「不当という意味が理解できない」が理解できない
『ソフトバンクのMVNO参入は「通信事業者としての責務放棄」――MVNO協議会』
『MVNO協議会、ソフトバンクのMVNOに意見表明』
奇しくも昨日、私が指摘した内容まんまが意見として表明されています。そりゃそうでしょうね。こんなアホなことは罷り通ったら、“周波数帯は割り当てされてるけど設備は一切持たない全国キャリア”という摩訶不思議なものが成立します。
しかし、
『キャリア同士のMVNO、「不当という意味が理解できない」――ソフトバンクの孫社長』
んだそう。もはや開いた口が塞がりません。
総務省も指摘しているとおり、
“免許を付与されているMNOは、開設計画にもとづくエリアカバー率の達成や技術導入などを達成する義務を負っている”
のですから、まずはこの義務を完遂して欲しいものです。
周波数帯にしろ電話番号帯にしろ、タダのものやカネで解決するものは何でも欲しがる損君のこの言い分が、私のような元キャリア出身者や、現在もキャリアに居る者から理解を得ることは無いでしょう。
SBMのようなキャリア、もっと言えば損君自身は、即刻通信キャリアという市場から退場してもらいたいものです。
—–
『ソフトバンク決算、通期を上方修正。ADSL契約は450万を割り込む』
『ソフトバンク、「インターネットコンテンツ元年」を標榜』
上記のような発言は、SBグループの決算の場から出たようですが、これもなんだかなぁという感じです。やたらめったら財務体質が改善されたことをアピールしていますが、それが尚更、怪しさを増幅させます。
他キャリアと同様、ADSL回線も順調に減ってるうえ、去年の「インターネットマシン元年」だかというのも失敗してますし、掛け声倒れになるんでしょうなぁ。
—–
『「10Gb/sの光アクセスを実現」、三菱電機が10G-EPON試作システムを開発』
日本ではみかかで採用されていることが公表されているPON方式の10GbE版が出るようです。
特に関西ではラストワンドロップまで1Gbpsになっているので、PONの10GbE化を急がせたのかもしれません。
—–
『「Windows 7の6エディション、顧客の要望で決めた」 MSが説明』
ほほぉ、これは興味深い。昨日の私の記述に誤解があったようで、7ではエディション間のアップグレードが簡単だと言っています。Vistaで相当懲りたんでしょうな。
—–
『「Google Latitude」公開、携帯電話で友人と位置情報を共有可能』
こりゃまた厄介なサービスです。こんなことしてどーするの?
ユーザが嬉しいとも思えないし…Googleの真意が解らないですねぇ。
日本では携帯電話のGPSによる位置情報を、他の携帯電話やPCから確認できるサービスがありますが、あれだって相当慎重に運用されてるんですけどねぇ。
昔は移動機がある最寄りの基地局を探し、それを位置情報を提供するのも、警察からの捜査令状が無いとできないんですよね。それだけ重要なプライバシー情報なはずなんですけど。
—–
ここ数日追っていた件が完結しました。ひとまず4ヶ月の延期が正式に決まったようです。
再来年の日本ではどうなるんでしょうかねぇ。