ユビキタス時代は、経路もトラフィックもウィルスも爆発する

Posted at Wed, 10 Mar 2010 20:33:22 +0900 (JST)

『Cisco、最大322テラbpsのキャリア向け新型ルーター「CRS-3」を発表』
『Cisco、“トラフィック容量12倍”の新ルータシステム「CRS-3」発表』

今はルータ屋なので、ちょっと気になって取り上げました。これの親とも言える先代機の「CRS-1」というのも相当大きな処理性能があり、ギネスブックにも載っているのですが、それを軽く凌駕する処理性能です。
それにも増してビックリしたのが、そのCRS-1が世界で5,000台も売れているという事実でしょうか。恐らくはそのキャリア内に閉じるトラフィックを捌くために導入されたのでしょうけど、それでも足りないキャリアというのが出て来てるからこそ、こんなアホみたいに巨大なルータが市場に投入されたのでしょう。
今にこれらがキャリアどころか国を越えて接続される時代になるのでしょうけど、その頃には総トラフィックはペタどころかエクサ単位になるんでしょうなぁ。

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『ソフトバンク、九州で5時間に渡り110/119番できない不具合』
『ソフトバンクモバイル、3月9日の約5時間「110番」「119番」がつながらず』

もはや何も言いますまい。何度も指摘していますが、SBMはキャリア失格です。
緊急呼が固定電話からのものより移動体電話からのほうが多くなって久しいですし、そんな電話は持ちたくもないでしょう。総務省には厳罰を期待したいです。

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『KDDIなど5社、FTTHサービスにおけるOSU共用の検証結果を公表』

この検証結果は実に妥当なものですから、言わば総務省にお墨付きを貰うためだけに行ったと言って良いでしょう。みかかがどう反論するか楽しみではあります。

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『安心・安全な商用P2Pサービス、「準拠マーク」制定』

なんだかP2Pが妙な方向に進みつつあります。今にこういうサービスしか利用できなくなるのでしょう…アホくさ。

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『新品のAndroid携帯にマルウェア、USB経由でPCに感染』
『不正アプリの配信実験で8000台のiPhoneとAndroid携帯にダウンロード』

AndroidにしろiPhoneにしろ、キャリア以外が提供するアプリが容易にインストールできるスマートフォンを使うユーザには、現時点では高度な判断能力が問われる結果が、図らずもこれらの記事から読み取れます。
尤も前者は販売前に意図的に入れられたものなので、まずは購入直後にチェックするという“儀式”が必要でもあることをも示しています。無線通信環境がユビキタスに広がりつつある現代に警鐘を鳴らしていますね。

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『NEC、UQコミュニケーションズ向けにWiMAX基地局を納入』

UQはサムチョンの基地局のバクに悩まされ続けていたので、この動きは已むを得ないでしょう。サムチョンで出たものは少なくとも日本製では出ない類のものらしいので。

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『2chダウン問題、3月6日は攻撃なし 「ユーザーが罰せられるのを望んではいない」』

さすがの南朝鮮人も、FBIが動き出したことを知って自制したんでしょうか。
つくづくアホな連中です。

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『私的録画補償金でSARVH対東芝の第2回弁論、協力義務や日程を巡り攻防』

前回の続報ですが、なかなか面白いですね。ちょっと前に

『「デジタル放送専用DVD レコーダも私的録画補償金の対象内」との文化庁の見解に、経産省が異議』

なんてスレッドが/.に立ち、この件では文化庁が暴走していることが衆目の下に晒されたので、SARVHが唯一の拠り所としてたものが崩れたと騒ぎになっており、この裁判の行方に注目していたのですが、SARVHはまだ懲りてないようです。
前回の記事では裁判長が要求事項の整理をちゃんと行う姿勢を見せており、今回もその姿勢に変わりが無いことが出ていますが、いかんせん4月になったら裁判長が変わる可能性があるので、今後も注目して行かねばなりません。

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『日本テレビ、アナログ放送で4月から生放送などを除く全番組をレターボックス化』

地デジ完全移行まであと1年4ヶ月も無いのですが、いよいよテレビ局側も本気を出すようです。
これも以前取り上げましたが、日本テレビはこのテの技術を先行して投入する局なので、少なくとも今後、首都圏キー局にこの動きが広まる可能性があります。

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最後はオマケ

『車両基地やスイッチバックも網羅 鉄道ファン向け地図帳「レールウェイマップル」』
『東証が富士通に厳重注意 社長辞任理由の訂正で』

前者はちょっと面白そう。関東地方版は買ってしまいそうだ。
後者はどこまで泥沼化するのか見物だったんですが、東証が案外アッサリした対応をしたので、個人的には拍子抜けです。