ユーザとは正直なものです

Posted at Mon, 17 May 2010 20:05:41 +0900 (JST)

『iPhoneユーザーの約25%、「SIMロック解除ならドコモへ」』

本来なら先週金曜日に取り上げるべきでした。なかなか笑えますし興味深いです。
かつての東京デジタルホン→ボーダフォン時代は、有力3社の中で最もマニアックな使い方をするユーザが多かったのですが、SBMに買われてからはユーザ層がすっかり入れ替わったのでしょう。本来であればiPhoneというガシェットの導入は喜んで飛び付きそうなものですが、そのマニアックな層は主にDCMに逃げたのかもしれません。
翻ってKDDIはあまりユーザ層が入れ替わることなく、平均的なフューチャーフォンユーザが今も付いているようですね。そして既存のiPhoneユーザはSBMに不満を抱いている層が25%居ると。面白い調査結果です。

—–

『au、全機種防水の夏モデルを発表』

そんなKDDIは、この夏もフューチャーフォンで勝負するようです…というか、次のスマートフォンの市場投入が秋にしか間に合わないのでしょう。

『「スマホ拡大しているが、ケータイも大きな市場」 au夏モデルは全機種防水』

などと言ってますが、強がりにしか聞こえないのは私だけではないと思います。取り立てて面白い機種もないですし…私はしばらくSH002のままかなぁ。

—–

『au、不感対策として「auフェムトセル」無償提供』

これで有力3社ともフェムトセルを導入することになりますが、KDDIが他社と違うのは、記事中にもあるとおり、ユーザが希望しての導入ができないことでしょうか。設備の問題なのかフェムトセル基地局の調達の問題なのかは知りませんが、ちょっと不便ですね。それだけ現行の無線基地局網に自信があるのかもしれません?
ただ、3社で比較すると、導入するフェムトセル基地局の性能は最も高いですね。

—–

『米Google、Nexus Oneの販売ルートを変更』
『Google、Wi-Fiの通信内容を「意図せず」収集〜謝罪して運用を停止』

Googleに関する2題。
前者は事実上の撤退ですね。キャリアを限定せずにWebからのオンラインサインアップで買えるようにするには時間が掛かるということかもしれませんし、Googleとは言え現行キャリアのビジネスモデルに割って入ることはできなかったとも言えそうです。
後者はとんでもないことですが、Googleならやりかねないなぁと思わせるものです。日本に限らずSVには各国で批判があるのですが、写真撮影だけではなくこんなことまでやってることは判ったとなると、ますます批判が強まる可能性があります。

—–

『「光の道」10年間の経済効果73兆円、総務省のICTタスクフォースが報告書案』

経済効果云々はどーせ積み上げ算なので誤算だらけでしょうからそんなにインパクトは無いのですが、注目すべきは、さりげなく書かれている
“ブロードバンドにも電話と同じユニバーサル(全国一律)サービスを適用すべきとしている”
という一文でしょう。今に光ファイバ1本あたりXX円というユニバーサル料金を取られることになるのかもしれません。

—–

最後はオマケ

『初音ミク搭乗の金星探査機「あかつき」、打ち上げに向け発射台へ』

個人的にはちょうど出勤途中に打ち上げられます。初音ミク云々はどうでも良いのですが、打ち上げ→軌道投入はもちろん、その後の運用もぜひ成功して欲しいものです。まずは打ち上げと軌道投入ですね。