インパクトは薄い

Posted at Sat, 16 Oct 2010 09:43:00 +0900 (JST)

『auの「禁断のアプリ」はSkype? KDDI、Skypeと提携か』

昨日の日経に出た記事だそうですが、もしこれが真実だとしたら、あまりインパクトは無いですねぇ。もはや現在の携帯電話のビジネスモデルだと、自社網内の通話トラフィックから上がるタリフは大したことないですし、他社網との接続だってパック料金からの上がりを切り崩すだけですから。
だったらいっそVoiceもSkypeに統一したほうが素直で良いですが、3Gでは交換機の存在しない網を規定してないし…各社の本音は「とっととLTEに移行してオールIP網にしたいなぁ」となっているのが手に取るように解る昨今、Skypeを禁断のアプリと呼ぶのはインパクトが薄いですね。まだテザリングのほうがあるでしょう。KDDIについては

『au秋冬モデル情報判明。写真も流出。IS04、IS05、IS06の発売は12月下旬以降。Androidタブレットもあり』

というリーク記事?も出ています。DoCoMoが出すんだか出さないんだかわからない、通称“銀河Tab”を出すらしいところは興味深いですが、同じSHARPから先行リリースされたIS03ほぼ同じスペックのIS05も出るらしいことに至っては、もはや何が何だか。ガラケーで言うところの低廉モデルなのかもしれませんが、Androidはアプリでいくらでも機能を追加できてしまうので、あまり意味が無いと思うんですけどねぇ。

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『Android 3.0が間もなく登場?』

3.0系はタブレット向けに最適化されているようなので、携帯電話には載らないのかもしれません。

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『Yahoo!ケータイ仕様変更、従来の携帯サイトに接続できない場合も』

これはひとえにSBMのコストカットですね。従来がSSL接続の際、SBMが運用する専用プロキシを介した接続しか無かったところ、これからは各CPが自前でSSL証明書を発行してもらって管理する必要があると。しかも併用期間が無く一気に切り替えるそうですから、ユーザはもちろん、CP側の混乱も必至でしょう…ここまで打ってて気付いたのは、iPhoneシリーズがあまりに売れてしまい、自社運用の専用プロキシの利用頻度がコストとバランスしなくなったのが原因かもしれません。だとしたらますます自分で自分の首を締めていることになると思いますが、どうなんでしょう?

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『NTT東、「フレッツ光」集合住宅向けメニュー提供条件を4契約以上に引き下げ』

最近、私が住んでいるマンションにも2日に1度はみかか東の代理店からのチラシが投函されているのですが、その原因はこれかもしれませんね。どうにかして銅線を減らしたいのでしょう。
かといって、収容ルータまでの回線帯域を他ユーザとシェアするようなサービスを誰が好き好んで採用するのか、という話はありますね。少なくとも首都圏では光ファイバサービスを複数キャリアから選択できるのですから。