから、こんなもんで良いのかもしれませんけどね。
—–
やっぱりな…というのが正直な感想でしょうか。
この記事ではどの分野の人間を削るのか書かれてませんので、恐らく全職種が対象なのでしょう。Oracleに残るのが良いのか、今は飛び出す(飛び出される)ときなのか、中の人は結構ドキドキしているんでしょうなぁ。
—–
『シスコ、ボーダレスネットワークを実現する第2世代サービス統合型ルータ』
相変らずユーザを置いてけぼりにする製品を出していますが、業界ではデファクトスタンダートと化してしまっている以上、これについて多少なりとも学ばねばならないのが面倒なところです。
記事を読んでも何を言ってるのか一切解りません。
—–
これも謎です。恐らくSHARPのSBM向け移動機にのみ搭載されるんでしょうけど、このウィジエットを採用すると何が嬉しいのかが解らないので、中身が空虚です。
これについては生暖かい目で見守れば良いのではないでしょうか。
—–
『「Windows 7」明日一般発売、都内販売店では記念イベントも』
そう言えば今日発売だったんですよね。まぁ例によってSP1待ちでしょうか。少なくとも一般ユーザは今直ぐ買わねばならないものではありません。
私はかなりの理由が無い限り買わないと思います。Debianで充分生活できてますし。
—–
『iPhoneの操作性をマウスへ:アップル、世界初をうたうマルチタッチ対応マウス「Magic Mouse」』
Windows 7発売日と同日にAppleがぶつけてきた新型Mac群で面白いと思ったのがコレ。マウスなのにボタンもホイールも無く、表面なでることで操作するようです…うーん、これはちょっと触ってみたいかも。ちなにみAppleは
『Appleは「Netbookブームに興味はない」とCOO』
と言いつつも、今回の最新モデルの最安値は10万割ってるので、興味が無いワケではないように思えます。
—–
最後はオマケ
『Microsoft、T-Mobileの消失データ再提供開始を発表』
連日のようにニュースには出て来ているSidekickのデータ復旧報ですが、まずは連絡先のみが復旧できるようです。中の人は連日罵られながら? 頑張ってるんでしょうなぁ。
今回はどちらから話を持ち掛けたんだろ?
いつの間にか、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」って、消費者庁と総務省の共同所管になったんですね。そもそも消費者庁ってのがどうかという話もありますが、まぁ生暖かく見守りましょう。
それにしても今回はどちらから話を持ってったんだろう?
—–
『Linux攻撃の急先鋒:SCO、マクブライドCEOを解雇――再建計画の一環』
8月の控訴審勝訴の結果がこれ…内紛でも起きてるんじゃないでしょうか?
尤も、この裁判そのものがSCOによる茶番なんですけどね。今さら「Linuxを使ったら著作権法違反で訴える」と言ったところで、該当する箇所を書き換えるだけですからねぇ。
今後のauはSHARP頼み?
今冬モデルと言いながら、来春のモデルも発表していますね。ざっと見ると「SHARPだけで4機…随分依存してるなぁ」という感じがしますが、私が気になったのは来春モデルとして出るらしいSH006と、今冬出るらしいUSBで繋がるデータ通信専用移動機ですね。
前者は無線LAN子機としても動くようで、そこからコンテンツをDLさせたい模様。それだけKDDIも現時点で網に余裕が無いのかもしれません。
後者は「モノは解った。あとは料金体系をはやく示せ」という感じですね。まったく使ってない月がゼロ円になるなら即契約しますが、使ってない月も取られるなら、ちょっと考えます。取られる金額にも依りますね。あとはこれがNetWalkerでも使えるかどうかがポイントでしょう。こればかりはSHARPでの検証が必要になります(さすがに人柱にはなれない)。
それ以外で昨日のリリースで引っ掛かったのは、
『au、メール無料の新プラン「ガンガンメール」』
『「スマートフォンはまだ早い」 au、メール無料と“全方位端末”で春商戦へ』
『au BOXの再出荷は「ない」と小野寺社長』
でしょうか。
前者はなかなか攻撃的な料金施策です。ほぼ同様の施策はWILLCOMがやってますが、それが携帯電話網でもやらねばならぬほど追い詰められているのか…とも取れますし、これぐらいのトラフィックなら捌けるという目鼻が立ったからだとも取れます。
中者は他社と比べて随分と慎重です。HTC製のがそんなに売れてないのかもしれませんが、国内メーカ製で1機種ぐらい出しても良いと思うんですけどねぇ。まぁ国内メーカで作ってくれそうなのは、SHARPとT芝ぐらいしかありませんが。
後者は既定路線どおりでしょう。Motorolaから押し付けられた在庫が捌けた、と。
—–
久しぶりにUQの記事を見た気がします。それにしてもエリア展開がちょっと遅いような気がしますね。まだ2.5GHz帯の扱いに苦労しているのかもしれません。
—–
良く考えなくても、これって凄いことですね。EUが束になって接続料金を下げろとイギリスに外圧を掛けているようなものですから。しかも一方的に?回答するこを義務付けていますが、EUに加盟していないのに義務とか言って意味があるのかどうか、私には判断できません…たぶん無意味なような?
