DCMが1位になったカラクリ

Posted at Mon, 10 Aug 2009 09:27:21 +0900 (JST)

『7月の携帯・PHS契約数、ドコモが3年ぶりの純増トップ』

DCMが久しぶりに首位に立った原因がここに出ていますね。
“TCAの集計上、MVNOはネットワークを卸しているキャリアの契約数に加算される”
つまり、先月はWILLCOMが18,500件の純減だったそうですが、そのうち11,300件がWILLCOMがDCMのMVNOで展開しているサービスに移行?したからだそう。
ただ、上述のとおり、TCAの統計ではこの分がDCMに計上されるので、SBMが「寝かせ」「抱かせ」を止めた?ことも相俟って、この結果になったようです…ま、今となっちゃあ殆ど無意味な統計ですけどね。気にしているのは借金の利子が増減するSBMの経営層だけでしょう。

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『イー・アクセス、四半期純利益が3年ぶりに黒字化』

そりゃ100円PCの10%が通信も使わず月額料金だけ取ってるような状態じゃぁ、いくらE悪でも黒字にもなるでしょうよ。悪化との統合の効果も少しは出てるんでしょうけど、そんなもんは微々たるものでしかないでしょうし、現にADSL契約回線数は減少してますしね。月額固定という意味ではADSLのほうが無視できない数字だと思うんですが。

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『大型芸能ニュースが直撃、2chサーバたびたびダウン』

かつては南朝鮮や中華からのDoS攻撃にも耐えた2chサーバ群が、ここ最近のお塩先生や酒井法子の一件で落ちるとは…いくら住民が高齢化した?とはいえ、やはり国内ユーザは侮り難いですな。

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『おサイフケータイが米国で進まない理由』

いちおうロイター発の記事なのですが、あまり解析的ではありません。つまるところ
“米国はまだ石器時代だ。人々はまだ携帯電話をデジタルライフのおまけだと考えている”
ことに尽きるのかもしれませんが、それ以前に、どんな少額決済でもクレジットカードで全て済むお国柄だからだと思いますけどねぇ。
そんなこと言ってる私も使ってませんが(機種変時の移行が死ぬほど面倒なことをあちこちで書かれちゃ、年に1度の機種変を楽しみにしている私には耐えられない)。

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『Windows 7 RTM英語版、開発者向けダウンロード提供開始』
『8月のMS月例パッチは“緊急”5件、“重要”4件の計9件』

M$関連を纏めました。
前者は英語版しか触れられてませんが、これを日本語版にもできるそうです。ああ…Vistaは可哀想な子ですなぁ。M$内で誰が企画したのやら。
後者はいつもの如く、日本では夏休みに該当する時期にリリースされるので、休み明けの出社直後はまずWindows Updateから始めなければなりません。