言い訳にはならない

Posted at Fri, 15 Jun 2007 10:12:39 +0900 (JST)

『ANA障害の原因判明、「世界4例のスイッチ故障がきっかけ、対応も遅れた」』

これは完全に運用のミスですね。
推測されるのは、CiscoのCatalystでは運用中に同様の事象が常にあり、運用担当者が「いつも出ているもの」か「重大事態」かを認識できず被害が拡大したんじゃないか…というものです。
たとえそれが世界で4例だろうが、モノはいつか壊れるんですから、それを拾えなかった担当者は途方に暮れていることでしょう。ヘタすりゃクビになってるかもしれません。

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『ソフトバンクテレコム、1,000円分のプリペイドカードの通話分数が少なくなる現象』

詐欺ですね。そうとしか言えない。

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『“2.5GHz帯でWiMAX”は諦めない──KDDIの小野寺社長』

諦めないったって、今週の日経BPの連載を話半分ぐらい信用したとしても厳しいものがありますね。

“KDDIが主導権を持ってWiMAXを運用できる形を考えていきたい”

という本音が、総務省の癪に障ってそうだし。

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『ウィルコム、端末代金を分割払いできる「W-VALUE SELECT」』

WILLCOMの施策では、料金面よりサポート面で、機種変では割賦を使うよう勧めてるように受け取れます。

“月額利用料無料で、24カ月に渡って破損や故障時の修理代金が原則無料となる”

あたりを読むにつけ、割賦そのものがW-ZERO3シリーズを対象としたものなんでしょう。

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『相手がソフトバンク端末かわかる呼出音サービス』

まずはこのテのものを提供してから、定額制を提供すべきです。
きっと批判が大きかったんでしょうなぁ。ただ、

“他社携帯電話や固定電話などからソフトバンクの携帯電話宛にかけた場合であってもほぼ聞こえるという”

の「ほぼ」ってのが気になりますね。
これは各キャリア間でSS7による呼処理をした後、回線を開くタイミングによるものだろうとは思いますが、そこを調整しないとなぁ。

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『総務省の免許方針案公表で波紋広がる2.5GHz帯 第5回 移動通信だけじゃない,デジタルデバイド解消に期待高まる 』

連載の最終回ですが、今回は固定系での話です。
固定系は10MHzの割当ですが、全国網ではなく地域網を前提にしているので、地域に根ざしたCATV業者がメインになるのでしょう。
これに関連して、

『WiMAXによるフルハイビジョン映像伝送実験が成功』

というニュースも流れています。
フルHDが伝送できる可能性があるなら、ディジタルディバイド解消にも一応の役割は果たせそうです。

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『AT&Tグローバル・サービスが社名変更、9月から「AT&Tジャパン」に』

かつて国際通信事業者に所属していた者としては、混乱しそうです :-)
ここで注目すべきは、

“国際の売り上げは10%程度であり、大半が国内の通信事業によるものだという”

でしょうか。国際通信の殆どがInternetに置き換わったことが想像できます。

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『HD DVDプレーヤー売上が北米でBlu-rayを上回る−値下げ効果でHD機の60%。「price is king」』

一昨日、T芝が記者会見した内容を裏づけるものです。コンテンツに差が無いのであれば価格勝負になりますからね。
ただ、国内ではコンシューマ向けにプレーヤではなくレコーダを出さないと勝てないと思います。