絶対反対!

Posted at Thu, 28 Feb 2013 19:33:09 +0900 (JST)

『AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消』

今のところ売国アカヒ新聞でしか記事を見かけないので総務省のアドバルーンかもしれませんが、もしこれが本気だとすると、移行したAM局のリスナーは激減するでしょうね。私がふだんテレビを棄てAMを聴いて生活しているという贔屓目があるにしろ、それこそ小学生の頃から聴いているようなリスナーにとって、AMとFMには大きな差があります。
FMは周波数帯のお陰で電波が遠くまで飛びませんが、AMはそんなことはなく、特に夜間帯は地方でもキー局が拾えたり、その逆もあるので、AMの番組はエリア外でも相当聴かれています。首都圏から100kmほど離れた実家の両親は地元局がつまらないからと昼間っからキー局を聴いていますが、そんなことが出来るのもAMならではです。
“高層ビルが電波を遮るなどして聞こえにくい”
と記事中にありますが、それはFMでも同じで、寧ろFMは受信するのに手間が掛かります。ご存知のとおり、FMはアンテナを伸ばさねば電波を拾えませんから。あと、受信機が安価かつ低消費電力であることも見逃せないでしょう。自作もできるうえ、ダイオード1本で作ればバッテリすら要らないですしね。これもFMには出来ない芸当です。
かつてテレビの地上波ディジタル化に倣って、ディジタル化にも失敗したラジオ業界なので、今後この話がどう転ぶか判りませんが、個人的には久々に、成り行きを注意深く見守らねばならないニュースです。