NetWalkerにFlash Lite 3が載ってないことを怒ってる人が居るらしい
いちおう、自宅鯖に立てているこのような辺境のblogにもアクセス解析を仕込んでいるのだが、一昨日からアクセス数が急に伸びてビックリしている。どうやら検索キーワードとして「NetWalker」を入れると、ここ数日のエントリが結構上位に表れることが原因のようだが、こんな情報でも他人様の役に立つなら、それはそれで嬉しいことだ。特に昨日のエントリは、*NIXユーザ以外にはかなり敷居が高い書き方をしているようにも思うが、もし時間があればどこかでまとめたいと思う。
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さて、昨日のテザリング問題がひとつの決着を見てから、私は再度NetWalkerを工場出荷時の状態に切り戻し、USB接続でのダイヤルアップ接続(テザリングという最近の言い方は妙に照れるので、こう呼びたい)も問題なく行えることを確認した後、自分が自宅でふだん使っているLinux機同様の環境へ整備すべく、まずは何はなくともEmacsを入れ、Wanderlustを入れ、自宅鯖にコロケしている複数のドメインと、自宅外からも使えるようIMAP化してしまった@niftyアカウントのE-mail送受信が問題なく行えるところまで持っていけたところでひとまず安心し、さて次はFirerfoxにプラグインとテーマを突っ込まないとなぁ…と思って複数サイトを覗いていたら、どうやらFlashを多用するサイトがことごとく全滅であることを、ここで初めて知った。
こう言っては何だが、私はPCについて、あまり取説の類を読まない。主に自作機やイスラエルからの輸入品(これは以前このblogでも触れたFit-PCシリーズのこと。今も超低消費電力鯖として大活躍中)を使っている人間なので、そもそも取説などというものが存在しなかったり、あってもA4でペラ紙1枚だったりするうえ、読まずとも判るような単純極まりないインタフェースしか備えてなかったからだが、今回は久々の[吊しのPC]を購入したにもかかわらず読んでなかったことが悪かったのだ。
今回のNetWalkerでは、あの薄っぺらい取説本体とは別に、黄色の紙で、有り体に言えば「Flash Liteのソフトとしての安定度が工場出荷時に間に合わなかったので、間に合い次第、サポートWebで公開するから、しばし待たれよ」という主旨の文章が、もうちょっと丁寧に書かれている紙を見つけるに至り、『あ、そうなのね』で個人的には終わった。
私はニコ動はアカウントを持ってないうえ、せいぜいようつべをチョロっと見る程度だし(見るなら2chのほうが圧倒的に多いが、主にROMってるだけで、時々カキコする程度のものだ。2chの平均年齢を上げている元凶を作り出している一人かもしれぬ)、企業のFlashバリバリなWebサイトは却ってユーザインタフェースを悪くするものだと敬遠するタチなので、それはそれで構わないんじゃないかとも思っていたのだが、世の中の趨勢はどうやらそっちではないらしく、このことについて噛みついている人も何人か居るようなのだ。「Touch & Tryイベントで使われていた実機ではFlashが使えてたのに、なんで購入品では使えないんだ?」と。ちなみに私はそこを重視していなかったので、15分間ほど使っていたものの気付かなかったクチだ。
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昨日も打ったとおり、SHARPが今回OSとしてUbuntuを採用した理由は、こういったことも本来はコミュニティで解決して欲しいと思っているのが本音だと思う。しかし、現在のFlash(というかFlash Video)文化を捨て切ることまではできないと判断したのだろう、ここまではSHARPが面倒を見るようである。CPUにARMのLittle endianなんて使わなけりゃ、既にUbuntuにはパッケージがあるだけに、ここはこのCPUを敢えて選んだSHARPとしての企業責任のようなものを感じてのことなのかもしれない。この点については素直にSHARPに賛辞を贈りたい。
SHARPの中の人よ、ひょっとするとこのシルバーウィークも返上して頑張っているのかもしれないが、公開するパッケージの品質は、ぜひ高い安定度であって欲しいと思う。
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さて、今日はもうちょっとNetWalkerの環境整備をするか。そうすれば、正に「自宅Linuxと同じネット環境」を外に持ち出すことができるのだから。こんなに嬉しいことはない…(by アムロ・レイ)。