話の順番が逆

Posted at Wed, 13 Jul 2011 20:18:16 +0900 (JST)

『NHKのネット同時送信サービスは受信料負担で、諮問機関が答申』

誰が払うんだ…まさか今みたいに、テレビがある=強制契約みたいなことをすれば世間から猛反発を食らうだけです。そもそも現時点でNHKが存在する意義があるかどうかを話し合わずに“受信料徴収ありき”で話が進んでいることに猛烈な違和感を覚えます。話の順番が逆です。
大して公平でも中立でもない、記者クラブから垂れ流されたリリース文書を読むだけの放送なら民放でも充分できますし、エビジョンイルの例を出すまでもなく、己に都合が悪い話題は一切触れないような報道機関の存在意義は問われるべきでしょう。
地上波ディジタル化でテレビを観なくする世帯も少なくないらしい昨今、この答申は議論を呼ぶかもしれません。

『ソフトバンク、LTE実証実験の結果を報告』

要は「700M/800MHz帯が欲しい」と言いたいだけの報告内容です。こんなのは先行するDCMやKDDIが嫌になるぐらい実験をしているので目新しいものではありません。
内部犯行で関西一帯が30時間も不通になるような網構成のキャリアに、この貴重な周波数帯を渡すとはとても思えません。まずは既存の不感地域をどうにかすることが先じゃないでしょうか。旧ボーダーフォンが1.5GHz帯しか持ってないことを知って買収しているハズですから、これも話の順番が逆です。