もはや泥仕合
これまで回答が引き伸ばされていた時点で、こうなることは予想できていたとはいえ、これによる損失が1日1億ドルとも言われているOracleが
“MySQLとOracleは全く異なった製品だ。また、データベース市場は少なくとも8社の企業が競争している市場であり、その中の2社が合併することに反対する根拠はヨーロッパの法律にもない”
と反論したそうですが、少なくとも現時点でOracleはMySQLをどうするのか何も決めておらず、この反論はいささか迫力に欠けるものがありますね。少なくともMySQLユーザは「Oracleは飼い殺しにするんじゃないか?」という疑念を持ってますから。
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『宅内通信環境を改善するフェムトセルサービス「マイエリア」』
依然として足回り回線として接続できるのが、みかか系のフレッツサービスに限定されるのは如何なものかと思います。それ以外はどこまでユーザが伸びるのかをニヤニヤしながら見守るしかないでしょう。“フェムトエリアでの通話やパケット通信にはFOMAサービスと同等の通信料がかかる”という、設置者には殆どメリットが無いものに対して初期費用2,100円、月額980円も払うかどうか…個人的には「鐚一文無い」と思っています。
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『ドコモ、2009年冬モデル発表』
『ソフトバンク、2009年冬モデルを発表』
この冬は懐が寒いことが確定していると言われている中、この秋冬モデルがDCMとSBMからそれぞれリリースされました。特に挙げるとすれば、
『ソニエリAndroid端末「Xperia X10」、ドコモが国内販売検討』
『ソフトバンク、Android端末を2010年春発売へ』
ぐらいなものでしょうか。
前者は想像どおりというか、キャリアとしてDCMしか選択肢は無いだろうなぁとは思ってましたが、まさか投入が来春もしくは来夏にまでズレ込むとは思いもしませんでした。あまりに遅過ぎではないでしょうかね。
後者はいかにもSBMらしい“節操の無さ”が出た感じですね。へぇとは思いますが、だからといってSBMだから買おうとは思わないでしょう。買うなら既に出ているDCMをユーザは選択すると思います。
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『iモードブラウザ 2.0 のアップデートにより閲覧できないサイトが発生』
そんなDCMですが、先般のニュースにもあったとおり、JavaScriptを有効にするアップデートをすると、これまでは使えたウェルノウンポート番号が軒並み使えなくなるという事象が発生し、閲覧できないサイトがあちこちで発生している模様。
なんでこんな重要なことをCPやユーザに隠れてやるのか知りませんが、いかにもDCMらしいなぁとは思います。
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『Firefox、誕生5周年に』
『脆弱性が最多のブラウザはFirefox――Cenzic報告書』
この2つの記事が同一のE-mail NEWSで配信されているのはコントを見ているようです。一方では誕生を祝いつつ、他方では脆弱性最多だから使わんほうが良いとも受け取れる記事が載る…ま、こんなもんなのかもしれません。
個人的にはメインブラウザをFirefoxにして4年以上経ちますが、脆弱性への対処はIEに比べればかなり速いほうなので、脆弱性が多くとも、その穴を塞ぐ速度が速いなら、使い方をちょっと気にするだけで問題は無いと判断しています。
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『レッドハット日本法人が10周年−今後は仮想化・OS・ミドルウェアを柱に』
個人的には遥か昔(Red hat 8の頃)に赤帽からDebianに宗旨替えをしたので気にしてませんでしたが、日本法人が10年も生き残れたというのは、TurboやらVineやらMiracleやらと比較してしまえば凄い偉業なのかもしれません。
なんだかんだで法人向けには売れてますからね。CentOSという無償で代替できるものがあるにもかかわらず。それだけLinuxユーザの裾野が広がったということなのでしょう。
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『VESA、Mini DisplayPortコネクタを規格化』
これもだいぶ前に取り上げましたが、PCディスプレイのコネクタに関する記事です。
現在主流と思しきD-Sub 15pinやらDVI-D/IやらHDMIやらと比べても、かなり小さいです。写真を見るとmicroUSBぐらいの大きさでしょうか。なんだかやたら抜けそうな気がしないでもないですが、無闇に大きいDVI系よりは良いと思います。
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最後はオマケ
『SARVHが東芝を提訴、デジタル専用録画機の補償金支払い求め』
『「原点回帰で冷静な補償金議論の再開を」権利者91団体が訴え』
もはや泥仕合も良いところ。好きなだけやってていただきたいですな。
個人的にはT芝やパナソニックの英断を支持しますが。