んなわきゃない

Posted at Sat, 28 Nov 2009 09:15:31 +0900 (JST)

『ソフトバンクがウィルコム再建支援との報道、両社がコメント』

まず、こんな飛ばし記事を書いたのか経済音痴のナベツネ新聞だという時点で信憑性ゼロなのですが、それより先にSBMの財務状況を冷静に見るだけで、とてもじゃないがこんな余裕は無いことは一目瞭然だろうに…それ以前にSBM自身が自分の台所事情を何とかするほうが先ですし、ヘタするとWILLCOMと同じ立場に晒される可能性のほうが遥かに高いですからねぇ。

—–

『改造Firefoxで日米間6.5GbpsのWebアクセス。東大が世界最速達成』

まったくもって無意味な実験ですね。市場に流通している無改造のソフトやルータでやるならまだしも、この平木某というのはいつもそうなので、ネットワークエンジニアリング面では特に見るべき点は無いと断言しても構わないでしょう。事業仕分けの対象にすべき研究とは、こういう研究です。こんな人物が、

『東大・平木教授、「世界一を目指すことはスパコンの使命」』

などと言っても説得力はあまり無いですね。いくら今回の事業仕分けが劇場型犯罪もどきの政治家のパフォーマンスであったとしても。
他でもさんざん言い尽されてますが、別の切り口から言わねばならないでしょう。

—–

『IP詐称の攻撃元を逆探知するシステムの実験に成功、NECなど』

ネットワークエンジニアとしては、先述のくだらん実験よりもこちらのほうが遥かに興味を惹かれます。「トレースバック相互接続システム」とは一体…?
まさか各ISPにブラックホールルータを構えてパケット流量から判断しただけじゃないでしょうなぁ??

—–

『IPv4アドレスの闇市場を排除、日本でも事業者間の譲渡“公認”へ』

こうしてますますIPv4は延命され、IPv6の普及は進まなくなるんでしょう。
まずは某自動車会社のように、膨大な量のグローバルIPv4アドレスをあたかもプライベートIPv4アドレスかのように使い、その経路を広告していない…といったアホな運用をしている企業を吊し上げてグローバルIPv4アドレスを回収するほうが先でしょうなぁ。譲渡云々よりそちらのほうが優先度は遥かに高いし効率的でしょう。

—–

『日本のネット史編さん、CCライセンスで公開――のはずが……』

くだらねー。風邪で欠席なら事前に知らせとけよ、と。
こういう「社会人として当たり前のことができない連中が、日本のInternetを引っ張ってるのか」という風評が広がるんでしょう。悲しいことです。

—–

『工人舎、10.1型液晶2台のデュアルディスプレイノートPC』

あはは。これは単純に面白い。
“ノートPCの画面が狭いなら、2枚載せれば良いじゃないか”
というダメリカ人のようなマッチョな解決策です。
確かに今の会社でもそうですが、ノートPCを使うように渡されている人でも、自席には外付液晶ディスプレイにも出力して使っている場合が多いようですしね。
個人的には工人舎には、これよりもmBook m2の日本語版を早く出せよと言いたいんですけどねぇ。あれは今のところ年内に出るような雰囲気も無いからなぁ。来春あたりかな?

—–

『BlackBerryがあれば「パソコンは必要なし」とドコモ副社長』

一部では合ってますが、一部ではそうじゃないでしょうね。
ここまで断言するのはどうかと思います。あの横幅が大きい移動機は日本人受けが良くないですからねぇ。

—–

『「初のiPhoneワーム」作者、アプリメーカに就職へ』

…ま、これに反対する人物の登場も含めて予想どおりの展開ですな。

—–

『Chrome OSとAndrold、一本化しなければ共倒れに?』

これは確かにそうかもしれませんが、現時点では一応、Googleでの棲み分けとして、前者はノートブックPC、後者は携帯電話やスマートフォンとなっているのですが、実際にはノートブックPCにAndroidを入れている猛者も居るので…という内容。
個人的には共倒れしようがどうなろうが知ったこっちゃありません。Googleが絡んでいる以上、両者とも使おうとは思いませんからね。

—–

『オランダ「Mininova」が違法Torrentをすべて削除、合法化宣言』

ほほぉ、世界的には違法コンテンツのばら撒きに使われているデファクトのソフトがBitTorrentであるという印象を、これがキッカケで拭い去ることができれば良いですが…日本だとISPによってはBTも帯域制御対象アプリですからねぇ。