WiMAX屋内テスト

Posted at Sat, 07 Mar 2009 10:50:11 +0900 (JST)

一昨日届いたUQ WiMAXがどの程度のスループットなのか、まずは自宅の屋内で試験してみた。

USB可動式のものを選んだ

事前の情報では「屋内への電波の浸透率に問題がある」「上り(移動局→基地局)が極端に遅い」などと言われていたが、私の住んでいる渋谷区の外れ、某大手私鉄の線路際にあるマンションの、南側にあるベランダから1.5mほど入った部屋では、10回のスピードテストで下り(基地局→移動局)はコンスタントに2.1Mbps、上りは1.7M〜3.8Mbpsを記録した。時によっては下りより上りのほうが高速というのも妙な話ではあるが、恐らくは下りを確実に到達させるようチューニングさせているのだろう。実用にはまったく問題無い。最も重いであろう、自宅の公開WebDAVサーバに保存している約60MBのflvファイルの再生もコマ落ち等なく行えた。このスループットが本サービスに移っても維持されるのであれば、契約する意味は多いにあると思う。少なくともE悪なんかよりは良い。なお、付属のソフトでは基地局からの電波入感レベルは2〜3を推移していた。

ただ、気になる点もある。移動機に同梱されていたマニュアル類には、私はここで何度か気にしていた「移動局の電波出力」が書かれていないどころか、いわゆる仕様表に類するものが入っていなかったので、移動機の消費電力なども含めて一切不明という不親切さはいただけない。モバイル用途で消費電力は重要な指標の1つなのだから、このままではユーザが実機でバッテリの持ちを調べるしかないのだ。

それ以外でユーザが気になる点を挙げておこう。

  • PCではWiMAX移動機が「100Mbpsネットワークアダプタ」として認識される
  • 払い出されるIPアドレスは、UQコミュニケーションが貸与されている 113.152.64.0/18 からグローバルアドレスが1個。このCIDRはKDDIのサブアロケーション
  • WiMAX移動機をPCに挿してからIPが払い出されるまで10秒ほど掛かる
  • 今度は出社への道中など屋外でテストしてみたいと思う。ただ、私の勤務先はUQの本社があるビルの隣なので、「品川駅の海側では接続できなかった」という先日の記事を信用すると、接続できないのかもしれない。