怪しい雲行き
『ソフトバンクがイー・アクセス買収へ、「イー・モバイル」事業は継続』
今日の前場がそろそろ終わろうかという頃に、まず日経が書き、その後追いを各紙が載せ、17時に損が記者会見して発表…という、それはそれは絵に描いたような株価対策買収ですね。その結果、SBMの株価は下がったようですが。そりゃそうでしょう、だいぶ前から芋場の経営実態は怪しかったんですから。
それにしても、配下に移動体通信事業者を3社も抱えてどうするんでしょうか。自社では900MHz・1.5GHz・2GHzでFDD-CDMAを、WCPでは2.5GHzでTDD-CDMA(AXGP)を、そして今回のイー・モバイル買収で700MHz・1.7GHzのFDD-CDMAを、それぞれサービスしていますが、ふつうの感覚であれば整理・統合したいでしょう。ただ、これだけ込み入っていると、整理のしようも無いとは思います。
こんな買収に走ったのも、ひとえに
という事実があるのでしょう。ことLTEでは競争する前から解り切っていた話ではありますが…また今日の記者会見では
『ソフトバンク社長「テザリング開始、12月15日に前倒し」』
なんていうリリースもあり、対KDDIを相当意識していることが判ります。
今後は生暖かく見守るしか無いでしょう。どうなることやら…雲行きは相当怪しいです。