ホントは人海戦術じゃないの?

Posted at Fri, 03 Aug 2007 09:42:34 +0900 (JST)

『YouTube日本語版の事業説明会。パートナー提携や著作権対策を重視』
『YouTubeの著作権対策、人力チェックよりも技術的解決を重視』

立場が変われば視点が変わるのは当たり前ですが、これほど分かりやすいものもありません。
昨日はようつべの説明会があったようですが、結局は違法コンテンツ対策に話は行くものの、ブロードバンドという側面では比較的穏当、インターネットという側面では最優先課題となっています。
もっとも、昨晩付Internet Watchのトップ記事が

『「違法アップロードの対応は極めて不十分」国内24団体がYouTubeに訴え』

だというところに、立場の違いが明確に現れてるんですけどね。
しかも今朝はAV watchにも

『JASRACなど、YouTubeの著作権侵害問題で2度目の協議
−実質的な進展なく、各団体から不満も』

なんて感じで出ています。
いずれにしてもようつべが今秋から、人海戦術ではなく画像認識・音声認識で自動的に違法コンテンツを削除するようにすることは確定のようです。どこまで機能するのか楽しみではありますね。USでは

『「YouTubeは著作権対策で生き残り、繁栄する」とアナリスト』

なんて楽観論?すらあるようです。

—–

『総務省が2008年度の重点技術戦略を公表、「重要」18テーマと「重点」7テーマを選定』

ずいぶんと恣意的なテーマ選択です。
どの程度の予算を突っ込むのか知りませんが、IPに代われる程度のものが出てこないとイニシアティブは握れないでしょうね。

—–

『NTT、Bフレッツ契約数は678.2万件。フレッツ・ADSLは減少傾向が続く』

ADSLが死に行くサービスなのは先月あたりから出ているのでどうでも良く、この記事で注目すべきは、今回初めて公表された「BフレッツARPU値」なるもの。
Bフレッツとひかり電話の収入をBフレッツ契約数で割ったものですが、これまでの固定電話より明らかに高いですね。
これでも赤字だってんですから、みかかの高給体質は相当なものです。半分以下は解雇すべきでしょうね。どーせ仕事なんかしちゃいないんですから。

—–

『So-net、PSP向け動画配信「P-TV」終了 「ビジネス回らず」』

こんなのあったんですね。知りませんでした。
そりゃPSPがあまり台数出てないんねすからビジネスとしても回らんでしょう。
というか、日本人は「1度買ったコンテンツは永続的に何度でも見たい」ので、1週間で再生できなくなるものにカネを出す人は少ないでしょう。じゃなけりゃ次世代DVDデッキでもメーカへ執拗に録画機能を求めたりしません。

—–

『自治体の無料Wi-Fiサービスは広告で成り立つか』

最近は日本の地方自治体のWebサイトにも企業広告が入りますが、USではもっとドラスティックなんでしょうし、企業広告が入ることに対するアレルギーのようなものも無いでしょう。それでもこんな論評が載るということは、苦戦してるんでしょうね。一昔前のZeroみたいな無料ISPでも、最後はここに行き着きますから。

—–

『主要SNS、1年間でビジター数が大幅増』

SNSがユーザ数を拡大するとSNSじゃ無くなると考えている私は間違えてるんでしょうか?
どうも違和感があります。

—–

『イー・モバイル、USB端末「D01HW」の販売を全面再開。Windows対応を確認』

E悪のカスタマサポートは、右も左も分からない新卒社員が「新人研修だ!」と放り込まれており、サポート品質が最悪だとあちこちで叩かれていますが、E悪はそれを承知してるのかしてないのか、既存ユーザへの対応は

“カスタマーセンターで購入済みユーザーへ個別に対応していく”

とか。こりゃダメだ。

—–

『アップルと組むのは危険 圧倒的な市場支配力が作り出す奇妙な提携関係』
『新型Mac登場か? Appleが8月7日に発表会』

Appleに関する記事です。
私はAppleユーザではないのでそんなに注意を払っているワケではないですが、前者の記事を読むと「そう言われるとそうだなぁ」と、いろいろ思い出します。最後には提携関係がことごとく崩れてますわな。
後者はいつもの煽り記事。そろそろPCかな?

—–

『最も影響力のある技術製品は「IE」–CompTIA調査』

うーん、そう来るか…という感じ。これはUSやEUでの訴訟でM$には不利に働くのかもしれません。
ただ、調査したのがUSなのが原因か、6位にBlackBerry、10位にPalmPilotが入ってます。