—–
まぁあんまり面白い記事ではないですね。特に目立った進捗な無い、と。
いずれにしたって巷に星の数ほどある各サーバへIPv6アドレスが振られない限り、この問題は永遠に続くんですから。ちなみに拙宅のこのドメインを捌いている鯖は、IPv6アドレスを振っていないどころか、カーネル上でIPv6機能をオフにしています。
現在のDebianでは優先的にIPv6から名前解決などを行うように動くのですが、IPv6アドレスを持ってないと「名前解決がタイムアウトするまで待ち時間が増えるだけ」という動作仕様だからです。
当然、USENがIPv6を払い出すようになったら、振りますけどね。でもそれは当分先でしょうな。少なくとも2年後ではないような気がします。
—–
『クラウドに疑問を突きつけた“大惨事”−「Sidekick」のデータ消失』
この“事件”は海外でもかなり大きく取り扱われているようで、既にユーザ側からM$/DANGER/T-Mobileの3社に対して3件の訴訟も起こされているとか。
そんなことよりこの記事で読むべきは、朧気ながらも原因が解って載っていることのみです。公式見解では、
“事故の原因についても「システム障害によってコアデータベースとバックアップのデータ消失が起こった」と言及した”
んだそうですが、これが本質的な問題箇所なのかどうかは不明です。なぜ障害が起きたのか、障害が起きたときにバックアップシステムは機能しなかったのか、そもそもバックアップシステムは存在するのか…謎はまだ尽きません。この記事でも
“Microsoftは、信頼回復のためにも、Sidekickのデータ消失の原因と経過について、詳細な情報を公表すべきだろう。”
と結ばれていますが、これは尤もな話だと思います。
エンジニアの視点から見れば、今後クラウドシステムを構築する際に良い材料になりますし、Sidekickユーザから見れば、今後への安心感に繋がるハズですからね…ひょっとすると、原因と経過を公表すると、もっと訴訟が増える可能性があるからこそ公表しないのかもしれませんが。
—–
最後はオマケ
個人的には衝撃的でした。大抵の問題は自社で解決するほどシステム構築能力に優れ、機器ベンダから見ると恐しいほど手離れが良いことで有名なヤマト運輸も、遂にアウトソースへの道を行くことになろうとは…それだけ自社で構築したシステムに自信があるからなのかもしれませんし、今後はIBMベッタリになってしまう可能性もあるということなのかもしれません。
いずれにしてもヤマトのシステムは運輸業界では遥か先頭を突っ走っているので、今後も注視したいところです。
原因と復旧過程が知りたい…けど無理だろうな
『Microsoft、T-Mobileのユーザーデータは「ほぼ復旧」と発表』
『米Microsoft、Sidekickの「ほとんどのデータは復旧可能」と発表』
「史上最大のデータロスト事故」とまで言われていたこの件、どうやら意地で?復旧させてしまったようです。
何しろ範囲はSidekich全ユーザだったのですから、そう言われても仕方無いんですけど、「ほぼ」復旧可能とのことで、当のユーザ諸氏にとっては胸の閊えが下りたことでしょう。
我々のようなエンジニアにとっては、後学のためにもぜひ、今回の事故の原因と復旧過程は示して欲しいところですが、M$がそんなことするとは思えませんからねぇ。
—–
『携帯・PHS各社、Windows 7への対応状況を明らかに』
今訊くのは早計というものでしょう。製品版とRTM版が違うことだって充分あり得ますからね。笑えるのが、SBMがAppleに振り回されている様がそのまま出ていることでしょうか。もっともこれはApple本社と日本法人の間でも大差無いと思いますが。
—–
なんだか話が妙な方向に行ってますね。特に接続料金について。スタートは「設定される過程の透明性を高める」という話だったと思うんですが、いつの間にか「接続料金の算定方法を統一する」と、踏み込んだ話になっています。なんでこうなったんでしょうね?
E-mail転送は無理でしょう。SMSを先に全キャリアで通すと宣言してしまった以上、こんな後ろ向きの施策を本気でやるキャリアは居ないと思います。
—–
『オーストラリアの大学、Twitterを「必修科目」に』
『「商用APIは年内にも公開」、Twitter創業者インタビュー』
なんだか踊らされてるとしか思えない最近のTwitterブームですが、前者に至っては何が何だか。ジャーナリスト志望の学生が対象だそうですが、まずはマトモなレポートが打てるなり喋れるなりが先だと思うんですけどね? 「タダのものは何でも使え」という主義の大学なのかもしれません。
後者は創業者へのインタビュー記事ですが、殆ど何も答えてないですね。
—–
最後はオマケを2つ
『JEITA、「デジタル専用DVD録画機は補償金対象外とすべき」』
『「Microsoftが128ビット版Windowsを開発中」といううわさはデマ』
前者は尤もな話です。コピワンだのダビテンだの言ってるんですから、私的録画録音補償対象外なのは当たり前田のクラッカー。今回はJEITAが正しいと思いますん。
後者は私もあまり信じてなかった内容ですが、改めて否定する内容…というか、巷の「記者」と呼ばれる連中は何やってんだという感じです。