(U)SIMロック解除に向けて
外圧に負けてW-CDMAではなくcdma oneを導入させられてから、やは10年。やっと国内で無線区間の通信規格が統一されることになり、これで理論上は「(U)SIMロック解除」も可能となります。
この点も含めて議論が出たのが
です。本文は非常に長いですが、ある意味で読み応えがありますな。
笑えるというか、ツッコミを入れざるを得ない箇所がいくつかあります。SBMは宮川のオッサンが
“2年前のボーダフォン買収時、月間1000万パケットは1人か2人というレベルだったが、先月の時点では1億パケット以上は100人を超えている。iPhoneで24時間動画を視聴すると1億パケットに軽く届くが、これは平均の数百倍。どんどん制御できないレベルになりつつある。約5万パケットで定額制上限にトラフィックを増やさず、いかにうまく料金をいただくか、検討しているところ”
と言ってるところでしょう。こんなのは当たり前も良いところで、いかにUSでiPhoneの仕様動向を調査していなかったかが透けて見えます。
iPhoneはスマートフォンですし、MobileMeみたいなデータ同期が常に走るようなアプリが前提のものに対して、パケット料金を青天井で提供すりゃぁそうなるってなもんです。中学生でも解る論理でしょう。
あとE悪のエリック氏も
“当初の見込みが甘かった。現状は、予想より音声トラフィックが多い。80万ユーザーだが、音声トラフィックは想定の10倍で800万ユーザーレベル”
なんてほざいてるのには笑ってしまいました。こいつらもユーザの動向を把握していませんね。
以前も指摘しましたが、SHARP製スマートフォンであるEM-ONEがリリースされた直後から、ユーザがなんとかこれで“電話”ができないかハックしていました。“電話番号”があり、音声の入出力端子を実装している以上、そういうことをやってみようと思うのが日本のユーザです。
この情勢を微塵も見ずに、データ通信契約だけすれば音声は実質無料に近い料金体系を提示したんです、そりゃ大きく伸びるでしょう。
どうも最近のキャリアは、自分が「電話会社」であることを忘れているようですが、携帯電話でも「通話」が必要な場面はいくらでもありますし、ここを忘れてはイカンということでしょうね。
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『ソフトバンクの「ホワイトプラン」、1500万契約を突破』
『ソフトバンクがLTE実験装置ベンダー選定、2009年に実験開始』
『ソフトバンクモバイル陣営も「ISDB-Tmm」に――モバイルメディア企画が方針転換』
SBMに関する3題。
前者は自分で自分の首を締めるようなものです。いつまで持つのやら。
中者はSBMという会社からすれば順当でしょう。Huaweiであるのも已むを得ません。ただ、実験エリアが水戸というのは興味深いです。なんで水戸なんだろう？
後者はどんな心変わりなんでしょうか。イセンス料金が跳ね上がったのかな。
いずれにじれも
なんて記事まで出始める昨今、SBMの資金繰りは相当厳しいでしょうからね。
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比較的安全だと見られていたWPA-TKIPが鍵のクラックまでは成功したそう。この記事は大いに注目すべきですね。よっぽどの理由が無い限り、無線LANは導入しないほうが良いのでしょう。
見られても構わない通信内容だったり、それぞれの端末にセキュリティホールが無く、クラックされないことが保証されてるようだったら良いんでしょうけど、そんな通信内容も端末も存在しませんからね。
『BBモバイルポイント、マクドナルド450店舗を新規エリアに』
なんて記事もありますけど、公衆無線LANも犯罪の温床になりかねませんな。
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『iPhone契約書に「解約不可」 消費者団体が削除申し入れ』
先週末からネタになっていたのですが、これは酷い内容です。iPhoneについては、よっぽど不良在庫を積み上げたくはないんでしょう。AppleとSBMでは、SBMにそんなに不利な契約なんでしょうかね。せっかく
『世界スマートフォン市場、iPhoneがBlackBerry抜く――Canalys調査』
みたいな調査結果もあるのに、日本じゃ広まりようがないでしょうな。
まぁ今でもあまり見ないんですが。
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『NTT、フレッツ光契約数は9月末で1009.6万件。ひかり電話は691万』
やっと1,000万回線を越えたようです。
固定電話回線が5,000万を割るかもしれないという現状で、IP回線が2割を越えるとは…みかかの現状を知っているだけに危険な気がします。あいつらまだIPの本質を解ってないからなぁ。
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『Microsoft CEO、Yahoo!買収は「興味ない」』
これだけ株価が上下しては、いかにM$と言えども手は出せますまい。
ヘタすると本国のYahoo!は潰れるかもしれませんね。
将来はセブン・イレブンのようになるかも？
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『日本ユニシスの4〜9月期は減収増益 「SaaSの収益化は難しい」と籾井社長』
これは爆笑。こんな夢見たいなこと言ってる会社がまだあったとは。
今はSaaSとか言ってますけど、所詮は10年ほど前にも流行りかけたASPと同じ。ASPでも従量課金で商売にしようとして、市場にどれだけ屍が積み上がったことか…。
海外とは違い、日本は自分の仕事のやり方に合ったソフトを作らせる流儀。押し付けのASPは使いませんし、使いたがりません。ましてや最近はセキュリティに五月蝿いんです、マル秘情報を社外に預けるという心理的な枷は相当なものでしょう。
ユニシスの来年3月の決算は面白いかもしれません？
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『「厳しい時こそ大きな手を打つ」──パナソニックが三洋子会社化へ、国内最大の電機メーカーに』
出来レースだったとはいえ、やっと公式に公表しました。
今後、重複する事業部門でリストラの嵐は吹き荒れるんでしょう。
三洋の従業員の皆さんにはご愁傷様としか言いようがありません。