自由と規制の狭間
『総務省が4Gの周波数を電波オークションで割り当てる方針示す、700/900MHz帯は見送り』
『総務省、「光の道」構想の基本方針を決定』
うーん、どちらも実効性があるのかどうか判りませんね。特に周波数オークションは日本に馴染むかどうか…ダメリカのように周波数帯を買うことだけで資本金を食い潰してしまうような企業が出てくる可能性があります。現在の認可制でさえアイ・ピー・モバイルやWILLCOMのような破綻や、いざ周波数帯を獲得しながら既存のキャリアを買収するという暴挙に出たSBMのような前例があるのですから。光の道も怪しいものです。
—–
実は首都圏では芋場のモバイルルータを個人で持っているユーザは結構多いので、このモバイルルータもどき…いや、ハッキリ言えばスマートフォンにそそられている既存ユーザは多いようです。しかもSIMロックフリーというところも魅力です。移動機そのものにどこまでの自由度があるのかが判りませんが、auのようにアプリをダウンロードするのが自社回線経由のみに絞られているような碌でもない規制が無いことをユーザは望むでしょうね。
—–
かつてのAOLやNetscapeのような道を辿っているように見えるのは、私だけでしょうか。
—–
最後はオマケ2発
『著作権法改正でマジコンやDVD暗号回避など規制へ、文化庁が意見募集』
『東京都議会、青少年健全育成条例の改正案を可決』
どちらも無闇に適用範囲が広がっているようにしか見えません。
前者はいつの間にかDVDのリッピングまで規制(禁止)するような動きになってますし、後者はかつての迷名詞“非実在青少年”以上のものを規制する目的にしか読めません。どこからこんな規制案が出て来るのか不思議でなりませんが、碌でもない連中であることは間違い無さそうです。