説明内容が微妙?
なかなか面白いですね。従来は復号化キーを忘れさせる必要がありましたから、人手を介さずに中身を削除できるというアイデアには興味があります。ただ記事中には
“「HDDの電源オフ時にデータを無効化する」「電源オフでもデータを無効化せず、暗号化状態で保護する」といった設定ができる”
とありますが、もし前者に設定している場合、M/Bへの電源供給を切った途端に中身が飛ぶということなんでしょうか? うっかり停電にもできませんし、モバイルなら常にバッテリを満充電にしておかないと使えないような気がします…これは説明の文であって欲しいものです。
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今朝の注目を攫っていた記事です。eBayに居た頃とはえらい違いですな。
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ダメリカでは「どうも胡散臭い組み合わせだ」と言われているようですが、その通りだと思います。この2社が言っても何の説得力もありません。身から出た錆ですな。
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最後はオマケ
『iPhone幹部の退職、アンテナ問題でなくジョブズCEOとの不和が原因?』
どうやら昨日あたりから喧伝され始めた噂ですが、こうであってもおかしくないような感じはします。元IBMの人間がアンテナに詳しいとは思えませんしね。AppleというかJobsに愛想を尽かしたというのが本当のところなのかもしれません。
人間万事塞翁が馬
『書籍を店頭で印刷・製本・手渡し 「三省堂書店オンデマンド」今秋から』
なんともタイムリーな記事です…なるほど、こういう手もありますね。必ずしも電子書籍である必要は無いですから。問題は価格でしょうな。私が知る限りでは、理工学系書籍では出版社自ら絶版本をオンデマンドでペーパーバックのような体裁で販売することが少なくありませんが、それらと伍して闘っていけるようなものなのか、ちょっと注目したいところです。
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『iPhoneハードウェア担当幹部が退社 原因はアンテナ問題か』
“人間万事塞翁が馬”とは良く言ったものです。今回退社させられた?人物は2年前、IBMと訴訟沙汰にまでなってAppleに入社したのですが、この件であっさりクビを切られるんですから、世の中は分かりません…まぁ今回はJobsを始めとして対応を著しく誤っているのでこうなるのも已むを得ないかなぁと個人的には思っています。
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『丸の内の「はやぶさ」展示は整理券配布 イオンエンジン開発秘話などトークショーも』
先月終わりの公開でも約3万人が訪れたらしいですから、整理券配布は妥当な雑踏整理方法でしょう。ただここまでやっても始発から並ぶ人間は出て来るでしょうけどね。
新宿周辺の書店事情
現時点では日本ではどうなるか不明だが、最近は電子書籍に関する記事が多い。しかし個人的には「本は紙のほうが便利」であることに変わりはないので、当面は電子書籍を買うことは無いと思われる。
そんな中、最近の新宿周辺の書店事情が変わってきている。
こと電気・電子系の工学書籍や数学や物理学の理学書籍について、私は上京した大学時代から今まで、紀伊國屋書店新宿本店をメインの書店としてきた。少なくとも今私が住んでいる、新宿から5分の某私鉄の某駅周辺や、某地方都市にある実家に比べれば品揃えは抜群に違っていたし、なによりせっかちな私は、密林で注文して届くまでのタイムラグは許し難いものがある(かつて密林で和書を買ったらカバーが盛大に破れたものを届けられた経験も拍車を掛けている)。
ところが、その紀伊國屋書店が最近、理工学書籍と同じフロアにあった医学書籍にフォーカスした売り場にリニューアルしたのを契機に、理工学書籍売り場を大幅に削減してしまった。はっきり言えば某地方都市の書店よりも品揃えが貧弱になったのだ。以前は在庫として書棚にあった、ちょっとマニアックな書籍が一斉に消えてしまい、買おうと思ったら「取り寄せになります」とのこと。
理工系学部を抱える大学が周辺にはいくつかあるが、教員や学生は生協や学内の書店で買うのだろう。そういう意味では新宿周辺で理工学書籍の需要が少ないのかもしれないが、あんなに一気に縮小されてしまうと、紀伊國屋書店へ足を運ぶ回数が減ってしまうことは間違いない。売れる部数が少ない理工系の新刊書籍は初版のみで書店から消えることが多く、だからこそ書店で見かけたときには買うことを躊躇わないようにしているが、肝心の「書店に並べられる売り場」が狭くなっては、新刊書籍を目にすることができなくなる。
新宿という日本随一の商業地帯でこの状況は、かなり残念である。それだけ今は総合書店が実店舗として生き難い時代になったのかもしれない(「だったら170円払って神保町に行けば良い」という声もあるかもしれないが、神保町ではかなり前からこの傾向になってしまい、古書以外を買うのに神保町へ行くことはなくなってしまった)。
