ITmedia E-mail NEWS廃刊には反対
早くも昨日から年明けまでITmediaが休刊、しかも年明け1月29日でITmedia E-mail NEWSそのものが廃刊になるというのは、貴重なニュースソースが1つ減るという意味で非常に残念(RSSに移行するらしい?)です。
一覧性ではE-mail NEWSが勝るので、私は「休刊反対!」とだけ言っておきたいと思います(読者アンケートがあったので、そこでも同じ主旨を述べました)。
—–
『IIJ鈴木社長らが「JPRSユーザ会」を設立、「.日本」の政策に異議』
なんだろう、これ…そもそもこの集まりが何の意味を持っているのか解りません。
.jpドメインでも危ないものはいくらでもありますし(特に汎用JPドメインは)、レジストラがJPRSから変わるから云々というのは非常にナンセンスだと思います。どうも裏がありそうですけど、この記事からだけでは窺い知ることはできません。
それ以前に.日本ドメインが使われるとは、少なくとも私は思ってませんが(実験用に1つ持つことはあるかもしれないものの、それを現用にするかどうかは別問題)。
—–
『Googleが仏大手出版グループに敗訴、「Google Book Search」巡り』
『Googleブック検索の和解修正案では「根本的な問題は解決していない」』
今朝はGoogle Book Searchに関する記事が立て続けに並んでいますが、この2つで充分でしょう。
前者は昨日の某国営放送でもニュースになっていてビックリしました。さすがフランス、ルネサンス以降の文化と農業以外は守るべきものが無い国だけに、当然の判決かなという感じもします。
後者は例によって日本国内の物書き連中が何やら長ったらしく言っていますが、要するに「反対だ」ということのようです。
“ある一国の企業がデジタルデータをすべて管理するという気持ち悪さ、問題をもっと考えなければいけないのではないか。それはGoogleだけの問題ではなく、アーカイブを作る上での課題でもある”
という発言が彼等のスタンスを含め全てを表わしてますね。
私は単純に「著作権法違反(フェアユースには当たらない)だから反対」という姿勢です。
—–
なんと予想に反してみずほ証券側が控訴したようです。
責任範囲が「東証7割、みずほ3割」になったことが気に食わないようですが、この件がますます長期化することは間違い無さそうです。
—–
『クリスマスカード、10代にとってメールは“古典的手段”〜独調査』
日本ではさしずめ年賀状に当たるんだと思いますが、E-mailが古典的だというのは同意します。便利だから使っているだけですしね。ただ日本ではSBM以外は携帯電話によるSMSが使えない(ここでもE-mailになる)ので、もし日本で同じような調査をしたらE-mailがダントツで多くなるような気がします。SNSやブログに年始の挨拶をアップしたところでアクセスが無けりゃ無意味ですし。
そう言う私も年賀状なんて社会人になってから1度も書いてませんし(新卒で入った会社が、この種の儀礼を禁止していたということもあるし、その後に転職した会社でも同じような措置を取っているところもある)、親しい人にのみケータイからE-mailを打つのみですが。
—–
同じくドイツからの記事。ドイツも日本と同様、ネットでの賭博は禁止されているようですが、国外のサーバを使うことで逃れているようです。
ただ、日本と違い、この調査結果を受けてネット賭博を合法化しようとしているところは、さすが合理性を重んじる国だなぁとは思います。
—–
『EUが電気通信で新条約、加盟国は2011年6月までに施行義務』
今度はエリアが広がってEUでのお話。EU全体の通信業務の規制管理を行う組織としてBERECというのができ、EU市場の単一化を進めるようです。まぁほぼ陸続きですし、国境を意識することなく使えるようになることは素晴らしいですな。もしこれがホントに達成できたら、EUという市場は恐ろしく巨大になります。
翻って日本はこの期日が、地上波ディジタルテレビ放送への完全移行まで1ヶ月を切る頃…果たしてどうなっているのやら?
—–
『[ひかり電話]NGNへの統合が進行中、大規模向けは未提供』
ほほぉ、知らぬ間にNGNを使っているということは有り得ないということですね。でも所詮はIPですから、コケたり切れたりしますからね。そこをどう説明するかでしょう…というより、そこをどうみかかの中の連中が理解するかでしょう。
IP電話を現在の加入電話と同じサービスレベルに引き上げるのは相当な困難があると思いますよ。特に大規模向けをひかり電話なんぞにした日にゃぁ、目も当てられぬ惨状になることが容易に想像できます。
—–
『[ウィルコム]XGPで専用線市場を開拓、スポット的に基地局を増設』
「マジかよ?」という内容です。
ここでは敷地が広い工場で光ファイバを引き回すコストが捻出できない場合が想定されており、基地局をユーザが買い取ってまで云々…とありますが、それのどこがキャリアなんだろう? もし買い取った基地局が壊れたらどうするんでしょう?
いくら経営体力が細っているからと言って、この内容は俄かには信じられません。
—–
最後はネタ
『Suica・ICOCA・TOICAの電子マネー相互利用、3月13日から開始』
“倒壊”ことJR東海が重い腰を上げたことで、やっと太平洋ベルト地帯で相互利用できるようになります。あとはこの3社間を乗り継いでも1枚で行けるようになるかどうかですが、それは当分無さそうなんですよねぇ。
実家がちょうど“最低最凶”こと東日本と倒壊の間付近にある私は、いちいちみどりの窓口で乗車券のみを買うのが面倒で仕方ありません。だからついつい“汚田急”こと小田急のロマンスカーに乗ってしまうのですが、運賃と特急券を合わせると微妙にロマンスカーのほうが高いので、JRグループにはもう少し頑張ってもらいたいと常々思っています。