カネの問題に尽きる

Posted at Wed, 05 Nov 2008 08:56:25 +0900 (JST)

『60GHz帯を使って最大3Gbps、NICTらが超高速無線LANシステム』

ミリ波を使った無線LANですね。恐しいほど短距離しか飛ばなさそうです。
だからこそ無線局免許が不要なんですけど…。
残念ながら通信距離が書かれてないので、どの程度飛んだのか解らんのですが、いよいよ来るところまで来たなぁという感じがします。現在の回路技術で使える周波数帯は全て使おうということでしょう。

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『地域WiMAXが静かにスタート』

なかなか興味深い記事です。
地方のCATV局で無線基地局を運用するのは、やはりコストの問題が大きいようです。UQとのローミングったって、UQがまだサービスインしてない以上、確認作業すらできないでしょうからね。
地域WiMAXが本格化するのは、UQがサービスインしてからということでしょう。

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『W62P向け「モバイルSuica」に利用制限』

そりゃこんなことをやるんじゃぁ、利用者が5%しか行かないワケです。
もともとJR東は「モバイルSuicaに使えますよ」と認定する過程を非公開としているだけに、今回の失態はJR東が責められるべきでしょう。

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『著作権保護期間は「金の問題」? 中山信弘氏や松本零士氏が議論』

非常に長い記事ですが、中山氏がズバリ言ってのけている点に尽きると思います。カネの問題以外に無い、と。
松本零士も矛盾したこと言ってますしね。

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『EMAのコミュニティサイト認定、「en高校生」を認定取消』

認定が取り消された理由が“事業譲渡”というのは理解できますが、譲渡された先がまたここの認定を取りに行くかどうかで、審査機構とやらの存在意義が解りそうです…もっとも、キャリアによるフィルタリングが事実上強制されている以上、ビシネスモデルを変えない限りは取らねばならないんでしょうけど。
“予備審査や本審査、運用監視にはいずれも料金が発生する”そうですから、審査機構は止められない止まらない商売ですなぁ。

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『東芝、ネットブック「NB100」の実勢価格が59,800円に値下がり』

消耗戦に入るのが早過ぎ…T芝はこの1機種だけで撤退するかもしれません。

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『富士通、4億5000万ユーロで富士通シーメンスを完全子会社化』

こういうところが不治痛という感じですかね。
シーメンスに騙されなきゃ良いんですが…。

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最後はネタ2発

『エイベックス、小室哲哉逮捕でglobe新曲発売や音楽配信を停止』
『「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る』

前者は当然かもしれません。小室があっさり認めたのもツマランですな。バブルの記憶が忘れられないということ自体が、彼を悲しい末路へ導いたんでしょうか。
後者は刺激的…なのかもしれませんが、エンジニアには一概に適用できません。エンジニアリングは観察と模倣から始まるので。