変わって台頭するのは、斜向いにあるジュンク堂書店新宿店だ。さすが「愚直なまでに“本”の品揃えにこだわります」と言っているだけのことはある。リニューアル後の紀伊國屋書店では見かけなくなってしまった、ちょっとマニアックな書籍も、それ以上にニッチかつマニアックな書籍もちゃんと書棚で扱っている。昨日も紀伊國屋書店では書棚にも在庫にもなかった書籍がジュンク堂書店には書棚に収まっており、心置きなく内容を確認して購入することができた。うっかりすると5〜6,000円はする理工系書籍を数冊購入することもあるので、内容を確認できるメリットは計り知れない。こういう状況を鑑みると、今後はジュンク堂書店をメインの書店に切り替えざるを得ないだろう。
ただジュンク堂書店にも不便なところはある。デビットカードで決済できないことと、新宿三越アルコットのジュンク堂があるフロアまで移動する手段が事実上エレベータのみで、そのエレベータがなかなか来ないことである。クレジットカード決済ができるので良いと言えば良いのだが、その場で現金決済と同様の扱いになるデビットカード決済にはぜひ対応してもらいたいところである。
なお、新宿周辺の大規模書店としては、西口のコクーンタワー地下にあるブックファースト新宿店も挙がるが、残念ながら品揃えが紀伊國屋書店以下なので、個人的には評価対象外である。
また、以上の記述は、仕事で読まざるを得ないネットワーク系やコンピュータ系などのいわゆるIT系(笑)技術書籍には当て嵌らない。これらに関する情報はInternetで原典に辿り着くことができる場合が多いため、私はこれらに関する書籍を買うことは少ない。従って在庫の増減をあまり気にしていないうえ、そもそもこれらの分野は日進月歩どころか秒進分歩で、書籍に載っている技術が陳腐化するスピードがあまりに速く、買う意義があまり感じられないからだ。
ああ、どうしよう…
昨日、話題を攫った記事ですね。「これでiPhone 4がDCM網で使える」と。
ただ日本通信のSIMはデータ通信が最大300kbpsに制限されているので、不感地帯が少ないとはいえあまりメリットが無いような気がします。まぁ日本通信はこの制限を緩めると言ってはいますが…いずれにしろ、日本以外で買ったり日本で買ったものをJailbrealするなり準備が大変ですし、こうして手にするにはかなり高額(噂では10万円近くになるらしい?)になるようですし、それ以前に日本通信がいつまで存続するのかという問題も現時点ではあるので、日本通信に手を出す人がどれぐらい居るのかは未知数ですね。まぁ
『7月の携帯・PHS契約数、iPhone 4でソフトバンク好調』
なんて数字を斜め読みすると、SBMが黙っちゃいないような気がしますが…まぁ口出しできないですけどね。
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『「Android携帯、1日に20万台売れている」――Google CEO』
『「Android、2012年にAppleのiOSを抜く」iSuppli予測』
巷ではauのIS01が予想に反して高評価で売れているようで、この数字も頷けます。私もIS01には心が揺れるものがあります。誰かAndroid端末向けのEmacsを作ってくれないかなぁ。
『2010/08/05 ■ au IS01 (DoCoMo LYNX SH-10B)でroot権限を奪取する』
なんて記事を読むにつけ、ハックしたいなぁという心がムズムズと…ああどうしよう。
自分専用の人工衛星が持てる時代
私が学生だった頃とは違って、現在の航空宇宙工学専攻な学生は「キューブサット」もしくは「カンサット」という超小型人工衛星を製作し、本命の人工衛星を打ち上げる際のロケット打ち上げ能力の余力を使って打ち上げる(もちろん然るべき打ち上げ料金は支払う)「ピギーバック方式」で地球周回軌道に載せるということをやるのですが、このキットは衛星本体はもちろん打ち上げ料金も込みでこの金額だそうです。なかなかそそられます。
ただ、どうやら打ち出す地球周回軌道が若干低いらしく、打ち上げても数ヶ月で大気圏に入ってしまうのが残念ですが、『自分専用の人工衛星』が持てるというのは面白いですね。うっかり手が届きますからねぇ…私だったらどんな衛星にするかなぁ。
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『イー・アクセス第1四半期決算発表、DC-HSPAは10月開始』
E悪はスループットが悪くなる一方ですからねぇ。いくらベアラ速度が上がってもスループットが悪いんじゃぁ、あまり意味が無いような気はします。
あと、ここに出ているチャーンレートもあまり意味は無いでしょう。解約する客に強引にプリペイドSIMを渡すことで統計上は解約じゃないように数字をでっち上げている以上、ここに出ている数字は微塵も信用なりません。
3Dはスマートフォンに必要?
