ネットワーク屋も終わりかな

Posted at Thu, 12 Jul 2012 19:18:48 +0900 (JST)

『SDNはコンセプトから商用段階へ、グーグルがDC間にフル活用』

いささか古い記事ですが、今ハードウェアベースのネットワーク機器ベンダに居る私にはちょっとした衝撃を与えました。全てをソフトウェアで制御するSDN(Software-Defined Network)であれば、Googleの資金力と技術力で、自前でスイッチを作ってしまうんですね。まさかスイッチチップまで自作していたとは驚きです。
現在のルータ/スイッチベンダは、重要なデバイスの1つであるスイッチチップを自作することで、いかに高速にパケットもしくはフレームを処理するかの鎬を削っていたのですが、その争いが霞んで見えます。記憶ではGoogleはつい最近までJuniperの超ビッグユーザだったハズですから、Juniperにとっても寝耳に水だったでしょう。
スイッチチップ、それを入れるハードウェア、それらを動かすファームウェアとアプリケーションソフト(ここではOpenFlowコントローラ)を自作し、あまつさえそれらが何の問題もなく動いてるるとは…いよいとこの業界から足を洗うべきなのかもしれません。今にGoogleブランドのスイッチやルータが出て来てもおかしくないです。