スマートフォン出揃う

Posted at Wed, 23 May 2007 09:57:35 +0900 (JST)

『au、防水ワンセグケータイなど夏モデル15機種を発表』
『ソフトバンク、夏モデル12機種発表』

測ったように同日に膨大な機種がリリースされましたね。
かつてキャリアとメーカで働いていた私が読むと、胃が痛くなるようなラインナップです。
まぁ損のほうはいつものように頭数だけ揃える戦略だけですから取り立てて見るべきものはないのですが、auは

『通信できなくても使える「災害時ナビ」』

など、新機軸を打ち出しています。
私がJ-PHONE時代から約8年使っていた現SBMから脱北してはや7ヶ月、唯一追加で契約している有料サービスが「EZナビウォーク」ですが、こいつはなぜか基地局が捕まらないと使えないという致命的欠点があり、近所の基地局から出張って作る地下鉄では位置がズレます。
(出張ってる元の基地局の位置情報が送らてれくるためでしょう)
これはauのナビシズテムは基地局から送られるGPS基準の位置情報が元でGPS衛星からの情報は補足程度にしか使われてないのが原因ですが、今回はそのシステムを一部改修し、カーナビと同様、GPS衛星からの情報を基準にナビできるようにしたようです。
これで災害時に停電で基地局が死んでも大丈夫…と思いたいですが、移動機にある液晶パネルがかなりバッテリを食うことに触れてないので、ニュースとしては片手落ちですね。即ち、ナビ画面を見ながら歩くことはしないほうが良いです。
あと、

『KDDI、スマートフォンを開発中』

という短い記事もあります。
初代W-ZERO3を使い始めて足掛け3年、これで全キャリアがスマートフォを出すことになります。
ベアラはあるので、せめてEM-ONE程度の通信速度は出て欲しいところですね。
少なくとも、今回SBMからリリースされたみたいなのは嫌です。

『東芝製のWindows Mobile 6.0 Pro搭載HSDPAスマートフォン──「X01T」』
『ストレートボディ+QWERTYキーボードのHSDPA対応スマートフォン――「X02HT」』

私の周辺では、W-ZERO3やW-ZERO3[es]、EM-ONEは見たことありますけど、SBMのを使ってる人は見たことないんですよねぇ。ホントに居るのかな?

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『「データセンターの半数以上がインターネット以前のもの」、リサーチ企業トップが最新事情を報告』

これは片腹痛い記事です。当たり前じゃないか。
Internetなんてたかだか10年、データセンタ事業そのものはもっと長いです。いわゆるレガシーなメインフレームをホスティングするところはかなり昔からありました。それが撤収してInternetに置換されただけですから、“だから何だよ”ってなもんです。

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『PCを通話ツールに――IntelのVoIP計画』

もしこれをIntelが本気でやるなら大歓迎です。マシンの仮想化をH/Wで補ってくれるんですから。ただ、なぜこの構想とVoIPが繋るのかは不明です。
今の時代のH/Wであれば、VoIPの途切れとPCのスペックにはあまり相関関係が無い気がします。
どのようなVoIP形式を使うのかにも依存しますが、これまでの経験上、音の途切れはネットワークレイヤの問題のほうが圧倒的に多いです。

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『サイレックス、プリンタなどIPv4機器をIPv6環境につなぐコンバータ』

なんだこりゃ。高過ぎ。1ポートしか食えないのに3万円もするのか。
十中八九、官公庁向けですね。
それ以前にIPv6がホントにコンシューマまで普及するのか分かりませんが。

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『2.5インチHDD、250Gバイト時代へ――Western Digitalが製品投入』

遂に2.5インチも250GB時代ですか。恐しいことです。
このドメインが動いているサーバは同じ2.5インチでも40GBですからねぇ。
マウスイヤーですな。