SHARPの3Dと言えば、Nintendo DSで3D版液晶システムを納品することで有名ですが、それを自社製品にも投入するようです。ただ、スマートフォンに3Dが必要か? と言われると、なかなか微妙な気はします。面白そうではあるんですけどね。どこの国のどこのキャリア向けに投入されるかが書かれてないのですが、覚えておきたいと思います。
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『「TSUTAYA」のCCC、電子書籍参入を検討 雑誌ネット販売のFujisanを関連会社に』
日本の電子書籍市場は混沌としてきました。どこがイニシアティブを握れるかを傍目に楽しむぶんには良いのですが、消費者としては困るでしょうね。かつてのBlu-rayとHD DVDのように、規格が統一されないとうっかり買えないでしょうから。ただ、私は買わないと思いまず。以前から言っているとおり、メリットが見出せないからです。ダメリカでは
なんて記事が出るほど急速に普及しているようですが、果して日本では…?
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最後はオマケ
『「休暇の分散化」は「メリットなし」が7割弱 経産省・観光庁のネット調査』
こんなこたぁいちいち調査しなくとも解りそうなものを…莫迦莫迦しい。役所の連中はカレンダーどおりに休めるから、こんな発想なんでしょうな。
イギリス人の思考
昨日の続報です。つまりこれはSBMの手によるWILLCOMの安楽死ということですね。PHS事業もいよいよ終焉を迎えるようです。
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なぜこうもDCMはSBMの後追いをするんだろう? しかもなぜかSBMよりも高い。
これじゃまるで無意味だと思うのですが。
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『AppleとAmazonを米州検事総長が調査 電子書籍の競争阻害の疑い』
ほほぉ、そりゃそうも言う連中が出て来ますわな。こういう連中が出て来るところがダメリカの最後の良心とでも言うべきものなのでしょう。電子書籍関連では
『セブン&アイが電子書籍市場に参入、掲載商品購入で出版社に報酬支払い』
なんてのもあり、日本ではまだまだ群雄割拠ですが、ダメリカでは事実上2社が独占しているようなものですからね。
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『Android、米スマートフォン市場でiPhoneを抜いて2位に――米Nielsen調べ』
最近の評判を観れば、この結果も頷けるというものです。機種も多様ですしね。
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なかなか興味をそそられる論文です。実際にこんなデバイスも作っているようですが、もし実現したら、その映像は見てみたいなぁ。
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最後はオマケ2発
『横浜APEC、警察当局がTwitter警戒 デモ隊集結に利用も』
『IE 6使い続ける英政府、「移行は多額の税金使う」』
前者は注目すべきかもしれません。駄法螺も一瞬にして広まるという特性もあるTwitterですから、こういう手段にも使われるのでしょう。
後者はいかにもイギリス人らしい、近い将来しか見ない施策です。こいつらはなぜ長期展望というものを持ち合わせてないんだろう…かつてイギリス法人の日本支社で働いていた私が読むと納得が行きますが、世間的にはどうなんでしょうね。
解約して正解
これで正式にSBMはWILLCOMの敷地を分取ることになります。そこここで言われてますが、PHSと3Gや3.9Gでは電波の出力も周波数帯も違うので、WILLCOMの資産を即使えるワケでは無いでしょう。現調した結果「ダメでした」となる可能性のほうが充分あります。
いずれにしろ、これでPHSは終わったも同然です。解約して正解でした。
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だったらハナから出さなきゃ良いのに…どうも最近Appleはこういうのが多いですね。
そして日本法人は本国からの指示が無いと何もできないことが改めて証明されました。
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『「Windowsタブレットと携帯、死にものぐるいで売る」とMSバルマー氏』
