諦めが悪い放送局

Posted at Tue, 25 Nov 2008 08:25:41 +0900 (JST)

『杉並区が「ストリートビュー」に対応申し入れ、区民から苦情も』

町田市は意見書の議決までしましたが、杉並区はそこまで行ってないようです。
GSVを擁護する立場の人は「じゃぁ今まで住宅地図が非難されてないじゃないか」と言ってるようですが、住宅地図が非難されてないワケでもないですし、それよりもGSVと住宅地図では本質が異なるでしょう。
地図は有償で、手にできる情報は地番と表札にある名前だけですが、GSVは無償で、住宅地図以上の情報も入ってますからね。車を持っていて撮影中に車庫にあれば車種はもちろん、場合によっては生活習慣までもがその場で解ってしまいますから。
そういう点を公表されるのがイヤだという人も居る以上、「申し出が無い限りは公表し続ける」という姿勢は、少なくとも日本という社会文化の中では非難され続けるでしょうね。

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『神奈川の生徒情報問題で日本IBMが経路特定へ、漏洩データ削除にメド』

もの凄く違和感を持たざるを得ないキャプションと記事です。
nyは特定のファイルのみを削るとことなんぞできないハズですが、なんで「漏洩データ削除にメド」が立つんでしょう? Shareを対象に言ってるだけ?
さすが日経BPという感じです。

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『フィンランドNokia社,2009年末までにTD-SCDMA方式の携帯端末を市場投入』

なぜか今朝のE-mail NEWSでは各紙が無視していますが、日本にMVNOとして参入しようとしているらしいノキアは、さすがにカネが有り余っているようです?
いくら中国国内だけで数億の需要があるかもしれないとはいえ、実運用に回せる段階に至ってるとは思えない技術へ投資するとはなかなか見上げたものがあります。それともノキアの中では、少なくとも無線区間は大丈夫だと見込んだんでしょうか。もしくは中国政府から“要請”されたのかもしれません。

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『慶應SFC研と企業4社、研究開発目的の地域WiMAX運営会社を設立』

学生が遊び半分で運用するようなサービスにカネを払うユーザが居るとは思えないものの、無線基地局の運用には結構なカネが掛かるものなんですけどねぇ…慶應大が持つんでしょうか?
というか、ここまでしないとSFCの地盤沈下が防げないということでしょう。
慶應大出身者に言わせると
「SFCとだけは一緒にされたくない。あそこは大学ではない」
らしいですから。

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『Verizon社員、オバマ氏の携帯電話記録に無断でアクセス』

どこのキャリアにも、こういう輩は居るもんですけどね。

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『iPhone 3Gが絵文字、ストリートビューに対応』

はてさて、これでどこまで不良在庫を圧縮…いやいや、ユーザ数を稼げることやら?

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『パーク24と多摩モノレール、PASMO乗車履歴と連動した割引サービス』

FeliCaの利用履歴を浚うサービスの二番手が出て来ましたが、これからもっと出て来るんでしょう。
怖い世の中です。

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『NHK-FM「サウンドストリート」の録音テープをネット配信
リスナーらの“エアチェック”テープをアーカイブス化』

現在の地上波ディジタルテレビでは、如何にして録画させないかに腐心して碌でもない保護機構を組み込んで売られているのとは対照的に、こういうときだけリスナーのエアチェックに頼るという放送局の姿勢には大いに疑問を持ち続けなければならないでしょう。
今回で言えばNHKは、放送の同録が無いなら無いで諦めるしか無いだろうに。

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『写真共有「Priea」、障害復旧の見込みが立たずサービス終了』

こういう理由で無料サービスを終わらせる方法もあるんですね。「β版ですから」という感じなんでしょうか。
預けたデータが責任持って削除されることを確認できる術が無い以上、このテのサービスを使うときは、こういうリスクも負わねばならんのでしょう。

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『ツクモが営業中断、担保の在庫差し押さえ 「残念でならない」』

ツクモって、店頭在庫をも担保に差し出さざるを得ないぐらいに財務状況が悪化してたんですね。それはそれで今更ながら驚きです。
今回はNECリースの判断が正しいと思いますが、この対応でツクモの民事再生はかなり厳しくなるでしょう。