そう思われてちゃぁ、失敗だ
やっと3.9Gの周波数帯が決まりましたが、注意すべきはDCMやauが使っている800MHz帯が消えていることですね。1.5GHz帯か1.7GHz帯のどちらかです。まぁ前者にはDCM/au/SBMが、後者にはE悪が名乗りを上げるんでしょう。これは規定路線なのでしょうがないですね。
あと、この記事で読むべきは、かつて周波数帯を割り当てられたものの破産したアイピー・モバイル分の2GHz帯が、
“TD-CDMA、TD-SCDMA、モバイルWiMAX、IEEE802.20 625k-MC、次世代PHS、UMB-TDD、LTE-TDD”
の7規格で1社の新規参入を認めたことでしょうか。つまりは「第2のWiMAX事業者」が出てくる可能性がどこまであるかということになるんでしょうけど、この不況下じゃなぁ…。
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昨日のDCMに続き、KDDIも接続料について記者会見を開いたようですが、KDDIはDCMとは逆に規制の撤廃を主張しているところが面白いですな。その理由として
“各社によって設備や採用技術が異なり、コスト構造は大きく違う。また自網内の通話定額や家族内通話定額の導入時期などによってトラフィックの伸びが異なる。コストが回収できなければ設備競争にはプラスにならない”
からだそうですが、それらを含めても接続料は算出できそうですけどね?
接続料には相応の利益を乗せても良いと認められているんですから。あとは規模の経済なだけだと思うんですけどねぇ。私はこの理由はあまり理解できませんでした。
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『国内最長62.9kmでの無線LAN通信に成功。日本無線が実験』
昨日の記事では事実しか伝わってませんでしたが、詳細が出て来ました。
占有周波数帯を絞っただけで、電波出力なども弄っておらず、それ以外は市販品と差がないとか。それでこの長距離は凄いですね。
ただ、長期間に渡って実用に耐えられるかどうかは別問題かもしれませんが。実効速度が1.2Mbpsというのも、ちょっと細いかな? T1専用線ぐらいの帯域ですしね。
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私がこのbogでも何度か指摘している、ダニのスタンドプレーが出ています。日経BPごときの記者にもそう思われるようじゃ、この作戦は失敗でしょう。
これも何度か言ってますが、私もこの規制そのものは反対ですが、ダニのスタンドプレーはもっと反対です。あれじゃ反感しか買いません。