と言っても、Windows Phoneはサードパーティがアプリを作れるようになったとは聞いてないので、コンシューマには売れないでしょうね。
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『MS、公取委に異議申し立てへ〜Googleとヤフーの提携は「競争阻害」』
M$絡みでもう1丁。いちおう当事者は事前に公取委に確認をしているそうなので、異議申し立てをしてどうにかなるものなのかどうか見物ではあります。
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『UAEがBlackBerryのサービス制限 セキュリティ上の懸念から』
中国に限らず、特定の血筋や家が統治するような政治形態の国では、国民の動向を常に把握できないような通信網は脅威以外の何物でも無いでしょう。そういう意味ではこの反応は解らんでもないですが、はたしてそれが現代に通用するかと言えば、そうではないような…。
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ほほぉ、なかなか良い取り組みにも見えますが、巷のショップにも浸透するかどうかは注目すべきかもしれません。直営ならまだしも全キャリアを扱うようなところでは…?
慣れの問題?
『Intel、シリコンフォトニクスで50Gbpsのデータ伝送に成功』
遂にハードウェアの配線に銅線を使わない時代が来るようです。こりゃますます自作ハードウェアなんぞ遠のきますなぁ。ちょっと前にディスクリートで組むための有名なトランジスタがディスコンになった話題がありましたが、こうなると、これからの若者は半田鏝で回路を組むなんてことを知らずに育つのかもしれません。良いことなのか悪いことなのか分かりませんが、技術を知る面白味は無いでしょうね。
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『NTTドコモ、LTEのサービス名は「Xi(クロッシィ)」』
「フツーはサイと発音するのでは?」というのがファーストインプレッションです。まぁ何がフツーなのかという話はあるとは思いますが、個人的にはサイと読んでしまいそうです。mova(ムーバ)→FOMA(フォーマ)→Xi(クロッシィ)ねぇ…慣れの問題なのかもしれませんが、違和感がモリモリあります。
日本版グレートファイアウォール
『ネット上の児童ポルノ対策にブロッキング導入、犯罪対策閣僚会議で決定』
昨日あたりから話題になっていましたが、このドサクサに紛れて、とんでもないことが決まったようです。これで国は難癖を付けてどんなものでもフィルタリングできる理由付けを持てることになります。これじゃ中国のグレートファイアウォールと何も変わりません…いよいよ日本も恐ろしい時代に入ったということでしょう。
もちろん児ポはとんでもない犯罪ですが、だからと言って“中立的な団体”とやらが天下りを受け容れるだけのしょうもないところにならない可能性が否定できないだけに、この決定はそら恐ろしいものがあります。
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まぁパブコメなんてのは、法律上募集することになっているのかもしれませんが、それを反映するような強制力は伴ってないので、大した意味はありません。意見を出すこと自体は良いんですけど、その労力が無駄ですからねぇ。官僚なんてそんなもんです。
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『MSがYahoo! JAPANとGoogleの提携に懸念、「日本の検索市場から競争を排除」』
Bingが選ばれなかった腹癒せでしょうか。
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『IPv6のセキュリティを検証する「IPv6技術検証協議会」設立〜MSや3キャリアが参加』
え、今更なぜ?
IPv6ならフィールドに投入された実績も充分あるんですけどねぇ…まぁここに参加しているベンダの機器は、そう投入されてませんけど。
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最後はオマケ2発
『「日本の出版文化守りたい」 DNPと凸版の電子書籍業界団体にドコモ、東芝など参加』
『携帯マルチメディア放送、ドコモとKDDIが互いの主張を繰り返す』
前者は昨日とは別団体ですが、今更感がありありです。
後者はどーせ普及しないでしょうから、どうでも良いですね。