つまりはザル法ってことですな

Posted at Tue, 27 Oct 2009 07:27:32 +0900 (JST)

『ケンコーコムが海外子会社設立、まずは日本向けに一般医薬品販売』

「日本がダメなら海外に会社を作って日本向けに売れば良いじゃない!」と言わんばかりに、現在係争中のケンコーコムはシンガポールに子会社を作り、そこから日本国内向けに通販をするそうです。しかもわざわざ事前に厚労省へ問題ないか確認して「問題無い」とのお墨付きを得たとか…今の薬事法がどれだけザル法なのかがこれだけでも解りますね。ケンコーコムには頑張ってもらいたいものです。

—–

『KDDI、携帯対応のペーパーレスFAXサービス開始』

過去に何度となく、同じようなサービスがリリースされ、ひっそりと消えて行った、ネットでFAXがペーパーレスで受信できるサービス。少なくとも私の転職歴で言えば3社で同じようなサービスを始め、やがて消えたのですが、KDDIは過去に学ばず、またしてもそんなサービスを始めるようです。
しかもデフォルトではたった100MBしか保存できない…TIFFで保存するならもっと大きくしないとすぐに一杯になりそうな悪寒がしますけどねぇ。E-mailボックスがデフォルトで5GBだのと言ってる時代に、ちょいとケチだなぁという感じもしますし、KDDIも恐る恐る始めてみるのかもしれません。

—–

『VESA、DisplayPortの対応状況を説明
〜2014年をメドにDVIとアナログVGAを廃止』

なんと5年後にはVGAもDVIも無くなる可能性があるとか?
その代替になるのがDisplayPortと呼ばれるもののようで、
“USBコネクタサイズに似た小型コネクタの登場、15mに及ぶ長いケーブルのサポート、WQXGAと10bitカラーのサポート、オーディオのオプションサポートやHDCPのサポート、そしてDVI、アナログVGAとの互換性がある”
んだそうですが、まずは対応ディスプレイが出てくれないことにはねぇ。
今も山ほど出荷されている1Uサーバなんかには未だにVGAしか搭載してないことが多いですが、それらもいずれDisplayPortに置換されて行くのでしょうか。これはちょっと注目しなければならないようです。

—–

『FCC、ネット中立のためのルールの草案公開』

某所でもネタになっていますが、この条項を仔細に読むと、いわゆる「帯域制御」をやってはイカンとも読めるらしく、ダメリカ国内のキャリアやISPからは猛反対を喰らっているようです。
そりゃ一ユーザとしては帯域制御ナシのほうが嬉しいことは間違い無いですが、キャリアやISPで勤務した者として、帯域制御がない網構成というのは考え難く、もしこれが通ってしまうと莫大な投資で会社が潰れかねないことは知っています。
はてさて、どうなることやら…?

—–

『違法DLでネット切断の「スリーストライク法」、仏裁判所が承認』

これもだいぶ前から取り上げていましたが、フランス国内では正式に発効してしまうようです。ただ、この法案を通すにあたって、
“違法ダウンロードユーザーのネット接続を切断するかどうかの判断を、新たに設ける担当機関ではなく、判事が下すように定めている”
とのことで、そう簡単には発動できないものになっているのかもしれません。今後の運用形態は要注目でしょう。かなりの確率で、この法律によってしょっぴかれた第1号は記事になるでしょうから。

—–

最後はオマケ

『IPv6を実装した複数製品にサービス運用妨害の脆弱性』

ほほぅ、NDのところで大量にパケットを送り付けるねぇ…いろいろ考えるなぁ。