ISDNは風前の灯

Posted at Mon, 01 Jun 2009 07:32:42 +0900 (JST)

『ネットバブルの名残りに幕:Time Warner、AOLの分離を正式に発表』

まさにネットバブルの名に相応しいAOL周辺のカネの動きは、結局のところ「自分でなんとかせい」という至極真っ当な結論に至ったようです。
現在のInternetからは完全に乗り遅れていると言っても過言ではない現状で、今後どうしていくのか、生暖かい目で見守るしかありますまい。一言で言えば「御愁傷様」ということなんですが。

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『MSが“意思決定エンジン”と呼ぶ、新サーチエンジン「Bing」公開』

なんとしてもGoogleに勝ちたいM$が出した手が、これですか…数日前にMathematicaを検索エンジンのコアにしたものが公開されましたが、説明文を読むと、それと大差無いようにも感じます。どうなんでしょうね?

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『米Googleが次世代通信プラットフォーム「Google Wave」発表』

対してGoogleは、通信プラットフォームなるものを発表しています…が、パッと見は、今までのあらゆるWebアプリを1画面に纏めただけのようにも。どこに新規性があるのか解りません。
個人的にはGoogleに依存することは危険だと思っているので、これも生暖かい目で見守る程度にしたいと思います。

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『NTTの加入電話・ISDNの契約数は4208万件、1年で395万件減少』

いよいよ4,000万割れも目前に迫って来たようです。減少率で考えれば今年度中には3,900万台になります。私が意地で?残しているISDN回線も、都内ですら風前の灯。住宅向けでは僅か100,468回線だそうです。個人的には、バックアップ回線としては最強の部類に入ると思うんですけどねぇ。
みかかもひかり電話への巻き取りをとっとと進めないと、いつまで経っても維持費が半端じゃないメタル網を潰せませんからね。今後のFTTH販売施策は要注目かもしれません。

『NTT、近未来の通信サービスを体感できるショールーム「NOTE」をリニューアル』

だけで大丈夫なんでしょうか?

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『もうひとつの未来:ウィルコム、「WILLCOM CORE」のコンセプトモデル10機種を先行公開』

なんだか未来過ぎちゃって、実感が沸かないですね。
これらが本当に売られるのなら、何かコメントのしようがあるのですが…WILLCOMのコンセプトモデルって売られたこと無いからなぁ。

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『伊藤忠、MVNE事業のインフォニックスと資本業務提携』

ほほぉ、伊藤忠はMVNEという商売に未来があると考えているんですね?
どうだろうなぁ。

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『Ciscoのソフトウェア製品に脆弱性、IPAが注意喚起』

また渋いところに脆弱性が…TFTPのディレクトリトラバーサルかよ。

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最後はオマケ

『石川県珠洲市のアナログ停波リハーサルが7月24日に決定
−1時間放送を休止し、お知らせ画面を表示』

さーて、どこぐらい苦情が来るんでしょうかね…と期待したいところですが、現状ではCATVに加入しさえすれば2011年以降も現行のアナログテレビでも地上波ディジタル放送が受信できるよう変換されて放送されるので、さして問題は出ないのかもしれません。
だからこそ、CATV整備率100%のこの場所をリハーサル場所に選んだんでしょうしね。