完全量子暗号化通信路への第1歩
『ウィルコム更生計画案提出、宮内氏がウィルコム代表取締役に』
これで名実共にWILLCOMは死にました。ただでさえ現時点でも「基地局の修理が著しく遅れている/しない」だの「マトモに使えそうなところであれば、PHS基地局を撤去してSBMの3G基地局に置換している」だの言われているんです、既存PHSの停波も近いでしょう。あとはどうやって軟着陸させるかが、この会社のミッションでしょうかね。
—–
『NICTら、量子暗号ネットワークの試験運用開始〜世界で初めて動画伝送を実現』
ほほぉ、これは面白そう。量子暗号は途中経路で解読しようにもできなかったり、そもそも途中で盗聴されたことを即検知できるという代物であるにもかかわらず、動画ほどのリアルタイム性を持つトラフィックをも暗号化/復号化可能になったというのは素晴しいブレイクスルーだと思います。あとはコストですねぇ。どこのキャリアやISPでもそれなりのコストで運用できるようになれば…夢は広がりますな。
—–
『KDDI研など、回線が細い区間で動的にデータを圧縮・伸長させて通過する技術』
もう一方のこの技術も面白そうですけど、こちらはどうにも力技ですね。途中経路にあるルータたちに新しいプロトコルを喋らせれば良いだけに見えます。「高機能中継ノード」とやらがどんなものなのか、ぜひ公開して欲しいものです。