「給付金」ではなく「還付金」でしょ
晩メシを買いに出たついでにポストを覗いたら、4月に申し込んだ“チンケなバラ撒き”こと定額給付金が、今月末に振り込まれる旨の葉書が届いていた。

私の出身の地方都市よりも世帯数が少ない渋谷区でこれでは、2年ちょっと前まで住んでいた隣の世田谷区なんぞ、世帯数は4倍以上あるのだから、もっと遅れているに違いない。どっちにしても、他の業務を抱えなから、政治家の気まぐれで始めたこんな事業に借り出される各区の市区町村職員も堪ったもんじゃないんだろうなぁと、他人事ながら思った次第。
あと、「給付金」という名前はおかしいだろう。我々が納めた税金が戻されるのだから「還付金」とでもすべきだろうと、個人的には思っている。
いずれにしても、このツケは税金で穴埋めされることと、今の政党はどっちも碌なもんじゃないので、選挙で投票してもその後に大差が無いが故に、日本の政治の救いようの無さまで目に見えてしまっていることが、この事業・制度の悲しいところである。
…ま、日々の生活で精一杯の我々庶民にとっては、この程度の金額は「生活費」に消えるだけで、景気浮揚なんぞに貢献することは無いことだけは断言できそうだ。