日本なら大混乱?
『アナログ停波当日の米国,「大きな混乱はなし」とFCCが報告』
取り残されたと想定されるお280万台のアナログテレビは、どうでも良いと。
“無料サポート電話には当日,31万7450本の問い合わせがあった。約30%がアナログ-デジタル変換器の動作に関するもので,そのほとんどは,電話の指示に従い再度デジタル放送波をスキャンすることで解決した”
“サポート担当者につながる電話の待ち時間は平均4.6分で,対応に要した時間は問い合わせ1件あたり平均8.4分だった”
日本でこれだったら充分「大騒ぎ」とマスゴミが騒ぐところでしょうし、私はダメリカでのこの有様でも充分「混乱があった」と判断するんですけどねぇ。果たして日本(特に総務省)はどう思ってるんでしょうか。恐らく一般向け以上の情報がダメリカからもたらされているハズですから、7月に石川でやるリハーサルと、2年後の完全移行には問題点を洗い出したいでしょうな。
—–
『欧州委員会、IE抜きWindows 7に極めて否定的なコメント』
昨日の続き。EUはまだ許してくれなさそうです。
“消費者に対してブラウザ選択の機会が提供されるべきであり、Windowsが全くブラウザのない状態で供給されるべきであるとしたわけではない”
という一文に全てが集約されている感じですかね。
さて、M$は次の一手をどう出すんでしょう?
—–
『コード盗用に脆弱性――中国フィルタリングソフトの問題、米研究者が指摘』
中国政府謹製の巨大ポッドネットワークになるんじゃないかと指摘されている件のソフトは、またしてもパクリと脆弱性のオンパレードのようです…ま、中国ですから、そんなもんでしょう。
あとは、こんなもんが入ったPCを中国国外に持ち出すのだけは勘弁して欲しいということですかね。自国のスパイウェアを他国で使うな、感染させるな、ということで。
—–
『NTTグループ再々編ではアクセス領域の完全分離を、KDDIが説明会』
ほほぉ、KDDIは私と同じ、上下分離方式でみかかを分割したいと。
そりゃそうでしょうねぇ。イリギスで問題なく行われているものでもありますし、私もこの意見にほぼ賛成です。
—–
『EUでも高速ブロードバンド普及に向け規制改革へ』
『独上院、高速ブロードバンド普及法を可決』
EUでもやっと? ブロードバンド網を普及すべく動き出すようです。
ただこの2つは意味合いが多少違い、前者は手段(有線か無線か)まで踏み込んでおらず、まずは規制を取っ払おうというのが主旨ですが、後者はドイツ独自の施策として、無線で国内全域に50Mbpsのブロードバンド網を整備しようという主旨になっています。もし実現したら凄いですけどね。プロトコルは何だろう…順当に行けばWiMAXでしょうけど?
—–
北海道でWiMAXですか…エリア整備に多額の投資が掛かりそうですなぁ。
北海道は電電公社時代から「大赤字エリア」として有名にならざるを得ないほど、広大な土地に人口が散在している地域ですから。そういう意味では無線による回線敷設は楽ではあるんですけどね。全国対象のUQですらエリア展開に苦労している2.5GHz帯です、今後の成り行きには要注目でしょうか。
—–
『ドコモのFOMA、5000万契約を突破』
『ソフトバンク、iPhone 3G 16GBモデルを値下げ
−キャンペーン改定。端末負担額を半額の240円/月に』
携帯電話に関する2題。
前者はやっとか…という感じですが、まだmovaでしか繋がらないエリアがある以上、全てを巻き取るわけにはイカンでしょうね。設備投資はまだ続くんでしょう。
後者は笑うしかありません。どんだけ在庫を抱えてるんだと。40万台という数字は伊達じゃないですね。