『Fit-PC2』導入で自宅鯖省電力化完了

Posted at Sun, 28 Jun 2009 00:55:38 +0900 (JST)

自分でも感じているが、最近の私のストレスの溜まりぶりは凄まじく、またしてもイスラエルから個人輸入で超小型PCを輸入してしまった。

『Fit-PC2』

このスペックで最大消費電力7W、待機電力1Wというのは非常に魅力的だ。

今回は我が家唯一のWindowsデスクトップ機(ISDN DSU/TAのメンテナンス用にしか使ってない)を入れ替えるべく買ったのだが、下の写真のように、イスラエルからの航空便にしちゃぁ非常に簡素な形態で届いたのには驚いた。

薄いダンボール紙の箱だけ

薄いダンボール紙の箱だけ。緩衝材なし

ちなみにこのblogは先代に当たる『Fit-PC Slim』で稼動しているため、一連の宅内にある常時通電PCの省電力化はこれで終了だ。2台の『Fit-PC Slim』と今回の『Fit-PC2』へのWindows機の入れ替えで、合計しても消費する最大消費電力は19Wとなる。ひとり暮らしの気楽さでふだんはあまり気にしちゃ居ないが、これで多少は毎月の消費電力も削減されるだろう。

…で、この一連の作業の結果、それまで使っていたファンレスPCが2台、少なくとも私の部屋では退役を迎えたが、その処遇をどうするかが目下の検討課題である。かれこれ足掛け4年ほど、Debian Sarge→Etch→LennyおよびWindows XPが24時間通電しっ放しでも無故障で動いた実績と、付属品類は全て揃っているし、売れるものなのかも解らないしなぁ。こちらは全て日本(というか山形・ハイテックシステム社)製のベアボーン「EES-3611」で、
– VIA Eden 1GHz CPU
– 512M RAM
– 40GB HDD
で組んでいた(「Fit-PC Slim」よりもハイスペックなんだよなぁ)。
欠点は、4年前なのになぜかUSBが1.1のみなところと、うち1台が本体のLED(結構派手に光る青色)が点かないことだけだが、鯖にしちまえば実害は無いし。

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【28日12時45分追記】
うち1台、青色LEDが点くほうは、親友に引き取られることになった。ぜひ彼の地でも元気に動いて欲しいものである。

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【29日11時00分追記】
もう1台、青色LEDが点かないほうも、親友に引き取られることになった。Ubuntuクライアントとして余生を過ごすらしい。ぜひ頑張って動いてくれ。

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来週ぐらいには、実は3台買った『Fit-PC2』のうち1台を、42インチのテレビに差してみることにしている。キーボードとマウスは青歯で無線化だろう。

『Fit-PC2』はこの大きさでフルスペックHDが出せる仕様(のはず)なので、果たして42インチ液晶ディスプレイ?ではどんな表示になるのか確認…いやいや、遊んでみようかなぁと画策しているところだ。

ちなみに今回はわざと、1台あたり54ドルも割高になるのを承知の上で、Ubuntuプリインストールモデルを購入した。

これは事前の情報で、『Fit-PC2』に実装されているグラフィックチップである『GMA 500』がマトモに動くLinuxドライバがUbuntu 8.04にしか存在しないと製造元も公言していたからだが、Windowsを入れる前にDebian Lennyをインストールして試したところ、何の問題もなくX Window Systemは動き、GNOMEの挙動に不審な点は見当らなかった。

Ubuntuの成果がDebianにフィードバックされたのか、今回が偶々なのか不明だが、恐らく42インチで試験するのはDebian機で行うことになるだろう。これは、私がUbuntuに慣れてないのと、出荷状態のままではキーボードが101なのだが、それを106に変更する方法が解らない(調べるのも面倒だった)からだ。

なお、今回の輸入に掛かる消費税は、3台で3,100円だった…あれ、1台だといくらになるんだろう?