最悪の組み合わせ
『ウィルコム、会社とPHS間の通話が定額となる内線ソリューション』
以前から言われていたものがリリースされました。しかも想像以上に低価格です。
WILLCOMはSBMなんかよりもエリアが広いですから、企業向けには売れそうな感じがしますね。企業が社内をIP電話化するにしても、それまでのISDNを生かすためにPBXは残したままですから、WILLCOM側もそれを承知で、PBXのインタフェースをBRIとしたのでしょう。
3G網と違って、PHS網のマイクロセル方式は、多少の音声トラフィック爆発には耐えられる網構造なので、E悪にやられっ放しの今、それを切り崩せるかもしれません。
—–
まぁ昨日は繋がらなかったですね。移動機からもPCからもダメでしたが、1時間ぐらい掛けて何度かリトライすることで、どうにかezweb.ne.jpドメインと同じユーザ部をauone.jpでも確保するこができました。
現在はezweb.ne.jpに届いたものを無条件に全てauone.jpにも転送させていますが、折りを見て使い勝手を検証しながらフィルタを噛ますかもしれません。
—–
『J:COM関東、下り最大160Mbpsの「J:COM NET ウルトラ」を10月15日に開始』
ケーブルモデムですから半二重通信ですしねぇ…って、このサービスでレンタルされるものもそうなのかは書かれてませんけど。
最近のPCに実装されているNICは1Gbps(なぜか1000Mと表記されてますが)対応なので、ボトルネックにはならないでしょう。
ま、ここまでの広帯域を何に使うんだという話はありますが。
—–
『サイバー犯罪者が高度なツールを駆使する傾向に、シマンテック調査』
そりゃそうでしょう。じゃないとユーザを騙せませんし、セキュリティ技術は日進月歩どころか秒進分歩の世界なんですから。ある意味、もの凄い勉強家でしょう。今朝の同じE-mail NEWSに載ってた
『海賊版ソフト販売の男性逮捕、「ACCSサイトを毎日閲覧、罰則強化も認識」』
なんかは好例じゃないでしょうか。
—–
『IP同時再送信の商用化は最終段階,ガイドラインには厳しい技術基準』
ここに出ている技術基準がどのような過程で導き出されたのか知りませんが、IPでやるには相当厳しいものであることには違いありません。
“通常のデジタル放送と比べて2.5秒以下の遅延に収める”
“映像・音声に対する字幕表示のタイミング誤差は,デジタル放送と比べて±3フレーム以下”
って、パケット化云々以前に、MPEGのデコード・エンコードで喰われる時間のほうが多いですよ?
—–
『ネット業界人に「Second Life」意識調査、企業の参入効果に6割が疑問視』
たった6割しか疑問視してないことのほうが驚きです。
こんなのは広告代理店しか儲からないのに。
—–
『Google、無線ネットワークの構築コストは約170億ドル?』
さすがのGoogleも再考するんじゃないでしょうか。
2兆円も突っ込んで赤字しか産まないようじゃ、それこそ自滅へのトリガを自分で引くようなものです。
これも以前から言われていますが、
という話もありますし。
結局人間にとって「タダより安いものはない」んですから、有償オプションを買う人は相当少ないでしょう。
—–
『ケータイが15分でフル充電可能に–村田製作所とエプソン、ワイヤレス充電システムを開発』
どの周波数帯を使うのか書かれてないので断定的なことは言えませんが、例えるなら、剥き出しの電子レンジが部屋の中にあるようなものです。
うっかり充電器のスイッチを入れたまま、上にゼムクリップとか置くと、火花や熱で危険な気がします。
当然、そういったことに対策は練られてるんでしょうけど。
—–
ま、こういう組み合わせになりますわな。
Ericssonにならなかっただけマシということですか。
—–
『限定「nanacoケータイ」登場──セブン&アイとソフトバンクがnanacoキャンペーン』
ここまであからさまに個人情報を手に入れたいと叫ぶ企業も珍しい。
nanacoは1大トレーサビリティシステムですからねぇ。
ユーザは考えないんでしょうか? 全国のセブン・イレブンで氏名と性別とともに、購入した商品とその時刻が全て記録されているであろうことを。その対価が、あのしょぼいポイントであることを。
POSシステムがそういう目的のために存在するのに、そこに自ら正確な個人情報を企業へ与えてしまうリスクは相当なものです。もしシステムがクラックされたら、ひとたまりもありません。
しかも個人情報の取り扱いには低評価なSBMと組むとは…まさに最悪の組み合わせです。