DoCoMoに移転ゼロ

Posted at Wed, 27 Jun 2007 09:49:44 +0900 (JST)

『モバイルビジネス研究会、報告書案まとまる』

これは先週末(土曜日)に朝日新聞が素破抜いた内容とほぼ同一です。
メインは「販売奨励金の見直し」と「SIMロック解除」ですが、今のキャリアどもに出来るのかは不透明です。
当座の解としてSBMがやっている「移動機の割賦販売」がありますけど、結局は割賦分をSBMが割引いているので、支払う先が違うだけで事実上の販売奨励金となるため、完全な解とはなっていません。
それ以前に説明不十分によるトラブルが各地で起きていますが :-)
はてさて、移動体通信業界でも“上下分離”は出来るのでしょうか?

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『ドコモ、2年契約の「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」』
『ソフトバンク、ドコモ対抗プランに「家族割引MAX」など追加』

各方面から悪評が立っている「DoCoMo 2.0」は、音読みすると「どこもにいてんぜろ」、変換すると「ドコモに移転ゼロ」となってしまうことについて、私のような好事家からは笑われていますが、今回の料金施策も微妙この上ないです。
前者は誰かがDCMで長期間契約してないと恩恵を受けられませんし、後者はauの丸パクリです。
例によってDCMの現社長は大威張りですが、こんな二番煎じじゃ番ポで移転してくる客は居ないでしょうね。
SBMが公約通り24時間以内に同施策で対抗してますが、これも微妙ですね。丸パクリなので割引率が同じですから。1%でも下げてれば面白かったのに。

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『ヤフー、「行動ターゲティング広告」で地域・属性による絞り込みに対応』

国内のネット広告市場でのシェアはGoogeと比べてどちらが多いのか知りませんが、内容はGoogleとほぼ同じです。寧ろ遅かった感じすら。
なぜか国内でのみ人気のYahoo!ですから、必死なんでしょうな。

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『ヤフー、ニュースや鉄道運行情報を携帯メールで配信』

ほぼ同じものは、首都圏であればR25が「R25式朝イチmail」として展開済で私も使っています。配られている本誌と同じく無料です。
内容が全国向けにカスタマイズできるのであれば存在意義はありますが?

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『圧縮・解凍ソフト「+Lhaca」に脆弱性、バックドアが開かれる恐れ』

日本で開発されたため、基本的には国内でしか使われていないであろう圧縮形式であるlhz形式で、仕組まれた圧縮アーカイブの解凍時にバックドアが開くようです。
そういえば私が新入社員の頃は
「所詮はローカルな形式なんだから、E-mailの添付にlhzは使うな!」
と怒られたものですが、今はどうなんでしょうねぇ?

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『保護期間延長の是非を問う議論がスタート、文化審議会小委』

月に1度開かれていますが、もはやネタでしかありません。
こいつらに纏めようとする気概は感じられませんから。

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『Google、MSの監視期間延長を要求』

端緒はデスクトップ検索での問題とはいえ、どうも最近のGoogleはM$に突っ掛かってますね。
どっちもどっちだよなぁ…と突き放せないところがネット時代の厄介なところではあります。

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『米CA、人為ミスに対応したネットワーク障害管理製品』

どこまで機能するんだろう?
長らくネットワーク運用でメシを食ってきた人間としては非常に興味がありますけど、いつの時代もこのテの製品がマトモに機能したという話を聞いたことがありません。
結局は人手がいちばん速いし確実なんですよね。

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『シスコ日本法人が合同会社に』

へぇ…という感じ。
合同会社ということは、株主の意向を聴くことなく出資者が経営執行できるはず。そこまで日本市場は流れが速いんでしょうか?
私の古巣はますますダメになるでしょうね。