タイミングが悪い

Posted at Mon, 22 Dec 2008 08:15:26 +0900 (JST)

『さくらインターネットのデータセンターに障害、GREEなどに影響』

かつて某データセンタの中の人だったので、この障害の実際はぜひ知りたいです。
リリースによると、各フロアにある分電盤が火を噴いたことが想像できます。その日のうちに復旧したと言ってますが、恐らくは片系だけ復旧させてるんでしょう。本格復旧は1ヶ月後ぐらいですかね?
両系の電源が飛ぶというのはデータセンタとしては有ってはならない事象ですから、今頃は他社のデータセンタでも再点検を迫られていることでしょう。コロケしていた各社は年の瀬に面倒な仕事が増えて可哀想ですな。

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『時速500kmでハンドオーバー、高速鉄道向け無線LANの新規格を』

なんでこんな高速なのかというと「世界の高速鉄道の計画に基づいて」だそうですが、無駄に高速な気がします。鉄道というよりリニアモータなんですが、リニアモータが実際に500kmで走るのは10年以上先だと思いますよ。上海のリニアモータも時速430kmのスペックがあるにもかかわらず、実際には朝晩などで時速300kmでしか走ってないようですし。
あと、これだけ高速だと移動局側のドップラー効果も無視できないでしょうから、技術的にはちょいと面倒な気もします。チャン切りのタイミングを測るのにドップラー効果を積極的に利用するのかもしれません?
いずれにしても、実用化までには相当な道のりがあるでしょうね。

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『UQとウィルコム、サービス開始に向け端末の包括免許取得』

いよいよ来年早々には始まる予定ですからね、この免許も要るでしょう。
逆に言えば、この免許が下りたということは、実運用に向けた準備が概ね整ったとも取れますし、双方とも若干の期待をしています。

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『携帯電話しか持たない世帯が17.5%に――米調査』

日本では銀行でローンを組むのに「固定電話の有無」があったと思いますが、ダメリカではそんなもんは無いのかもしれません。
あと、日本で同じ統計を取ったら、どのぐらいの数字になるんでしょうねぇ。感覚的には10%ぐらいじゃないかなぁ…と思っています。

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『iPhoneの盗聴ツール登場』

出るべくして出たという感じですね。Appleがどう対処するのかが見物ではあります。

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『ユーザーの通信キャリアに対するイメージは』

DCMに“サポート”で好印象があるのが不思議でなりません。店舗毎にバラつきがありまくりなのに。
あと、auが“安さ”で好印象というのも大いに疑問です。パケットのパック料金が通話に振り向けられないことがネックで、かなり高いハズなんですけど…?

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『廃棄予定のノートパソコンにLinuxを載せて中高生に無償配布、会津坂下町』

この町でxDSLなり光ファイバなりがどの程度普及しているのかにも依りますが、17万円掛けるなら、素直に廃棄したほうが良いと思いますけどね?
じゃなけりゃ使い物にならんでしょう。まさかダイヤルアップ?

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『Blu-ray Discレコーダの売上高,録画機の約8割に』
『世界初の片面Blu-ray/DVDハイブリッドディスクを公開』

市場は急速にBlu-rayへ舵を切っているようですが、後者のようなディスクが今更出てきたところで遅いでしょう。過渡期に必要なものが過渡期ではない時期に出てもねぇ。ヘタすると無駄にDVDが延命されてしまうかもしれませんから、ただでさえ現在の不況で案外売れないと嘆いているメーカ側からすればハイブリッドディスクは悪魔のような存在か?

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『パナソニックが三洋電機子会社化で正式契約』

そんななか、子会社化を進めてしまったパナソニックは大丈夫なんでしょうか。
お荷物にならなけりゃ良いですが…。

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『Polaroid、破産保護を申請――親会社の不正で』

確か、2度目のChapter 11だったような…不正の内容が知りたいところです。