Andriod=Linuxディストリ
『Googleら34社が携帯プラットフォーム提案、ドコモ・KDDIも参加』
今朝はこれ一色です。名前はAndroid(アンドロイド)だそうで。
KernelはLinuxだけど、それ以外のGPLライセンスを採用したモジュールはわざわざ削除し、同じ機能をGoogleが開発してApacheライセンスで公開するところがミソなんですね。これで各キャリアが独自に実装した機能をソースもろとも公開する義務を負わずに済むと。
…って、これじゃ、これまでもLinuxで稼動していた移動機がある以上、Androidという名のLinuxディストリが1つ増えただけに過ぎないのでは?
Androidにあるライブラリにバグが1つも存在しないとは考えられませんから、致命的な穴があったときは、実装されている全ての移動機に影響します。世間一般のPCユーザなら、毎月恒例、M$のWinodwsと同じように。
Linuxサーバであればapt-get updateなりyum updateなりで穴を塞げますが、現行でもDCMやauの移動機に実装されている、網越しのアップデート機能をAndroidにも実装されているんでしょうかねぇ?
それともDCMなりauなりが自分たちで実装しなければならない??
採用するメリットがイマイチ見えないです。まだSymbianのほうがマシでしょう。
—–
『ソフトバンク、ADSLは会員減少が続くも効率化で利益拡大。固定も黒字化』
『ソフトバンク中間決算、過去最高の業績〜アジアNo.1のインターネット企業へ』
ずいぶん景気の良い話が並んでいます。JT買収後、3年でやっと黒字化ですか。遅過ぎですね。損は今でも「固定網の買収は失敗した」と思ってるでしょう。
ここで興味深いのは後者の記事にある、白プランについて言及した内容でしょう。
“これはナンバーワンの会社が取るべき戦略ではなく、3位という立場を利用してスタートしたプラン。毒にも薬にもなり得るものだ。今後も未来永劫、提供し続けることができるかどうかは、よく検討してみないといけないだろう”
馬脚を顕したとしか思えぬコメントです。
今回の決算をどうやってメイキャップしたのか知りませんが、当面は頑張ってもらいたいものですな。
いくら「うちはあくまでネット企業」とほざいたとしても、キャリア事業をやっている以上、それなりの社会的責任があります。ISPみたいにいい加減なことはできないんですから。
—–
昨日の今日でこんな記事が出るとは…UKでは暗号化通信も無意味になる可能性があるんですね。
よーするに国家権力の前では何でもアリ?
恐しいことです。