二極化の悪寒

Posted at Tue, 12 Dec 2006 08:27:24 +0900 (JST)

『FTTH、ADSLともに「ぷらら」が一番人気〜2006年ISP顧客満足度調査』

これにはビックリしました。ぷららがISPで1位とは。
私にしてもれば“最も敬遠したいISP”の1つです。
理由は「意味もなくポートを閉塞しているから」に尽きるのですが、一般ユーザにはそれが良いのでしょう。
どんな商品でもそうですが、ある程度行き渡ると二極化します。マニア向けと初心者向けですが、今のISPはその方向にあるのでしょう。どうしたってマイノリティであるマニア向けは評価されないんだろうなぁ。

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『ソフトバンク、モバイルWiMAXの実験局免許を取得してフィールド実験開始』

Motorolaと協力することは知ってましたが、これじゃMotorolaに丸投げですね。なんじゃこりゃ。
成果が公表されることを願うばかりですが…まぁSBですから、しないでしょうね。

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『IIJなど7社、総務省委託で安全・安心インターネット環境実現する技術』
『情報大航海プロジェクトへの批判と経産省の回答』

この2つはいずれも国が介入している話ですが、どっちも酷いもんです。ただのばら撒き予算ですね。
両方に共通しているのは“国が介入すべき問題ではない”ことでしょうか。
どっちも民間で勝手にやってます。こんなもんに税金を突っ込むな。
「一部の企業のためのプロジェクトであって,国民のためのプロジェクトであると感じられない」
という感想は正鵠を射てます。

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『「赤耳」はどれくらい速いのか?――「W-OAM」対応W-SIMを試す』

これはW-ZERO3ユーザには朗報か…と思いきや、恐らくそうなりません。
今回の新しいW-SIMは、理論最大204Kbpsの帯域を持てますが、W-SIMとW-ZERO3本体との接続インタフェースが“シリアル接続”なので必然的に最大速度が128kbpsと決まります。
この記事にある実験結果でも暗に触れられていますが、W-ZERO3ユーザが新しいSIMに換装しても恩恵には与れないかもしれません。