4文字のgTLDは胡散臭い?

Posted at Wed, 29 Jul 2009 07:52:12 +0900 (JST)

『「.日本」のレジストリ公募・選定へ、民間協議会が活動開始』
『GMOがレジストリ事業の新会社、独自の新gTLD「.shop」を計画』

ドメイン、しかも新しいgTLDに関する内容が2つ並んで掲載されていましたが、両者は殆ど無関係です。
前者は「ま、好きにやれば」という感じでしょうか。会員資格が妙に厳格です。これじゃ普及するものも普及しないでしょう…って、こんなもんが普及するとはとても思えませんが。
後者は昨日に引き続き、GMOの熊が久々の登場というもの。「.shop」ねぇ…gTLDが4文字というのは、どうも慣れません。既存でも(建前上)情報公開のための「.info」や生活共同組合向けの「.coop」なんてのがありますし、.infoは私も1つ持っていますが、胡散臭さがあるんですよねぇ。これはgTLDが2文字か3文字なのが大多数であることが大きく影響してるんですけど。
ちなみに私が持っている.infoは、Google Appsに預けて色々実験しており、いつ中身が飛んでも問題ないような内容しか入ってません。

—–

『民主党政権公約に「ネット選挙解禁」「日本版FCC設置」など』

初見は昨夕の日経BPだったのですが、こちらのほうがちゃんと纏まっているので。
ここで注目すべきは後者でしょう。総務省から放送・通信行政を切り離したうえ、第三者機関とすることをマニフェストに載せたんだそうです。
かなり前から自民党内でも、総務省と経産省からこれら業務を分離・統合して「情報通信省」なるものを作るんだ、みたいな話は出ていましたが、民主党はそれを省庁ではなく独立行政委員会にしたいんだそうです。
個人的には電波行政を行政委員会でやるのは反対です。日本は国土が狭いですから、事前に周波数や出力をしっかり決めておかないと、あっと言う間に混信する可能性が非常に高いですから。
民主党は“事前規制から事後規制への転換を図る” そうですから、これら、現在の違法行為が「やった者勝ち」という風土を産みかねません。
やはり民主党は所詮こんなもんか…という感じですかね。ダメリカ万歳か、と。

—–

『NTTPCが個人向けのレンタルサーバー開始、ターゲットは主婦層』

この記事はキャプションを読んで、目を疑いました。主婦層がターゲット??
そもそも主婦層がサーバがどんな役割をしてるかなんて正確に理解しているとはとても思えないですし、このご時世こんなもんに現を抜かしてられる主婦層はそう居ないんじゃないかとすら感じるのですが。
いくらエントリープランが年額1,500円とはいえ、働いてる主婦層のほうが多そうな気がするんですけど、どうなんでしょう。

—–

『クアルコムに公取委からの通知、独禁法違反か』

これも初見は日経BPでしたが、こちらのほうが纏まっています。
カスラックに続いて、現在の3Gネットワーク技術を事実上牛耳っており莫大な利益を上げているQualcommにどんな通知が行ったのか、非常に興味があります。

—–

『イー・モバイル、カスタマーサポート体制を見直し』

笑止千万とはまさにこのような記事を言うのでしょう。
頭数だけ1.5倍にしても、中身が新卒のにーちゃんねーちゃんじゃぁねぇ。しかも“応対の内容を監視する部門も新設し、応対レベルの改善も進める”ってことは、今までそれすらしてなかったということ?
それのどこがカスタマサポートなんだ。ユーザを莫迦にし過ぎです。

—–

『通信サービスは価格でSBテレコムが僅差ながら首位,KDDIが3項目ともトップ3から陥落』

この記事で注目すべきは、エンプラでもSBを使っている企業が存在するということでしょうか…まぁSBが買収した旧日本テレコムや旧ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCのことを指してるんだと思いたいです。まさか今のSBになって、価格に負けて新規に契約するんですかねぇ?

—–

最後はオマケ

『第2フェーズへ突入した動画配信
[技術1]携帯各社は放送波も手中に入れようと画策』

『Flash Playerの脆弱性はWindowsユーザーの9割強に影響 Secunia調べ』

前者は酷い煽りです。画策云々というより、仕組み上それができるだけですから。
後者は最近の動画流行りを考えれば当たり前の調査結果でしょう。